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転職者の入社意欲減退のダントツ1位は、面接官の態度!

こんにちは、宮田です。

面接をされているみなさんは、「面接官としての自分の印象」を気にされていますか?

面接官のスキルアップを考えるとき、なかなか自分はどのように応募者に映っているのかまで考えることはないと思います。しかし、面接官の印象は入社意欲に関わる大事な要素なので、面接官として注意を払いたいものなのです。

今回は、面接官の印象と応募者の入社意欲について書いてみようと思います。内定は出しているけど、内定承諾に至らないとお困りの方のお力添えが出来れば幸いです。

面接官の印象と入社意欲

当社エン・ジャパンで、転職された方に「面接を受けて、この会社には入社したくないと思ったことはありますか?」というアンケートをとってみました。考えていただきたいのですが、何割の方が「ある」と回答したと思いますか。

正解は、、、、

調査対象:エン転職会員 調査方法:インターネットアンケート 調査人数761人

8割以上の転職者が、面接を経て「入社したい・したくない」と考えるようです。私は6割超えるくらいを想定していましたが、思っていた以上の結果でした。

では、どのような点で「この会社には入りたくないなあ」と転職者は思ったのでしょうか。別のアンケート結果を見てみましょう。

グラフを見ると一目瞭然ですね。7割以上の方が面接官の態度・言動を理由に、入社したくないと思っています。

もちろん、面接官の態度・言動だけで全てが決まるわけではありませんが、面接官としては無視できない結果です。

面接をされているみなさんは、自分自身の面接時の態度・言動に意識を向けていますか?どちらかと言えば、質問の仕方・見極めの仕方・採用基準作成など”方法”に意識が向いてしまっていることが多いのではないかと思います。

この機会に、少しだけ自身の態度や言動を気にしてみてください。

好印象を与えたエピソード

ここで私たちが知っておきたいことは、どのような態度・言動が応募者にポジティブな印象を与えることができるのかです。実際に転職者から寄せられた声を見てみましょう。

面接の初めにリラックスできる話題を提供してくださり、また終始和やかな雰囲気で、変な緊張をせずに臨めました。

②現職定時退社後に面接希望だったので、夜遅くの面接となりましたが、にこやかにお迎え頂き、帰りはビルの表が閉まっていたので、裏口から外まで送って下さいました。ご担当者様は、会社の歴史や良いところ課題点など全てをお話下さり、面接といっても威圧感は微塵もなく、とても楽しくお話を伺うことができ、また自分も素直に能力と希望をお話することが出来ました

③話しやすい雰囲気を作って頂ける。例えば面接官の表情が明るくにこやかだった。良いところだけではなく、ノルマがあることや減給もある事を話してもらえた。入社してから知らなかったでは、済まない事なのでメリットだけじゃなく、デメリットをしっかり伝えてもらえたことで、しっかりとした判断が出来た。裏も表も隠さず伝えられる自慢の会社とわかり、一緒に仕事をしたいと思いました。

未経験の職種だったので、仕事内容を細かく説明してくれ、面接官自身の転職経験も合わせて話してくれました。職場の雰囲気も分かり、そこで働く自分の姿がより明確にイメージでき、仕事内容や待遇にも納得できました。

私は求人原稿作成にあたり、クライアントへ取材をしていた経験があります。中途入社された方に取材する機会もあり、「最終的にこの会社に決めた理由って何だったんですか?」と聞いてみると、

4割くらいの方が「最後に面接してくれた社長がすごく親身になって話を聞いてくれて、ここなら大丈夫だと思えたからです」「人事の●●さんが、仕事や会社に対して分からないことや不安がないことを丁寧に確認してくださって安心できました」と、面接で関わった方の印象がよく入社を決めたという話をしてくださっていました。

好印象の要点とは

私なりにポイントを整理してみると、「リラックスしてもらうこと」「応募者も自身の事を素直に話せる雰囲気にすること」「メリットだけでなく、デメリットにも言及すること」「詳細に説明すること」が好印象に繋がるのだと思います。

たとえば、笑顔や明るい声でコミュニケーションを取っていますか?相手が話しやすい話題から面接を始めていますか?

あるいは、相手に興味関心を持ち、また面接官自身の自己開示を十分にしていますか?自社の事を一方的に伝えるのではなく、相手が知りたいことを把握した上で、良い点・悪い点、不安払拭に繋がる情報を提供できていますか?

自分自身を振り返ってみてくださいと前述しましたが、まずは上記4つのポイントを振り返ってみてはいかがでしょうか。

企業が内定を出しても、応募者に内定承諾されなければ採用というゴールに至ることはできません。

たかが印象と侮らず、面接官である自分が応募者に対してどのように映っているのかを考えてみてください。(執筆者:宮田)


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