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ボルドリッジに学ぶ

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#レジリエンス

ボルドリッジが組織のレジリエンスとサステナビリティ向上に効く

ボルドリッジが組織のレジリエンスとサステナビリティ向上に効く

 ボルドリッジ(ボルドリッジ・エクセレンス・フレームワーク)は、米国発の「証明された」経営フレームワークです。ボルドリッジはまた、米国マルコム・ボルドリッジ国家品質賞(MB賞)の「審査基準」であり、それをもとに自己診断・審査を行い、組織の改善点を見つけ、改善します。

 ボルドリッジが大切にする核となる価値観と概念に2021-2022年版から「レジリエンス(回復力)」が入ってきました。

 最近公

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実践 強靭な組織構築の法

実践 強靭な組織構築の法

 予約していた新刊書が届きました。米国マルコム・ボルドリッジ国家品質賞をベースに日本で創設された日本経営品質賞の審査活動に長く携わっておられる、経営コンサルタントの末松清一氏の本です。

日本経営品質賞受賞企業に学ぶ 実践 強靭な組織構築の法
(末松清一著、2021年7月、同友館)

 強靭な組織とは、「経営環境の変化、市場や顧客の変化、競争環境の変化、社内の組織構造の変化などに、しなやかで粘り強

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レジリエンスと俊敏性の関係

レジリエンスと俊敏性の関係

 ボルドリッジ・エクセレンス・フレームワークは、近年は2年に一度時代に合わせて改訂されていますが、2021-2022年版として出されて版では、新たに「レジリエンス」が注目しています。

 レジリエンスに関して理解を深めるため、ハーバード・ビジネス・レビュー誌掲載されたレジリエンスに関する論文や記事を集めたハーバード・ビジネス・レビュー編集部編「レジリエンス」(Diamondハーバード・ビジネス・レ

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「核となる価値観と概念」の変遷を振り返れば時代の変化が見える

「核となる価値観と概念」の変遷を振り返れば時代の変化が見える

 ボルドリッジ・エクセレンス・フレームワークにおいて、「核となる価値観と概念」は、組織運営の指導原理、行動規範として使うことができるものです。
 「核となる価値観と概念」は、ボルドリッジ・エクセレンス・フレームワークと呼ばれる前、マルコム・ボルドリッジ国家品質賞(MB賞)審査基準書の時から存在し、その11個の項目およびそれぞれの意味するところは 、 ボルドリッジ・エクセレンス・フレームワーク改訂

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2021-2022から新しくなったこと(1)核となる価値観と概念

2021-2022から新しくなったこと(1)核となる価値観と概念

 ボルドリッジ・エクセレンス・フレームワークは2年ごとにその時代の最先端の実践を取り入れて改訂されています。最新の2021-2022年版が2020年12月に改訂されました。

 改訂のポイントの1番目は、核となる価値観と概念に「レジリエンス(resilience、回復力)」が入ったことです。
 実際に、価値観全体の個数(11個)は変わらず、次のように組み合わせが変更されました。

核となる価値観と

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レジリエンスの意味を確認する

レジリエンスの意味を確認する

 「ボルドリッジ・エクセレンス・フレームワーク」は、質問集です。質問に答えて、その回答を評価することで、強みと改善の機会を特定します。強みを活かして改善に取り組むことで、組織は競争力を高めることができます。
 ボルドリッジ・エクセレンス・フレームワークでは、重要な言葉は主要用語集に定義して使用します。

 ボルドリッジ・エクセレンス・フレームワークの最新版2021-2022年版には、新たに「レジリ

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ボルドリッジが新たに注目したのは「レジリエンス」

ボルドリッジが新たに注目したのは「レジリエンス」

このnoteで紹介しているボルドリッジ、「ボルドリッジ・エクセレンス・フレームワーク」は、質問集です。質問に答えて、その回答を評価することで、強みと改善の機会を特定します。強みを活かして改善に取り組むことで、組織は競争力を高めることができます。

「ボルドリッジ・エクセレンス・フレームワーク」は2年ごとにその中身が見直されています。これまで紹介してきたのは2019-2020年版でしたが、12月21

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