デンビィ

クラシック音楽/日本近代音楽史/作曲/ 邦人ピアノ作品演奏サークル「クラヴィーア・ジ…

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クラシック音楽/日本近代音楽史/作曲/ 邦人ピアノ作品演奏サークル「クラヴィーア・ジャポニカ」メンバー 本物の日本人の作曲家達を応援しています。

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最近の記事

人生で始めた入院した

タイトル通り、人生で初めて「入院」というものを経験した。 病名は「虫垂炎」症状は下腹部の痛みと便秘?のような閉塞感、からの発熱と吐き気(&嘔吐)+下痢etc. 上記の症状は、ここ2~3年の間、年に2~3回ほど経験していた。 これまでは病院を受診するたびに、「感染性胃腸炎」と診断されていた。(診断名を聞けないときもあった) だから自分も、発熱とか下痢は風邪の症状から来るものだと思っていたし、受診して数日すれば痛みも治まっていたのでさほど重大なものでは無いのだろうと思っていた

    • 近況、2024年‐夏

      なんとも人間は自分のことを語りたがる。誰に求められているわけでもないというのに、さも何かこの世界にとって重要なことであるかのように大声で語りたがる。 そう思いつつ、結局は書きたくなってしまう。 このnoteはあくまでも自分が数か月、数年後に読み返すことを意識して書くのが目的で、かつ誰かの目に留まる可能性もわずかにあることを考慮して記していこうと思う。 夏は自分の中でだいたい6月~9月なのだけれど、暦では9月は秋なので8月の終わりにこの記事を書く。箇条書きが好きなので以下は

      • どー勝ちたい? ということについて

        日々の生活を送る中で、これまで私は「どーすれば勝てる?」という言葉を念頭に、仕事での能力向上や資格試験の合格に向けて取り組んできた。 その中である日、ふと「そもそも勝つ って自分にとってはどーゆーことだ?」という疑問が浮かんだ。 私は「勝つ」という結果のみを意識して、自身にとって、その「勝つ」ことがどーゆーことで、どーゆー状態なのか定義をしていなかったことに今更気づいた。つくづく自分がバカだと思える。目に見えない透明な何かを追っているような状態…… ゆえに「勝つ」というこ

        • 星の言葉_軌跡_大澤壽人を讃えて 作品1

          曲名:星の言葉/軌跡-大澤壽人を讃えて 作品1 Title: Star words / Trajectory -in honor of Hisato Ohsawa Op.1 作曲:Koukyu Monden (Edward Denby) ピアノ独奏:Michiko Narita (解説) ベートーヴェンをも凌ぐ偉大なる楽聖・大澤壽人は1953年10月28日に天に召された。 2023年は没後70年にあたり、尊敬してやまないこの作曲家に対し捧げる曲を書こうと思った。 タイトル中の「星の言葉」とは大澤の逝去直後に出版された『ABCホームソング集』(朝日放送刊)の巻頭において、当時の朝日放送社長である原清 氏が大澤の音楽を「星の言葉」と表現し追悼したことに由来する。 また、「軌跡」は大澤を音楽界という巨大な夜空に燦然と輝く星に見立て、その足跡を讃える意味、そしてこれまで作曲家の研究に対し多大なる貢献をされている大澤資料PJ「煌めきの軌跡」に対する賛辞も込めてこの言葉を付した。 曲はアーチ型の小ロンド形式とでもいえる形をとり、A部分は大澤のピアノ協奏曲第3番における主要な音素材(変イー変ホーヘ)と、ピアノ協奏曲第2番のエッセンスを借用して始まる。 B部分は上行音型の伴奏に乗ってメロディが流れ、雰囲気を保ったまま中間部としてのC部分に入る。ここでは一瞬の盛り上がりを見せるがすぐに静まり、再びB部分へ移るがメロディは途中で断絶(大澤が召されたことを暗示)し、A部分に回帰して冒頭の「変イー変ホーヘ」を鳴らして終曲する。

