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アークナイツの魅力を知るには国々から

 舞台はテラと呼ばれる大陸。文明は源石(オリジニウム)という鉱石のもたらすエネルギーによって高度に発展している。しかし源石には致命的なリスクがあった。それが鉱石病(オリパシー)だ。致死性の感染症という事実、身体に石が生える特徴的な症状のせいで、感染者は迫害の対象となっている。ロドス・アイランド製薬は感染者の治療だけでなく、感染者差別といった諸問題の解決に取り組んでいる。  ……というのを土台に、様々なシナリオを展開しているのがアークナイツ。感染者問題は中心的な話題だが、実は

    • なぜファンタジーとかSFとかいいたくないか-あるいは小説の分類について

      TL;DR世界観による分類と物語構造による分類がある。 エンタメを分類せよ――上手に! 世に到底消費しきれない量のエンタメ作品が溢れる昨今、読みたいものを読み漁るには無鉄砲にスコップを振るわけにはいかない。自分は何を読みたいのか? 読んで面白かった作品だ。面白かった作品に似ている作品は面白いと期待できる。よって作品を分類することは公益にかなう。  しかしジャンル分けというのは兎角難しいものだ。一口に剣と魔法のファンタジーといえど「中世ヨーロッパが舞台」「中世ヨーロッパ風の

      • カスミ! 俺だ! 妥協してくれ!

         絆エピソード第一話から「鬼怒川カスミ」である。そういうタイトル。オタクであればビビっと来るはずだ。このエピソードこそ鬼怒川カスミの本質に迫るものに違いないと。なんとメモロビまでついてるのだから!  はい。ご存知の通り、そんなことはなかった。アジトに招かれ、いきなりメモロビに入って、なんとなくおしゃべりして、それだけだ。鬼怒川カスミってなんだったんだ?  第二話。鬼怒川カスミの一言に衝撃が走る。「前のアジトは放棄することになったからな!」  仮にも先生は思い出の場所と認

        • 思考実験 - AI生成画像とQRコードは違うの?

          ※本記事は不正確な知識にもとづいて適当言っている。法律に関して正確な知識が必要なら弁護士にあたるように。  まずもって文章に著作権があるのは間違いないだろう。言語の著作物だ。文字列ならなんでも創作性があるわけではなく、たとえばURL https://note.com を著作物と主張されたら日本中大混乱である。  ソースコードにも著作権は認められている。オープンソースだって「著作権を保持したまま」再配布や改変について条件付きで許諾を与えるのが目的だ。バイナリコードはソースコ

        アークナイツの魅力を知るには国々から

          お前らはカヤを誤解している。カヤジェネはある。

           時は最終編1章、いろいろあってカヤ防衛室長はカイザーPMCと結託して先生を拉致する。調子に乗ってたカイザーはついでにカヤも監禁、キヴォトスを手中に収めんとクーデターを決行したが、なんだかんだで脱出した先生にボコられて散る。儚くも先生の危機を演出できたのがハイライトだった。カヤはしれっと救出された。  最終編での出番はこれで終わりかと思われたが、大団円後のエピローグで衝撃の再登場。  エッッッッ!?  あら^~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!  懲りずに

          お前らはカヤを誤解している。カヤジェネはある。

          黒崎コユキと「鍵と仕切り」の心理

          ※本記事は「船上のバニーチェイサー」を履修していない一個人が執筆しています。復刻が来たら手のひらを返す可能性があります。  黒崎コユキといえば倫理観の欠如したカス、反省という言葉を知らないクソガキというのがコユキ実装までの共通認識だったが、いざ実装されてみると、守護らなければならない生徒の一人だというのがわかってきた。  黒崎コユキをホーム画面に迎えて最初のセリフがこれである。人が嫌がるのを楽しむようなクソガキであれば到底言わない殊勝なセリフに驚かされた。漠然と役に立ちた

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          インターネットクソデカさを求める

           かつてTwitterの代替を探している人は、Twitter世界に個人的恨みがある人々に限られていた。今やTwitterを必要としているわたしたちも最悪の事態を想定している。Twitterのサ終について考えることはもはや杞憂とはいえない、というような空気感になってきている、とわたしは感じている。  Twitterに代わるサービスは存在しないし、誰にも作ることはできない。クソデカいことが何より代えがたい価値だからだ。今Twitterを必要としているわたしたちにとって「あの頃の

          インターネットクソデカさを求める

          ローカルTLは最悪である - タイムラインと帰属の表明

          序文 - たとえばなし  あなたは活字が好きだとしよう。最近読んだ小説の繊細な表現に感動したあなたは、この感動をだれかと共有したくなった。どこで話せばいいだろう?   出会ったのは、ある出版社が運営する『活字大好き倶楽部』という(架空の)SNSだ。あなたはアカウントを作成し、ドキドキしながら「はじめまして」と挨拶する。幸い暖かく歓迎され、あなたは嬉々として大好きな小説について布教する。これから読んでみようという人もいれば、もう読んでいて、別の視点から感想を語ってくれる人も

          ローカルTLは最悪である - タイムラインと帰属の表明