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鹿児島県三島村を踏破 その1<日本全市町村踏破(制覇)>

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2017年12月30日、朝、鹿児島港。みしま旅客待合所へ。ここから村営のフェリーみしまに乗って、鹿児島郡三島村を目指す。三島村は九州島と屋久島の間に浮かぶ、竹島、硫黄島、黒島の三つの有人島で構成される村である。

村営フェリーに乗るので、今回は村に着く前、フェリー乗船から筆を執る。ちなみに小さな離島群だけで構成されるという特殊な地理的環境から、三島村役場も鹿児島港近くにに存在する。

チケットを購入し、いざ入船。今回目指すのは硫黄島。友人、知人等に「硫黄島に行く」と言ったら、玉砕とか何とかいた事を言われたが、それは小笠原諸島の硫黄島である(苦笑)。あちらと区別して、こちらは「薩摩硫黄島」などとも呼ばれる。

フェリーの甲板からは、鹿児島市街や桜島が見える。

9:30、出航して、錦江湾を南下。鹿児島市街が遠ざかって行く。

こちらは錦江湾北方、霧島方面。

一時桜島が近付くが、すぐに遠いのて行く。

三島村は結構遠い。薩摩半島南端の長崎鼻からは約40km、鹿児島港からでは約100kmの距離があり、一番近い竹島まででも3時間は船に乗る。硫黄島なら約4時間、黒島に至っては5、6時間。その為、フェリーの設備はそこそこ充実している。

二等船室は畳張り、枕と毛布があって、もちろん仮眠OK。長距離フェリーの造りだ。

自動販売機も充実。

レストランはないが、食堂に類する設備があって、カップラーメンやアルコール類も販売している。

売店では、貴重な三島村の物産やグッズを販売。

鬼界カルデラジオパークや、硫黄島に関する案内も、充実している。三島村の島々は、いずれも火山島である。

フェリーはやがて指宿沖を通過。あれは確か知林ヶ島。干潮の時だけ、砂州が繋がって歩いて渡れる島だ。14年前の年末、初めて九州を訪れた時に、福岡から夜通し走って来て、展望台のようなところで車中泊した時に、見た覚えがある。

錦江湾を出ると、外洋となる為、少なからず船が揺れる。もっともこの日は割と穏やかだった。

12:30、竹島着。南西諸島の最北端だ。島は低木に覆われ、全体としてはフラットな感じだが、それほど高くはないながらも、海沿いは全て断崖で、険しい感じもする。

竹島港。左側に採石場のような施設があるが、何を掘り出しているかは分からない。

海の色が美しい。エメラルドグリーンに近いような、明るい水色だ。このあたりはまだサンゴ礁が目に見えて広がる程南方ではないが、白い砂の浅瀬があるのだろう。

次回はいよいよ、硫黄島へ上陸する。

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