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【5分要約】Vol.20_20代で得た知見


こんにちは、GOMIE(ゴミー)です。

今回取り上げる本は、2020年9月の発売以来、Amazonのランキングで1位となり重版が続いている『20代で得た知見』です。人生は出会った言葉、忘れがたい経験にいくつ出会って心を動かされたかで決まります。
今回は5つのポイントに厳選して、5分で読めるように要約していきます。


著者情報
 F(ポエム作家)

・1989年11月生まれ。神戸出身、新宿在住。男。著作に『いつか別れる。でもそれは今日ではない』『真夜中乙女戦争』がある。


◆生き急げ

1つ目は「生き急げ」というポイントです。

今もし何かやりたいことがあるなら、今すぐやること。欲しい物があるなら、今すぐ買うこと。好きな人がいるなら、今すぐ伝えることです。人の気持ちなんてすぐに変わって、消えてなくなるからです。

若いうちに豚カツもたくさん食べておきましょう。いつでも何でもできると思って日々過ごしていてはいけません。

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また、20代の強みはたとえ失敗しても許されることです。だからこそ、思い立ったら即行動することが大事です。

特に、日本人は考えすぎて行動が遅い人が多すぎます。もうちょっと考えてから行動するだとか、夏休みの宿題を後で回したりだとか。そうではなく、迷ったらまずは行動して、明日死ぬかもしれないと生き急ぐくらいの気持ちで毎日を過ごしてほしいと思います。

◆20代に自信は要らない

2つ目は「20代に自信は要らない」というポイントです。20代のうちは、自信よりも勘違いしているくらいの方が良いです。

あなたは自分に自信がありますか?自信がなくても全然問題ありません。

20代は周りと比べて知識も経験がないので、そもそも自信がなくて当たり前です。自信がないからこそ、自信をつけるために勉強しようという気持ちが湧いてきます。自信がないからこそ、人の優れた部分が見えるし、真似しようと思えるし、スキルを盗もうと思えるし、どんどん改善したいとも思えます。

もちろん自信をつけるために動いてみると、痛い目にあったり酷い目に逢うこともあるでしょう。その失敗の知識や経験こそが後に自信に変わっていきます(実際その時はそうは思えないかもしれませんが、、)

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また、あなたにとって理想の死に方ってどんな感じでしょうか?

僕は「ああ、ほんとに楽しかった」と思えたら最高の死に方だと思っています。そう思うために自信なんて必要ありません。極端なことを言えば、幸せに生きるために自信なんて死ぬまで無くても良いということです。

自信がないのが逆に最大の武器になるのが20代です。たくさん失敗して経験値を積み重ねることで、深みのある人間になってほしいと思います。

◆違和感に集中する

ちょっとした違和感を見逃さないこともとても大事です。

「この人と一緒にいてなんか違うな」とか「このままこの職場で働いていて良いんだろうか」とか、こういった小さな違和感って、後から考えてみると大きな見誤りだったみたいなことがよくあります。

筆者Fさんの知人であるデザイナーの方も、小さな違和感に容赦がなく、ロゴの一文字一文字の細かなデザインに数100時間も時間を費やしているようです。

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この違和感を感じることができれば何が良いのか。それは試行錯誤ができるようになることです。

例えば、作った料理が美味しくないと感じた場合、違和感を感じる癖がついていれば何の調味料が足りなかったのか経験から判断して試行錯誤しやすくなります。デートでも一緒です。仮に行ったお店が美味しくなかったり、行った場所が面白くなかったとしても、それを修正してその過程を楽しむことでパートナーとの関係を深くしたりすることができます。

特に、上手くいっていない時や、何か報われない時の小さな心の声を大切にする癖を20代で身に付けてほしいと思います。

◆肩書きは無意味

20歳を過ぎて大人の世界に入ったら、学歴・職歴・年収みたいな肩書きは無意味です。実際は肩書きで判断されたり、それらがちょっとのプラスになることがありますが、そんな浅い人から高い評価を受けても意味はありません。

本当に大事なのは、肩書きとか外見みたいな鎧ではなくて、その人自身の力です。

自分が人を見る時は、その人がたとえ大きな失敗をしても、立ち直れる人なのか、情熱を持っているのか、大きな心を持っているのか、謙虚さを持っているのか、優しい心を持っているのか、勇気があるのか、中身を見るのが大事だということです。

逆に、人間としての深みがある人はこれを理解しているし見ています。だからこそ、あなたがもし20代以降幸せに過ごしたのであれば、過去の学歴・実績に固執したり、服装・持ち物に拘るのではなく、自分の人間としての深みを育てていくことに集中してほしいと思います。

◆「愛」とは何か

子供に「愛って何?」と聞かれたらあなたは答えられますか?お金や時間でしょうか、二人の会話が途切れないことが愛しているってことなのでしょうか?

お店選びやお会計がスマートであれば、あなたは愛を感じますか?それとも困った時に助けてくれること?冗談を言ってくれること?褒めてくれたり、逆に感情を尽くして叱ってくれることでしょうか?

その答えは、すべてです。

そして、何よりこれらすべてに「全力が振り絞られているかどうか」が「愛」であるかどうかだということです。貧乏であろうが、お金持ちであろうが、器用であろうが不器用であろうが関係ありません。

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だからこそ、自分が愛する本当に大切にしたいものには全力で向き合わないといけないし、逆に自分に全力を振り絞ってくれる人を大切にしなければなりません。

普段「愛」なんて壮大なテーマについて考える機会はあまりないと思いますが、20代のうちにこのことを理解しておいてほしいと思います。

◆最後に

本書はタイトルの通り、20代のうちに知っておくべきこと、やっておくべきこと、特に「愛」とは何かということを教えてくれる1冊です。

ここでは5つのポイントに絞って解説しましたが、実は本書の目次は183もの節に分かれており、今回ご紹介できたのはほんの一部です。一つひとつは短いので、読書が苦手な方もお楽しみ頂けると思います。

内容もとても深くて考えさせられるものから、「社会人1年目はチロルチョコをポケットに入れておけ。怒られてもチロルチョコ持ってる私にこの人マジでキレてるなとくすっとなる」みたいな面白い内容もあって、正直5分でこの本の良さをすべては伝えきれませんでした。

ぜひ一度実際に手に取って、20代以降の生き方のコンパスにしてみてはいかがでしょうか。

今回は以上になります。
最後までお読み頂きありがとうございました。今後も仕事や人生に役立つ情報をどんどんアップしていきますので、覗きにきてください。

ではまた!

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