        人生で始めた入院した

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        • 作品集
          1本
        • Op.0
          10本
        • コラージュ作品
          6本

        記事

          20240320

          作曲の話。ここ数日、心の師である大澤先生を讃えるための作品の筆を進めていた。 当初の予定では、2月の中旬に完成して、浄書→録音→Youtube公開という工程があるのだが、こちらもすべて先送りになることが確定 とはいえ、音符を書かない限り前に進まないと思い、頭の中には楽想もあったので譜面に起こしていた。 結果として、腰を入れてから2週間(3月9日あたりから)ほどで終止線を引くことができた。 今回の作曲で、自分はやはりまだ器楽作品はピアノ以外書けないのだろうな、というところを感

          20240303(聴いた音楽の備忘録など)

          毎年2月になると胃腸炎になる。これがここ3年ほど続いている。 一番ひどかったのは22年12月の誕生日~23年1月の1週間ほどの間に起きた長大な胃腸炎による腹痛だった。あのせいで体重が5キロ落ちたのは本当に悪夢としかいいようがない。正月三が日も点滴を打ったし。。。 という具合に、2月のラスト29日から今日まで(まだ少し痛みがあるがほぼ回復)また胃腸炎になり、仕事も2日間休んだ。38度台の発熱が2日続き、食欲も性欲も落ちた。 本当に胃腸炎はもうかかりたくない。筋トレした成果が落

          20240303(聴いた音楽の備忘録など)

          20240112

          新年になり、やっと(といっても9日~12日なのだが)今年の仕事が本格的に始まった。まぁそれだけなのですが、今年もやっていくしかないという気持ちです。 それはそうと、音楽のことについて記しておきたい。24年最初の記事だし 今年は作曲活動を去年以上に本格的にしていきたい。ということで年間の創作計画を立てました。 (1月~3月)去年から進行中のピアノ作品の制作  曲名:星の言葉/軌跡‐大澤壽人を讃えて  これはすでに譜面が進んでいて、見通しでは2月の中旬には完成すると思ってい

          20231217

          (※ブログの更新が滞っているが、せっかく始めた歩みを止めたくないので記す。) 2023年も終わりに近づいている。この1年本当にいろいろあった。 22年の誕生日の日から腹痛に苛まれ、年を越してもなお1週間ほど床に臥せっていた。これによって体重が3㎏程減ってしまい、それまでトレーニングしていた成果が台無しになってしまったのは、本当に23年のスタートとして最悪の一言だった。 そこから体調に気を付けながら日々を過ごし、紆余曲折を経て、結婚をした。 何か変化があったかというと、ある

          20230702(いろいろ)

          今日はいろいろあったので記録しておこうと思う。 ・(倉橋)ヨエコさん活動再開 ・ジムでほめてもらえた。 ・パンク 1つ目 高校生時代(14年くらい前?)に知った「倉橋ヨエコ」さんというシンガソングライターの、「ヨエコ」名義での活動再開ニュースを知った。 彼女の音楽は、基本的にいわゆる病んでいる状態を想起させる歌が多い印象を持っているのだが、なぜか聴いていて苦しくなるというよりかは、共感できる「ホッ」とした感じ、「そうそう、そうですよね」という気持ちにしてくれる。(自分の場合

          20230702(いろいろ)

          230505(雑記)

          5月5日 いわゆるGW(以下グーと称す)も後半に入っているし更新も止まり気味だったので備忘録でいろいろ記載する。 ●ここ最近聴いた作品で印象深かった作品たち →ヴィエルヌ:交響曲イ短調 →スクリャービン:ピアノ協奏曲嬰ヘ短調 ・ヴィエルヌの交響曲は、去年もたぶん鑑賞しているのだけど、今回ほどの強い印象は持っていなかった。なのに今回聴いてみたらドハマりしてしまった。全体の構成は暗→明の4楽章制。ヴィエルヌはフランクの弟子であることからつい3楽章制の交響曲を想像してしまったが

