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「森林」や「林業」をテーマに発信!note始めます!

皆さん、こんにちは。私は「森林が地域に雇用を生み社会基盤となる」こと目指す会社「GREEN FORESTERS(グリーンフォレスターズ)」代表の中井です。

GREEN FORESTERSという会社は、岡山県西粟倉村で森林管理のコンサルティング事業を展開する株式会社百森の代表中井と、和歌山県田辺市で造林事業を展開する株式会社中川の中川が共同で設立した会社です。

「森林」や「林業」というものが、もっと皆さんの身近なものになればいいなという想いから、GREEN FORESTERSのnoteアカウントを開設させていただくことになりました。これから「森林」や「林業」を大テーマに、最先端の技術や取組、林業に対する考えなど幅広く発信していきます。

今回は第一回目の投稿ということで、GREEN FORESTERSという会社を設立した中井・中川の紹介や、会社を設立した経緯についてお話したいと思っております。

1.GREEN FORESTERS創業メンバーの紹介

代表取締役
中井照大郎(なかい しょうたろう)

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東京生まれ東京育ち。ザ・中流家庭に育つ。大学在学中にケニアの学生との交流事業を企画したり、元紛争地であったインドネシアのアチェの地元NGOに数か月インターンするなどしていた。

その時に、自分や自分の周りは少なくとも衣食住に困らず豊かな生活を送っており、紛争や貧困問題のリアリティが感じられず、少しでも理解したいと思った。アチェにいたとき、紛争の一因に天然ガス開発事業があることを知った。天然ガスは商社が仲介し、日本の電力会社へ販売されていた。地元の方に連れられて天然ガスプラントを初めて見たとき、威圧感MAXの高くそびえ立つ灰色の壁と入口のフェンスの先に見えた青々とした芝生が今でも忘れられない。そこで初めて、自分の恵まれた生活と紛争や貧困は決して別々の事象ではなく、原因と結果が複雑に絡み合いながら繋がっているのだと実感した。

そんな体験から、「自分が部屋の電気をつけるだけで、世界のどこかで誰かが命を落としているかもしれない」ということを感じてから、それが自分の人生の選択の大きな基準になった。経済的な合理性だけを優先して遠くの名もなき誰かに圧倒的な負担を強いて行う取引をなくしたい。

そういうことに人生をかけて貢献できたらいいなという思いを抱き、東京でサラリーマンをやっていたところ、日本には人工林という人が植えた森林がたくさんあることを知る。なおかつ、どうやらちゃんと活用できていない(森林成長量の4割くらいしか利用できていないと言われている)ということを知り、いやいやインドネシアのかの地を荒らす前になんであろうとちゃんと自分とこの資源を活用すべきだろう、と思って、たまたまネットで知った岡山県西粟倉村に、小学校の同級生であり何かとちょくちょく僕の話を聞いてくれていた友人田畑と共に移住することに。そうして、2017年に株式会社百森を創業した。


取締役
中川雅也(なかがわ まさや)

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和歌山県田辺市生まれ。
新卒でインドネシアで貿易関係の仕事をしていたが現地でデング出血熱にかかったことがきっかけとなり、会社を退職。 地元和歌山県田辺市に戻ることとなった。

偶然見つけた森林組合の求人に応募し、中川は林業の世界に。働き始めて林業の現状を知る。山を健全に保つための手入れがされておらず、山が荒れていることや、 利益が出ないことを理由に山の管理をしない人がいること。8年間、森林組合の職員として働いた後、起業を決意した。「山を守るため、林業を産業として復活させる」という想いから株式会社中川を設立。

現在、和歌山県には木を伐採した後に何も植えられていない山が多く存在する。 植栽をしなければ次の世代に山を残すことができない。 林業という産業を途絶えさせてしまう。利益を出すため、山林所有者は製品である木を切り収益を上げることを優先し、 将来への投資である植栽を後回しにしてしまう。 更に林業従事者が減少したため植栽に人員を割く余裕もない。

ここに確かなニーズを感じ、「木を伐らない林業」というテーマを掲げ、 育林事業(植栽などの森林管理業務)の展開をスタートさせた。トトロに出てくるような里山を再生することが゙夢。

2.GREEN FORESTERSの掲げるビジョン

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私たちは「森林が地域に雇用を生み社会基盤となる」こと目指しています。森林の中でも特に人工林は森林面積の4割ほどを占め、約1000万ha(北海道が約800万haなので北海道よりもさらに大きい面積)あります。人工林の多くは戦後に人々が一本一本手作業で植えたもので、住宅などの将来的な木材需要を見込んで植えられましたが、様々な理由により経済的に成り立たず、その多くが現在も利用されることなく残っています。

しかし、成り立たないとして放置されてきた森林も、工夫を重ねていけばちゃんと持続可能な形で人工林を活用できます。人工林は、その昔汗水たらして植えてくれた人たちから、私たちへの贈りものです。自治体や森林組合や地域の林業会社とパートナーとなって、放置されていた人工林を活用することを通して地域に雇用を生み、生まれた雇用が地域のコミュニティの一部となりさらには社会の基盤となっていく。そんな世界を目指します。

3.GREEN FORESTERSが展開する事業

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多くの地域では、既に森林所有者の方々と共に活動してきた森林組合や林業会社、NPOの方々などが活動されていますが、近年特に放置林活用のボトルネックになっているのが、森林所有者から森林を受託する「集約化」という作業と、植林など造林作業を行う「フォレストワーカーの不足」です。

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株式会社百森は、積極的に森林のデータ化を進めながら集約化を含めた森林の受託管理を専門に行い700人超の森林を10年一括で受託管理しています。

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株式会社中川は造林事業を専門に行い設立数年で20名超の従業員が働き、現在まで一人の離職者も出ていません。

ボトルネックとされている2つの課題解決に取り組む私たちが、放置林活用に悩む地域で足りないピースを穴埋めできる存在になれるよう活動していきます。

【事業内容】
(1)森林管理のコンサルティング事業:
自治体・森林組合向けに最新のITツール等を駆使したハンズオン支援
(2)造林事業:
地域の林業事業体と連携し、伐採は委託しつつ植栽から保育は自社事業として展開

3.悩みを抱える自治体や森林管理者の皆様向けに森林管理セミナーを開催します!

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GREEN FORESTERSでは、「多くの放置林を抱えており、地域資源として有効活用したい!」「造林の人手不足がボトルネックとなり、森林活用が進んでいない!」そんなお悩みを抱える地域の自治体や森林管理者の皆様向けに森林管理セミナーを開催します。
セミナーでは、放置林でお悩みの自治体職員の皆様、実際に森林管理を担われている事業体の職員の皆様向けに株式会社百森が西粟倉村にて行っている森林管理についてご紹介します。皆様のご参加、お待ちしております。

【セミナー詳細】
日時:2020年7月2日(木)18:00-19:00
場所:オンライン
参加費:無料
申込先:https://peatix.com/event/1528664
主催:GREEN FORESTERS
※日にちが近づきましたら、申込者のメールアドレス宛にセミナーの参加URLをお送りします。

4.さいごに

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これから私中井や、GREEN FORESTERSのメンバーが現場で感じたことをもとに「森林」や「林業」について皆さんにお伝えできればと思っています。

林業をあまり知らない人にも楽しんで読んでいただけるように、幅広い「林業」を発信したいと思っているので、ぜひ次の投稿もご覧ください!


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