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仕事が出来る と 教えられる は違う能力





先日、カイポケ主催のリーダーマネジメント研修に参加しました。

その中で、学んだことが今日のテーマの


仕事が出来る と 教えられる は違う能力


であるということです。


新人さんや中途採用の方が入職したときは、先輩職員が「教育係」や「プリセプター」として、仕事を教えたりサポートをすること会社が多いと思います。


その時に、管理職としては、教育担当をお願いすることになりますが、気をつけなければ行けないのは、頼む人を「出来るから」と安易に選んではいけないということです。


経験から、めちゃめちゃ仕事が出来るけど、教え方は上手ではない、面倒見が良くない人が存在します。



名選手が名コーチにはならない

という言葉があるように、プレイヤーとしての能力が高い人と、教える能力が高い人は一致しません。


昔の話になりますが、高橋尚子選手をオリンピックで金メダルを取るまでに育てた小出監督。


傍からみたら酔っぱらいのおっちゃんですが、当時旭化成の3番手の高橋尚子選手を見事に育て上げました。


もちろん小出監督は、プレイヤーの能力としては、高橋選手には及びません。


逆に、プレイヤーとしては、イマイチでも教えるのが上手い人材がいます。


組織としては、


「教えるひと」を育てる ことが重要になってくる

と思います。


余談ですが、OJT(On the job training)の基本を研修で学びました。


そこで話していたのは、

①一方的に話さない
②相手は「理解できていないかもしれない」を前提に話す
③ことばで伝えるだけではなく、マニュアル等の「文字」になっているものも合わせて使う
④相手のよく使うことばを使って話す
⑤専門用語は、知っているかを確認しながら話す
⑥立ち会ってやらせてみるときは、まずは何も話さずやらせてみる
⑦絶対にやってはいけないこと(リスク)を伝える


 
  でした。


そこで、ふと頭に浮かんだのは、故 山本五十六氏の名言のもあることばでした。


「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。 話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。 やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。」


この言葉です。


これって、OJT(On the job training) の基本

ではないでしょうか?


教える だけでは、人は育ちません。


教えて、伝わって、理解できて、自分でできる、そして、人に伝えられる


ここまで出来て、人は育っていきます。



まとめると、


1.名プレイヤーが名コーチになるとは限らない
2.教えるひとを 育てることが大事
3.山本五十六の言葉は、OJTの基本


仕事が出来る と 教えられる は違う能力


というお話でした。

それではまた。



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