マガジンのカバー画像

素敵な在宅医療・介護

86
運営しているクリエイター

#ケアマネ

親の死に方は選べない。でも死に場所は選んであげたい。

どーもカイゾウ(@kaizo777)です。 今回は「親の死に方は選べないけど死に場所は選んであげたい」をテーマに書いてみたいと思います。 私の父親の話です。 度々記事に書いていますが、父親は現在有料老人ホームに入所しています。 精神科病院から退院し今となれば入所当初は奇跡的に調子の良い時期が数カ月続きましたが、その後は日を追うごとにレベル低下しています。 度々起こすてんかん発作が主な原因だと思いますが、アルコール依存による脳へのダメージが大きかったこともあり発作の度

顔を合わせたサービス担当者会議の大きなメリット

どーもカイゾウ(@kaizo777)です。 今回は「顔を合わせたサービス担当者会議の大きなメリット」について書いてみたいと思います。 ここ最近私は新規や退院直後のサービス変更等でサービス担当者会議(以下:サ担)を行う機会が多くあります。 先週も4回ほど開催してきました。 そこで感じるのが、今後利用者支援において関わるサービス事業所の方々が全て揃い開催するサ担の有意義さです。 私はケアマネジャー(以下:ケアマネ)として、如何にサ担を短時間で有意義なものに出来るかに全力

ターミナルケア!ケアマネがやるべきこと!

どーもカイゾウ(@kaizo777)です。 今回はターミナルケアにおけるケアマネジャーのやるべきことについて書いてみたいと思います。 ターミナルケアとは病気や老衰などの理由で余命がわずかである方が、その方らしく満足した最期が迎えられるようにする支援のことです。 病気の症状などによる苦痛や不安感を可能な限り緩和して、残された生活・時間を穏やかに過ごせるように生活の充実を優先したケアです。 今回は緩和ケアもターミナルケアという大きなくくりで考えます。 支援のパターンによ

【退院】「とりあえず自宅に戻って」が通用する家庭としない家庭

どーもカイゾウ(@kaizo777)です。 今回は「『とりあえず自宅に戻って様子を見る』が通用する家庭とそうでない家庭」というテーマで書いてみたいと思います。 急性期病院へ入院し、治療が終わり退院の話が上がったとき「自宅に戻る」という選択と「転院しリハビリを行う」という選択を提案される場合があります。 これまで私が関わった「退院ケース」で上手くいかなかったケースがあります。 それは高齢夫婦+別居の子どもが関わったケースが比較的多いです。 先に結論を言うと「退院してみ

【ケアマネ日記】独立ケアマネの在り方、これから。

今週は会社のみんなでお出かけしました。 子どもを中心に、様々な世代に向けてのサードプレイスを事業とされている方のところへ見学に行って来ました。 私の会社はケアマネ3人と社長の4人の会社。 4人で高齢者を中心に地域の方に向けてサードプレイス、サロンを作りたいと考えていて、参考にさせていただくためです。 所長さんは穏やかで落ち着いた雰囲気を持った方で、立ち上げ時のことから現在まで、楽しみや苦労話まで聞かせてくださいました。 この記事を読んでくださっているかな。ありがとうご

【介護保険】訪問リハビリをいつ始めるのがベストなのか?

お友達や、介護保険のスペシャリストであるケアマネージャーさんから、「訪問リハビリっていつ始めるのがベストなのか?」と、ご相談をよく受けます。 この疑問って当然なんですよね。ケアマネージャーさんはプランを作成しますが、ご提案するご利用者さんの「おサイフ事情」が必ず絡んできちゃいます。 さらに、ご本人、家族のご希望も無いのにリハビリは勧めるなんて時は結果がどう転ぶかも分からず、ドヤ顔でオススメしにくいサービスなんです。 ケアマネさんとしては、訪問リハビリを勧めたは良いけど、お

【ケアマネ日記】看取り家族に教えてもらったこと

週一回は、ルーティンにしよう、と思っているのにもう日曜日! 私、このところ内観していました。 正月早々、大好きな人といろいろあって、距離を置くことと同時に、もっと私を深く掘り下げたいって思っていました。 先日、私の利用者さんが自宅で亡くなりました。 末期がんでした。 お嫁さんがつきっきりで介護。夜昼なく… 利用者さんは、いわゆる「明治の人」でした。 息子に優しく、嫁に厳しい。息子には介護をさせない。「お前は、まだ出てこなくてよい、嫁がやればいいのだ」と。 テレビで千

