継続できる・できないの差
毎日何かを続けていると、それだけで皆さんから褒めていただける。
私自身は、クオリティーは維持できているか、上達しているか、表現物の場合は、それが面白く見てもらえているかなど、続けること以外に気になることがとても多い。
確かに続けるというのはものすごく難しいことなのだろう。私も今まで何度となく、様々なものを三日坊主どころか、1日や2日であっけなく止めてしまう事はたくさんある。同じことを5年、10年と続けておられる方には、本当に頭が下がる。
継続ができる人とできない人の差は、ほんのわずかな違いなのではないかと思う。
自分自身を振り返ってみると、続かない理由は楽しさを感じていないこと、目標が高すぎること、長期的な計画を立てていないこと、そして習慣化できていないことだ。
楽しさが継続に繋がることは、誰もが納得してくださると思う。
誰だって苦痛に思うことを毎日はしたくない。楽しいことならば何時間でも何日でも続けてしまうだろう。
目標と計画については、ダイエットを取り上げてみよう。
例えば10キロ痩せたいとする。今日からダイエットするぞと意気込んで、食事量を減らす、運動する、それを毎日続けようと決意する。だが、その決意はほとんどの場合続かない。なぜなら辛いからだ。目標が高すぎるのである。一気に10キロ痩せようとすれば、誰だってそれは辛い。
それよりも1ヵ月に2キロだけ減らすと目標を立て、毎回の食事の中で今まで食べていた分をほんの少しだけ減らし、運動は5分だけにする。それだって毎日続けるのは結構しんどいはずだ。
しかしこの目標をきちんとクリアできれば、5ヶ月後には10キロ減である。
いきなり成果を出そうとせず、数ヶ月単位で目標を立て、計画を作れば、長期的に見ると大きなことができている。
私はフランス語の自主練習を毎日続けている。
よほど帰りが遅くなる日は別として、疲れていても、多少体調が辛くても練習を欠かさない。
これを1年ちょっと続けており、この間休んだ日を換算して実質1週間にも満たないのではないだろうか。
それはもちろんフランス語を習得したいという強い意志もあるが、1日休むことで、今までついた力が落ちるのではないかという恐怖があるからだ。
そしてその恐怖を作るのは習慣化であって、何事も習慣化さえできてしまえば、あとは毎日自動的にそれをやらなければ気がすまないようになってしまう。
毎日の継続が難しければ、週に1回だけ何かをするという計画を立てることも良いと思う。
私は毎週1回、曜日を決めてフランス語のディクテーションをしている。時間のかかる学習方法だから毎日は難しい。しかし週1回、30分くらいでできる教材ならば、そんなに苦痛ではない。
noteの継続だって、毎日は大変でも、週1回400字だけ書くことが出来れば、1年間で80〜90記事くらいは書けるのではないだろうか。
ポイントは、計画に”あそび”を作っておくことと、小さな成功体験の積み重ねだろうと思う。
人によって何を楽しいと感じられるか、どういう方法なら続けられるかは異なると思う。
でもきっと工夫すれば誰でもが何かを継続できる。
1日1歩、3日で3歩、3歩進んで2歩下がったとしても、3日で1歩は進んでいることになる。これを積み重ねていけば、100歩だって1000歩だってできるような気がする。
ちなみに、今日は手首や肩に負担をかけたくなかったので、下書き段階で音声入力を使ってみた。驚くほどにあっという間に書けた。
文明の力を使って適度に楽をするのも、継続の秘訣かもしれない。
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