考え方を変えた人

きっと三日坊主なると最初の日記に書き残して三日後。本当に三日坊主でした。どうもM子です。

今日は私の考え方を変えてくれた人を紹介します。それは、高校2年生の時に会った古典担当のS先生です。

その先生に会うまでの私は、ボーーーーーッとしていてなーーーーーーーんにも考えずに授業も聞かずにただ外を眺めながら気づいたら寝ているような生徒(どんな生徒だ笑)でした。

高校2年生の時、なんとなく古典を選択しました。その時の担当がS先生。最初の授業で自己紹介を終え、教科書を開くのかと思いきや、最近のニュースについて永遠に語り出したんです。笑

先生の語りは大体つまらない、でお馴染みですが、S先生の語りは凄く面白くて、なんと私は授業を聞き逃さないように古典だけは起きていたんです!!!(それ以外は寝てたの?)

何が面白いかというと、物事の捉え方が独特で何事にも流されず持論をしっかりS先生は持っていました。それが凄く私にとって新鮮で面白かったんです。

ここで、「へー、この先生面白いじゃん」と思った話をします。児童虐待のニュースが頻繁にやっていた時、ニュースは母親ばかりを焦点に当てて取り上げていました。ですがS先生は、スパッと「あれはおかしい。もちろん、虐待した母親はいけないけど、近所の人達はなぜ何もアクションを起こさなかったのか。また、そういうことをする母親は過去に何らかの虐待を受けているかもしれないんだよ。」と言いました。

私はテレビが好きです。だから、テレビが言っていることをそのまま鵜呑みにしていました。でも先生の話を聞いて、物事はいろんな視点から見て自分の頭で深く考えなきゃいけないということを学びました。

何かの教科書で「真実は一つじゃない」って小説(?)随筆(?)を読んだことがあるのですが、まさにその通りだと私も考えるようになりました。物事というのは、「事実」は勿論、一つしかありません。ですが、事実に至る「真実」は一つではありません。さっきの虐待の話でいうと「母親が虐待をした」という「事実」は一つですが、「母親が何故虐待をしたのか」という「真実」はいろんなことが重なり合って起きています。だから、名探偵コナンみたいに「真実はいつも一つッ」じゃないんです。だからこそ、私はニュースを見る時も何か考える時も、いろんな可能性を考えるように努力するようになりました。

ですが、S先生は50分授業のうち20分喋られるので古典を教える時はもうスピードでかけて行きます。だから、結局古典の点数は赤点ギリギリでした。でも、私はその授業で古典以上に大切なことを学んだと思うのでまあ良しとしましょう。

そんな面白いS先生。そんな面白い発想や持論を持った先生が増えるといいなと思いながらこのブログを書きました。今日はここまで。

#先生 #高校 #古典 #事実 #真実 #真実はいつも一つ #授業 #ニュース #捉え方 #考え方 #毎日日記 #日記 #三日坊主