新シリーズ ピストン・ツィクルス

各  位

ご安全に!日頃より大変お世話になっております。
標記の件、3月28日よりウォルター・ピストンの交響曲をすべて聴く
「ピストン・ツィクルス」を開始致しましたのでご連絡差し上げます。

本ツィクルス開催の背景は、作曲者の名前がSEXっぽいから ということでございます。
皆様におかれましては、ご多用のところ大変恐縮ではございますが、
ご鑑賞くださいますよう何卒よろしくお願い申し上げます。
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唐木田交響楽団第3代音楽監督
邦人鍵盤作品専門集団クラヴィーア・ジャポニカ代表
大谷美智子(旧姓成田)
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という謎のメールが大谷さんから届いた。
大谷さんは私の次の代で唐響の監督を務められている。(任期は今年一杯で、そのあとにはミルク・マンコフスキ氏が内定している。)

ウォルター・ピストンといえば、我が心の師・大澤先生の師であるナディア・ブーランジェ女史に師事したというのをしばらく前に知った。
そう思うと、我が心の師の兄弟弟子であるから、なんとなく親近感が沸く。

大谷さんが言うのだから、仕方ないと思い、私もピストンの交響曲第1番から聴き始めた。正直印象が薄い。強いて言うなら、こういう曲が「第1番です!」みたいに言われても、今後は無さそうだね… と思ってしまうような作品だったと思う。 

対照的に、第2番はなかなかなものだった。特に第1楽章のオーボエの旋律に乗ってリズミカルな曲調が展開される部分があった(気がする)のだが、ここは繰り返し聴いてみたい部分だと思った。
たぶんツィクルスが終わってもピストンの2番は時折聴くようになるだろう。

今回のツィクルスは基本的にシュワルツ指揮のシアトル響で聴くが、第1番はこのコンビの録音が無いため、代わりの演奏で鑑賞とする。
和声や体位法教則本の名著者としても知られる作曲家がいかなる交響曲を書いたのか、この年になってやっとそういうのを知ることができそうだ。

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