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#核となる価値観と概念
目的は社会への貢献です
組織・企業の目的は、社会に価値を提供することです。その手段が製品やサービスです。
それ自体が、社会貢献ですが、企業の社会的責任(CSR)という概念が受け入れられるようになり、組織は、法律や規制の要求事項への対応も含め、製品・サービスや事業運営が与える社会の不利益に対して、積極的に取り組むことが求められるようになりました。
また、現在に限らず、将来の製品・サービスおよび事業運営に関して、社会の
関わる全ての人を大切にしよう
ボルドリッジ(ボルドリッジ・エクセレンス・フレームワーク)は、米国発の「証明された」経営フレームワークです。ボルドリッジ・エクセレンス・フレームワークは
それは時代の変化に従って進化しています。
ボルドリッジは11の核となる価値観と概念を基盤に置いていますが、その一つ「人を大切にする」を見ることで、そうした進化の一面が確認できます。
人を大切にする(Valuing People)
成功する
「顧客の声」プロセスを磨く
顧客は、組織のパフォーマンスおよび製品とサービスの品質の究極の判断者です。したがって、組織は、顧客に価値をもたらす、すべての製品およびサービスの機能と特性、あらゆる形態の顧客接点やサポート、および、組織としての全ての価値観とふるまいを考慮に入れる必要があります。
(ボルドリッジ「核となる価値観と概念」顧客に焦点を当てた卓越性より)
「顧客の声(Voice of the Customer)」は
事実に基づくマネジメント
ボルドリッジ(ボルドリッジ・エクセレンス・フレームワーク)は、米国発の「証明された」経営フレームワークです。
ボルドリッジ・エクセレンス・フレームワークでは、質問に答え、その回答を評価し、改善に結びつけます。そして組織の将来の成功を確実なものにしていきます。
その基盤にあるのが11個の「核となる価値観と概念」です。ボリドッジ・エクセレンス・フレームワークは、それらを組織経営に埋め込む仕組みと
核となる価値観と概念から描き出される経営の形は一般に言われる米国流の経営とは異なるようです
ボルドリッジ・エクセレンス・フレームワークがその基盤としている核となる価値観と概念を概観しました。
ここから描き出される組織経営のモデルは、一般に言われている米国流の経営とは異なっているように見えます。
米国流の企業経営の特徴と言えば、まず挙げられるのが「株主第一主義」「短期的業績重視」です。
ボルドリッジでは、すべての利害関係者の利益のバランスをとることを重要としています。そして目指すは、
核となる価値観と概念の役割(2021-2022)
ボルドリッジ・エクセレンス・フレームワークは、2年ごとに改訂されています。2021-2022年版では、「核となる価値観と概念」が見直され、その役割を示した図も更新されました。
日本語に直したものを作ってみました。
(※上図:タイトル図は、2019--2020年版です。)
出典:Baldrige Core Values and Concepts 2021-2022
今日は以上です。
組織文化に求められるもの
あなたの組織の組織文化の特有の特徴はどのようなものであるかは、ボルドリッジ・エクセレンス・フレームワークでは、質問として用意されています。
組織文化は組織に特有のもので、こうあらねばならない、ということは特に規定されているわけではありません。
しかし、働き手のカテゴリー(カテゴリー5)の質問で見たように、ボルドリッジ・エクセレンス・フレームワークの基盤となる「核となる価値観と概念」やそれを
「核となる価値観と概念」の変遷を振り返れば時代の変化が見える
ボルドリッジ・エクセレンス・フレームワークにおいて、「核となる価値観と概念」は、組織運営の指導原理、行動規範として使うことができるものです。
「核となる価値観と概念」は、ボルドリッジ・エクセレンス・フレームワークと呼ばれる前、マルコム・ボルドリッジ国家品質賞(MB賞)審査基準書の時から存在し、その11個の項目およびそれぞれの意味するところは 、 ボルドリッジ・エクセレンス・フレームワーク改訂