16. What/Where am I~
この表現に関しては意味に着目するのではなく、「発音」に着目して欲しい。
非常によく使われる表現だが、「ワット・アム・アイ」や「ウェア・アム・アイ」とは聞こえないことに注意。
What am Iは「ワラマイ」
Where am Iは「ウェアマイ」
と発音する。
一語ごとに発音されることがなく、各単語の最後と最初を繋げてできる新しい音を繋げる典型的な例。
なぜこういう発音に聞こえるかというと、2つのパターンで説明できる。
1. 「ta」「ti」「tu」「te」「to」が「ラ」「リ」「ル」「レ」「ロ」の発音になる。
2. 2つの単語の子音と母音を組み合わせてできる発音に変わる。
Am Iは「am ai」と発音する。
「am」と「ai」の「m」と「a」が、くっついて発音されることで、「アムアイ」が「マイ」と音声変形をする。
また「What」と「am」の「t」と「a」がくっついて発音されることで、「ワットアム(what-am)」が
「タム」に変形し、上述1のルールにより、「ta」が「ra」に音を変え「ラム」という発音になる。
前章のどこかで「ta」「ti」「tu」「te」「to」は、ローマ字読みすると「タ」「チ」「ツ」「テ」「ト」なのだが、そのように読むときは文頭にある時が多い。
しかし、文末と次の単語の頭文字との繋げた時は、「ラ」「リ」「ル」「レ」「ロ」に近い発音をすることが多い。
これを知っておくと、ネイティブの英語が聞き取りやすくなる。
「タ」「チ」「ツ」「テ」「ト」読みの場合
· 「タ」Taxi
· 「ツ」Tutor
· 「テ」Tension
· 「ト」Today
「ラ」「リ」「ル」「レ」「ロ」読みの場合
· What I(ワット・アイ→ト・アイ→タイ→ライ)
· Castle(キャッスゥォ)
· Letter(レラー)、Water(ウァーラァー)
· Seattle(シアトゥル→シアロォゥ)
What am I supposed to do?(ワラマイ・サポーズドゥ・ドゥ)
(何すりゃいいんだよ)
How am I supposed to do? (ハウマイ・サポーズドゥ・ドゥ)
(どうすりゃいいんだよ)
というフレーズが、日常生活でよく使われるのだが、カタカナ表記のように耳に聞こえてくると思う。
この表現は、センテンスを分解して理解するより、一つの表現として、センテンスを丸々音として暗記した方が早い。
もっと言うと、これくらいの長さのセンテンスは、ショートセンテンスで、凡そ1~2秒で言えてしまうフレーズは、フレーズで覚えると会話の成長が早くなる。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?