Masahiro “Goshi” Goshima

五島正浩。シリコンバレーに住んでいます。写真、ビデオ、コーヒー、ラーメン、テック、など…

Masahiro “Goshi” Goshima

五島正浩。シリコンバレーに住んでいます。写真、ビデオ、コーヒー、ラーメン、テック、などなど。

最近の記事

写真系YouTube『未来写真部』の楽しみ方

こんにちは。以前の記事で紹介しました写真系YouTubeポッドキャスト『BS写真部』ですが、6月から運営を見直し新YouTubeチャンネル『未来写真部』として配信をしています。本記事では未来写真部の紹介とその視聴方法についてまとめます。 『未来写真部』とは? 未来写真部は日本在住のokitaとアメリカ・シリコンバレー在住の私goshimaが、気になる写真作家を深掘りしたり、最近見た写真展・写真集について紹介していく番組です。 興味を持ったテーマを事前に一生懸命勉強し、そ

    • 写真系YouTube Podcast「BS写真部」について

      (お知らせ)BS写真部は運営を見直し2024年6月から新しいYouTubeチャンネル『未来写真部』として配信を始めています。本記事の内容は古いものとなっていますので、視聴方法などを新たな記事にまとめました。こちらからご覧ください。 「BS写真部」とは? 「BS写真部」はテック系ポッドキャストbackspace.fmから生まれた写真をテーマにした新コンテンツです。backspace.fmスタッフのokitaさんとシリコンバレー在住のgoshimaの二人で気になる写真作家を深

      • アメリカの写真家Todd Hidoについて

        はじめに アメリカの写真家Todd Hido(トッド・ハイド)をご存知でしょうか?既に大ファンで写真集を持っている方もいると思いますが、日本ではあまり大きくは紹介されていないので知らない方も多いのではないでしょうか。 しかし海外の写真集を多く取り扱っている日本の書店に行くと彼の大きな写真集がドンと目立つところに置かれていることがあります。もしかしたら写真集の表紙を見るとピンとくる方がいるかもしれません。 今回はこの写真家 Todd Hidoはどんな人なのか、また彼の写真

        • San Francisco Fog Fair 2024で写真を見てきた

          はじめに 以前にnoteに投稿した記事で、ちょうど一年前の2023年1月にSan FranciscoのFog Fairのことを紹介しました。(記事のリンクはこちらのリンク)Fog Fairは正式名称はFog Art+Designで、基本的にアートやデザインのギャラリーが全米から集まって展示をするイベントです。しかしSan Franciscoにある写真専門商業ギャラリーのFraenkel Galleryが出展しているため、彼らが取り扱っている写真を見ることができる貴重な機会でも

        写真系YouTube『未来写真部』の楽しみ方

          写真集に出会う場所 in 東京

          はじめに 年末年始に日本に帰国した時に、東京で写真集を多く扱っている書店や古本屋をいくつか行ってみました。今回の帰国で行ったところを中心に紹介したいと思います。 シリコンバレーに移住してからは、写真集はほぼオンラインで購入しています。ネットで検索して注文するだけで、手元に配送されるのでとても便利ですが、これを続けていると自分が知っている大御所写真家の有名な写真集に偏ってしまいます。世の中にはもっと面白い写真集が多くあるのに、「未知なる写真集に出会う」チャンスを失っていると感

          写真集に出会う場所 in 東京

          サンフランシスコのプロラボ Photoworks SFへ行ってきた

          写真をプリントする 最近はMac、iPhone、iPad、TVなどディスプレイで写真を見る機会がほとんどですが、商業ギャラリーなどで素晴らしいプリントが高額で売買されているのを見ると、写真作品の価値はプリントしたものにあるではないかと考えるようになりました。 ずっと昔の学生の頃はよく暗室にこもって現像したり、文化祭や学祭のようなイベントで展示したこともありましたが、最近はすっかりご無沙汰です。もう一度、腰を据えて写真に向き合って、自分の作品をプリントするのもいいなと思うよ

          サンフランシスコのプロラボ Photoworks SFへ行ってきた

          Carmel Highlandsで「海景」にチャレンジしてみた

          Carmel Highlandsとは 先日、2泊3日でカーメルまで小旅行に行ってきました。カーメルの正式名称はCarmel-by-the-Seaで、その名が表すように西海岸の美しい海を見れることで有名な場所です。シリコンバレーから2時間弱くらいドライブした場所にあり、観光地としても有名なモントレーからもすぐの場所です。またMac OSの名前で有名になったBig Surも近く、車で20分程です。 カーメルといえばダウンタウンの街並みやビーチが有名ですが、今回は街中から少し離

          Carmel Highlandsで「海景」にチャレンジしてみた

          サンフランシスコで写真を楽しむ FOG Design+ART

          今月はフランスでパリフォトが開催されたので、InstagramやYouTubeでその様子を垣間見ることができてかなり楽しめました。世界中からギャラリーや出版社が一堂に集まって写真や写真集を展示販売する様子は圧巻ですね。最近、海外での写真文化にとても興味があるので、一度行ってみたいイベントです。 San Francisco FOG Design+ART 2023 パリフォトと比較するのはどうかと言われそうですが、私が住むシリコンバレー近郊だとサンフランシスコでFOG Des