複数の居宅サービスを提供する理由とは? 他職種連携により信頼を勝ち取る経営術

今回は千葉県で5つの居宅サービス(訪問看護ステーション、ヘルパーステーション、居宅介護、デイサービス、福祉用具)を展開し、その上で不動産事業まで幅広いサービス提供を行っている「トータルケアステーション和気あいあい」の本部長吉田様(以下敬称略)にインタビューさせていただきました。 複数の居宅サービスをトータルで提供しているからこそのメリットや、利用者様に対する想いをお聞きしました。 私たち株式会社ゼストは、在宅医療のスケジュール調整を自動化するクラウドサービスを展開しています

訪問看護あるある~ケアマネさんを知るために介護支援専門員に挑戦♪~

執筆者:松永あさこ 片付けをしていたら、2年前に受けた介護支援専門員実務者研修のテキストが出てきたので、その時のことを思い出して書いてみました。 タイトルの「挑戦」は決してケアマネさんに喧嘩を売っているわけではなく、私のケアマネ試験への挑戦のことですm(_ _)m 訪問看護を始めて、ケアマネ(介護支援専門員)さんと直接関わることが多くなりました。 コロナの影響で、ここ数年は担当者会議も文書での照会になってしまい、ケアマネさんとは、電話やFAXでのやり取りが多く、直接顔を合

ケアマネって大変じゃない??

はじめに #天職だと感じた瞬間 みなさんこんにちわ。 普段ケアマネ(介護支援専門員)として仕事をしていますtakeです。 ケアマネの仕事をしていると 「ケアマネさんって大変ですよね?」 「休みとかあるんですか??」 「そんな責任ある仕事無理💦」 なんてよく言われます。 正直な感想でお話をすると、めっちゃ大変だし、責任感も必要だし疲弊する仕事、だと個人的には思います。 でもね、僕はケアマネになり10年が経ちました。 これから先もやれるうちはずっとケアマネをしていく予定です。

そんなケアマネの独り言

そういえば、介護保険とかその周辺の制度の情報収集を最近怠っているな~って気づいて「ケアマネドットコム」のニュース記事を久しぶりに閲覧した。介護職の賃上げ9,000円関係のこと、数年ぶりに介護福祉士養成校の入学者が前年より増加した等の記事があったけれど、それが明るい話題だって信じて良いのか疑問だったりする。 介護職の手取りの給料はもっと増えてほしいけれど、何となく政策の駆け引きに使われてる感満載。介護報酬の増額はしてほしいけれど、利用者負担が増えるので痛し痒しってところだ。どこ

ケアマネージャーへの「隠れたラブレター」

こんばんは。 現在、介護業界で働く、妻子持ちの34歳、 オリオリです。 現在「オリオリ人生活サポート」について、 ケアマネージャー事業所へ訪問し、 ケアマネージャーの皆様へ説明回りをしております。 オリオリ人生活サポートについて、 生活支援サービスになります・・・↓↓↓ ケアマネージャーへの皆様。 丁寧に優しく接して頂いてありがとうございます。 ・・・こんな怪しいヤツに。笑 そんな挨拶回りをしているので、 「ケアマネージャー」について、 本日は書いてい

ケアマネも自己負担が導入されたら?

どーもカイゾウ(@kaizo777)です。 今回は「ケアマネジメントに対する自己負担導入」について私見を書きます。 先日JOINTさんにこのような記事がありました。 これまでケアマネジャーの報酬は全て介護保険で賄われていたので、利用者から自己負担を徴収することはありませんでした。 しかし、時期2024年介護保険改正では実際に利用者から自己負担を徴収することになるかもしれません。 これに対して現役ケアマネジャーの私カイゾウが思うことを書いてみたいと思います。 結論か

サービス担当者会議でリハビリ療法士に聞くべき5つのこと

タイトルで「お!あの会議のことか!」と分かる方は介護サービスに従事されている方、もしくはよっぽど介護保険を理解しているご本人、ご家族です。 正直に言います。リハビリ療法士でも「なにをする会議なの?」って分かってないことが多いです(そんなことも無いか‥)。 そんな療法士へ切れ味の良い刀(しつもん・ぎもん)を担いで、切り込んでいってもらいたい!という、わたしの願いがあります。その手厳しさが明日への良いセラピストを育てるんですね。 もし、今後にこの会議が開催される!となった場