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認知症の母、近所のスーパーへ行く
父の体調がイマイチな日は、母は1人で近所のスーパーへサクサクとお買い物に行く。
一日に、2軒のスーパーに行くことも。
私 「お母さん、たまには、ゆっくりしたら?
動きすぎじゃない?」
母 「だって、足腰弱ったら、トイレに行く
時、しほやお父さんの手を借りなきゃい
けなくなるでしょ」
母の何気ない言葉にドキッとした。母は、母なりに、これから先の
認知症の妻と10歳歳上の夫
病気になった母が、最も信頼し、支えとするのは父だ。
きっかけがあって、母が泣き・怒ることがあっても、今の母には父が必要なのだ。
私は、箸休め的な存在だろうか。「ずっと2人きりも大変だろう」と私は思うし、両親も「たまには誰かいてもいいかな」という感じかな。
父と母を見ていると、「2人の間には入れないな」という時が多々ある。夫婦のあり方を見ている気分だ。
今のところは、そんなに毎日が激しい日常でないか
認知症の母と2人でお散歩した時の話
先月の終わり頃に、珍しく母と2人でお買い物兼散歩に行った。
お店までは近く、15分直進して、曲がって5分くらいの道のり。行きはその道で行って、帰りは、裏道を歩いて帰ることにした。
私は、裏通りを普段、全く歩かないので、「お母さん、どっちかな?」と分かれ道がくると母に聞いていた。帰り道は、迷いながら、やっとこすっとこ、お家に近づいて、無事に帰宅。
帰宅した母が、父に話したことがあった。
「なんか
母が、若年性認知症になった
もの忘れ外来から、帰宅した母の一言。
「60歳の認知症って、早いわね…」
病院からの帰り道、父は無言だったそう。
母が話しかけても、
ほとんど返事をしなかった父は…、
返事ができなかったのだろう。
9年前の春、母が若年性認知症アルツハイマー型と診断された。
母が、61歳の誕生日を迎える数日前のことだ。
これから、過去日記を織り交ぜつつ、
私から見た母、父について、
書いていこうと思う。
認知