          サンフランシスコで写真を楽しむ FOG Design+ART

          川田喜久治 写真集「20」と「VORTEX」

          はじめに 前回、写真家・川田喜久治氏の写真集「地図」(1965年発刊)についてノートに書きました。戦後の日本の様子を新しい表現で捉えた写真を、こだわり抜いたデザインで完成された日本の写真史に残る伝説的な写真集であり、世界からも注目されている一冊です。 今回は50年以上経った現在の川田喜久治の写真集「20」と「VORTEX」について書いていきます。精力的に新しい表現を取り入れた作品をインスタに公開していて、これらの写真をまとめたのがこの二冊です。全くもって90歳という年齢を

          川田喜久治 写真集「20」と「VORTEX」

          川田喜久治 写真集「地図」

          川田喜久治とはどんな人か? 今回は写真家・川田喜久治氏の代表作である写真集「地図」について調べたことを書きたいと思います。川田喜久治は1933年生まれで現在90歳。現在も精力的に新しい表現方法を取り入れてインスタに写真を投稿しているすごい写真家です。 週刊新潮写真部を経て、1959年に細江英公、奈良原一高、東松照明らと写真家集団VIVOを結成。1965年に戦後の日本を撮った写真集「地図」を発刊し世界的に有名になりました。 本当はインスタに投稿した写真から作られた最新の写

          川田喜久治 写真集「地図」

          杉本博司 "Point of Infinity" in San Francisco

          はじめに 世界的に有名な写真家・現代芸術家の杉本博司氏の「Point of Infinity」という作品をご存知でしょうか?三次関数の数式を立体的に表現した数理模型シリーズで、立体的な曲線の先端部が極細になっていていくことで無限を表現したものです。またこれ作品自体が日時計(Sundial)として機能します。 小田原にある江之浦測候所にあるので、杉本博司ファンの方はご存知だと思います。また東京の大手町プレイスやオーク表参道にもあるので、ご覧になったことがある方も多いのではな

          杉本博司 "Point of Infinity" in San Francisco

          杉本博司 Fraenkel Gallery in San Francisco

          10月26日から12月22日までの間、サンフランシスコのFraenkel Galleryで写真家・現代美術作家である杉本博司氏の展示が行われています。10月28日に早速見に行ってきたので、今回はその時の様子をレポートしたいと思います。 Fraenkel Galleryとは Fraenkel Galleryは、サンフランシスコのユニオンスクエアのすぐ近くにある写真専門のギャラリーです。個展を開くためのギャラリーではなく、ここは写真を販売するのが主な目的なので画廊と捉えるのが

          杉本博司 Fraenkel Gallery in San Francisco

          「杉本博司を知っていますか?」 BRUTUS 2005年9月15日号

          最近、雑誌BRUTUSで写真を特集していたことがSNSで話題になっていました。そう言えば昔買ったBRUTUSがどこかにあったはずと思って部屋の中を探してみたところ、アメリカに引越した時に日本から持ってきた写真集の間に一冊だけ埋れているのを見つけました。 何と18年前の2005年9月15日号!しかも私が最近ハマっている写真家・現代美術作家の杉本博司氏の特集号で、タイトルは「杉本博司を知っていますか?」すっかり忘れてました。 杉本博司といえば世界的に有名な写真家・現代美術作家

          「杉本博司を知っていますか?」 BRUTUS 2005年9月15日号

          Rivianって何?ーシリコンバレーでRivianに遭遇

          はじめにRivianという電気自動車メーカーを聞いたことがありますか?アメリカのスタートアップで電気ピックアップトラックを開発している会社です。AmazonやFordが出資したことで話題になりました。また今年11月のIPOで高値をつけたこともあり次のテスラとして注目を集めています。 12月の初めのことでした。サンフランシスコに出かけた帰り、フリーウェイをシリコンバレーに向かって走っていたところ、前方に見たことがないピックアップトラックがいることに気づきました。近づいてみる

          Rivianって何?ーシリコンバレーでRivianに遭遇

          iPhoneの写真の撮り方を変えてみた。

          はじめに毎年新しいiPhoneが発売になると新機種に買い替えていて、今年もiPhone 13 Proを購入しました。iPhoneはカメラの機能・性能の向上が目覚ましく、もう普通のミラーレスカメラを超えるレベルまで来ていると言っても良いんじゃ無いかと思います。 でも残念ながらどこか自分にはしっくりこないところがあって、せっかくカメラ機能を期待して買ったのにうまく使いこなせなぁ、とずっと悩んでいます。もちろん記念写真やメモ代わりに撮る普通の写真は申し分無いのですが、自分の作品と

          iPhoneの写真の撮り方を変えてみた。

          サンフランシスコの自動運転のCruiseについて調べてみた。

          はじめに最近はSNS等で見かけて気になったものをYouTubeで検索して動画で理解することが多くなりました。Googleで検索して記事を読むのとは違って、映像からその会社が発しているメッセージを読み解いた方が直感的というか感覚的に理解することができ自分にとってはわかりやすかったりします。 Twitterを眺めていたら自動運転のCruiseの広告が表示されたのをきっかけに、ふと最近どうなっているんだろう?と思ってYouTubeの動画で調べてみたら結構面白かったのでメモとしてま

          サンフランシスコの自動運転のCruiseについて調べてみた。