          230505(雑記)

          新シリーズ ピストン・ツィクルス

          各  位 ご安全に!日頃より大変お世話になっております。 標記の件、3月28日よりウォルター・ピストンの交響曲をすべて聴く 「ピストン・ツィクルス」を開始致しましたのでご連絡差し上げます。 本ツィクルス開催の背景は、作曲者の名前がSEXっぽいから ということでございます。 皆様におかれましては、ご多用のところ大変恐縮ではございますが、 ご鑑賞くださいますよう何卒よろしくお願い申し上げます。 ♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡

          新シリーズ ピストン・ツィクルス

          万物(抒情詩)

          万物という言葉がある。この世の全ての物を指し、古来より哲学者たちが、この言葉について思考を巡らせてきたというが、私もついこの間、この万物について想いを馳せたのだった。 縁もゆかりもない田舎の部落で働き始めて以来、路上監視者としての活動がめっきり減ってしまっていた。路上を歩いても、私の関心は人よりも、目に入る木々や鳥のさえずりに移っている。 毎朝、偽者の顔をして通勤路を歩いていると、メシアンの音楽が如く鳥たちのさえずりが耳に入ってくる。 歩いているとき、ふと思った。森の木

          万物(抒情詩)

          最近感動した物事

          (3月も終わりそうなので更新をとめないためにも書く) ここ最近、感動して心が動かされることが多かった気がする。 映画「BLUEGIANT」を観賞した。主人公は宮城・仙台出身という設定。原作の漫画は数年前から買って読んでいたので話の内容はわかっていたが、スクリーンで、アニメーションとして観るのもまた良いと感じた。 本作で描かれるのは主人公と、その仲間たちの「成長と友情」であるというのが、ストレートに分かりやすい部分だが、裏テーマ的に、通奏低音的に流れていたテーマとしては「自分

          最近感動した物事

          20230305

          (しばらく書かないと更新が本当に止まってしまうので強制的に備忘録を書きます。) 【1~2月までに演奏会で聴いた作品】 別宮貞雄:管弦楽のための二つの祈り  別宮貞雄:交響曲第3番「春」 ウォルトン:交響曲第1番 ラヴェル:スペイン狂詩曲 ブリテン:歌劇「ピーター・グライムズ」より 4つの海の間奏曲 ムソルグスキー:交響詩「禿山の一夜」 デュティユー:交響曲第1番 フォーレ:歌劇「ペネロープ」前奏曲 フローラン・シュミット:管弦楽とピアノのための協奏交響曲 ショーソン:交響曲

          20230109

          3連休最終日 成人の日(11年前の自分の成人式は参加しなかった) 今日は急遽、午後からジムでパーソナルトレーニングを申し込み、 ベンチプレスとスクワット、そして加圧トレーニングを行った。 昨年末のカゼによる寝込みから、体力も体重も、おそらく元々ない筋力がさらに低下したと思われ、寝込む以前の刺激を筋肉に与えずにはいられないほどウズウズしていた。 結果勉強の予定が少し狂ったけど、トレーニングに行って正解だったと思う。トレーナーさんには励ましてもらい、常連の他のトレーニーさんに

          2023 0107

          2023年最初の記録。 2022年12月25日あたりから、風邪の症状が酷く発熱もあり一時は39.4度まで上昇した。加えて腹痛が酷く、脱水症状があり体重が3キロも減少してしまった。(正月1日、2日は連続で点滴も打った) そんな非常にキビしすぎる22年末だったのだが、23年は当たり前のようにやってきた。今年はもう少し、肉体的にも精神的にも身体を労わるということを意識して行動したいと思う。 精神的に身体を労わるとなると、音楽は欠かせない。今年はどれくらい音楽を聴くことができるの