沖縄県北大東村を踏破 その6<日本全市町村踏破(制覇)>
2018年4月29日。ゴールデンウィーク沖縄未踏市町村集中踏破二日目、第一村、北大東村。
前日、島の外周を一通り見て周ったので、本日は島の内部を。
島の北東にある潮見橋。この橋が架かっている川は、島の内陸にあるにも関わらず、島の外側にある海の潮位と連動して水位が変わって、流れる方向が変わるとのこと。
先の投稿に書いたように、北大東島は全体が珊瑚礁由来の石灰岩で出来ているが、石灰岩は鍾乳洞に代表されるように、水の浸食を受けて空洞化しやすい。前回の投稿に書いたように、北大東島の中央が陥没し、外周の標高が高くなっているのも、その為だ。だから、恐らくこの川も、地表を直接流れて海に注いだりはしていないと思われる。
しかし一方で、空洞化しやすい為に、島の地下へ海水が流入しやすい。そうして干満によって島の地下へ海水が流入したり、再び流出したりすることで、この川の水位も合わせて変動するようだ。
石灰岩で出来た島の中央が陥没した地形である北大東島には、中央部にいくつかの池沼が存在する。こちらの大池はその代表的なものだ。この池も、海の潮位に合わせて、水位が変動するらしい。
潮見橋の架かる川の近くで見かけた白鷺。絶海の孤島ながら、池沼や川のある北大東島には、様々な鳥が棲む。
北大東島には溜池も多数ある。かつてはこれらは貴重な飲料水の水源でもあったのだが、現在は海水を淡水化する事で飲料水を得ている為、溜池の水は農業用水として使われている。主に、サトウキビ栽培の為だ。
どの溜池もあまり水質はよくなさそうだが、飲料水でなく、農業用水であれば、特に問題ないのだろう。
沖縄電力の発電所。離島では、注意して見ると、発電所が見つかる。殊に、大東諸島のように、「本土」と言えるような場所(この場合沖縄本島)がはるか300km以上の場所では、海底ケーブルによる送電など現実的ではなく(通信ケーブルはあるのだろうが)、独自の発電所は必須だろう。
市町村踏破数は前回投稿から変わらず。
沖縄県全41市町村のうち、30市町村踏破、残り11市町村、達成率73.2%。
九州・沖縄全274市町村のうち、262市町村踏破、残り12市町村、達成率95.6%。
日本全国1741市町村のうち、1722市町村踏破、残り19市町村、達成率98.9%。