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ルールやモラルが厳しいとスタッフは辞めがちになる??

皆さん、こんにちは!
スタッフが辞めないお店作りのためのオーナー型経営専門コーチのうえっちです。


あなたのお店には働くうえでの明確なルールはありますか?
またスタッフはモラルをしっかり守っていますか?


働くスタッフが多くなればなるほど、ルールやモラルの管理が難しくなりますよね。


ただあまりにもルールやモラルを厳しくしすぎると、なかなかスタッフがすぐに辞めてしまうのではないかという不安もあるかもしれません。


今回はそんなルールやモラルは厳しくすべきなのか、少しは緩くすべきなのか悩んでいる方に向けて書いていきます。


ルールやモラルはある程度は厳しくすべき!!

私は20年以上店舗運営に携わってきました。
その中でルールやモラルに対して緩かったり厳しかったりといった様々なアプローチをしてきました。


また私は大手に勤めており、他店舗展開をしているため、店長によってルールやモラルが緩い店・厳しい店などを客観的に見ることができます。


私自身の経験と客観的視点で多くの店舗をみていて、明確に言えるとこがあります。


ルールやモラルは厳しい方が退職が低く、スタッフの成長が多くみられる!


という事です。


あなたはルールやモラルが厳しいと特に昨今の若い人はすぐに辞めてしまうイメージをもっていませんか?


実際にそういった厳しい環境になると辞めてしまうスタッフがいることは間違いないです。

但しそれは短期的に見た場合にはデメリットですが、長期的に見るとメリットです。


お店を運営していく上で、スタッフの存在は重要です。
ただ単純にスタッフがたくさんいればよいというものではありません。


ルールを守らず、モラルが良くないスタッフがたくさんいるより、しっかりルールを守りモラルが高いスタッフが少しだけの方が、将来は明るいです。


私が実践したルール・モラル

お店のルールやモラルといっても様々なことがありますよね。


店舗を運営していく上でとても大事なことの一つにシフト管理があります。
店長・オーナーであるあなたもシフト管理に関して悩んだことが何度もあるはずです。


そんな中で私が実践してきたルールやモラルに関してお伝えしていきます。


勤務シフトの提出は希望ではなく可能時間で提出

店舗を運営するのにアルバイトやパートのスタッフの存在は重要だという事は何度もお話してきました。


ここでお伝えすることは1つ

スタッフには勤務希望時間でなく、勤務可能時間でシフトを提出させる!


です。


アルバイトやパートのスタッフには、できるだけ多く働いていただくことが店舗運営を安定させる上では欠かせません。


しかし実際の現場ではそううまくいかないことがよく見られます。


特に学生のアルバイトスタッフは面接時には、かなりの日数と時間に勤務できると言っていたにも関わらず、働き始めると全然働いてくれないといったギャップが起きることは多いです。


スタッフは慣れてくると、『働ける』シフトではなく『働きたい』シフトを提出し始めます。


店長やオーナーであるあなたも、このような経験を多くされてませんか?


そうなれば本来充足していた日のシフトがスタッフ不足に陥ってしまいますよね。


それは困るので、そういう傾向がスタッフに見られ始めたタイミングで、すぐに注意喚起が必要です。


勤務希望時間じゃなくて勤務可能時間でシフトを提出してください


これだけでもシフト提出に変化が起きますよ。


シフトに入れるスタッフが増えるということは、必要な時に十分なスタッフを配置できるので、スタッフにとっても負担が少なくなります。


スタッフへかかる負荷が少なくなるという事は、スタッフの働く環境の改善につながっていきます。


そうすればスタッフの退職はどんどん減っていきますよ。



シフトに入れる優先順位を提示する

次はしつけの部分です。
シフトに入れる優先順位を明確にし、スタッフの稼働率を向上させる施策です。

学生のアルバイトスタッフが多くいるところは、平日の学校が終わってからの時間に勤務をしたい人が多くなりがちです。


反面、土日など学校が休みの時は働きなくないという人も多くいます。


ただお店としては土日は忙しいので、多くのスタッフに働いてほしいというお店もあるとおもいます。

実際に私のお店も土日が忙しいのでスタッフが必要です。


このギャップを解消するには、学生スタッフがシフトに入れる優先順位を明確に提示してあげることです。


私がお店で提示している優先順位の例をお伝えします。

  1. 契約書通りまたはそれ以上にシフトを提出している

  2. 土日祝の出勤率は最低8割以上

  3. お店の必要時に出勤してくれている

  4. 遅刻やキャンセルがほとんどない


これを明確に提示し、スタッフに同意していただくことは絶対に必要です。
法律に触れる可能性もありますので、必ず提示してください。


私はこの優先順位でシフト作成をしますので、多く働けるスタッフとあまり働けないスタッフとが明確になります。


週末が忙しく、スタッフが多く必要なお店の店長やオーナーであるあなたは、アルバイトスタッフの採用時に土日を働けることを条件に採用していると思います。(もしされてない場合は、まずそこから見直してください)


しかし先ほど書いたようにスタッフは、慣れてくるとシフトが減ったり、土日を休みでのシフトを提出したりしてきます。


そんな状況が慢性的になっている店は、スタッフをしつけする意味も含めてこの優先順位を忠実に守ってシフトを作成することです。


このルールを始めたばかりの時は、なかなか効果を実感できません。
ただ1か月~2か月続けると、スタッフは想定している給料を下回っていることを実感します。


そうするとシフトに入れろと苦情を言ってくるスタッフも出てくるでしょう。
しかしその時にも毅然とした態度で、スタッフ自身が採用時に交わした勤務日数・時間の契約書を提示してあげてください。


そして優先順位も提示して、このルールに沿ってシフトを作成していることを再度伝えてあげてください。


この行動をすると、スタッフは2つの行動のどちらかを行います。

1つ目は退職します。
自分の希望通りに稼げないと判断するからです。

2つ目は勤務稼働率が大幅に上昇します。
自分の希望通りに稼ぎたいからです。


あなたはスタッフが必要なので、なるべくスタッフの退職は避けたいと思うかもしれません。

実際に私もスタッフの退職は最小限にすべきだと思っています。


しかし長期的にスタッフの安定をしたいと思うならば、この時点である程度お店のために頑張ってくれる人とそうでない人を明確にしないといけません。


店舗にとって良くない見本になるスタッフは、ベテランであろうとスキルが高かろうと、長期的にはドロップアウトしてもらった方がメリットが大きいです。


ここではスタッフの退職が発生するかもしれませんが、最終的にはお店にとって優秀で貢献度の高いスタッフばかりになります。


優秀で貢献度の高いスタッフは、お店の安定を実現させます。
安定したお店はスタッフにとっても楽しくやりがいのある職場になります。

そんな職場はもちろんスタッフの退職は少ないですよね。



自分から学ぶ姿勢を持たせる

シフトの安定に続いては、スタッフ自身の成長に関してのルールです。


スタッフの成長には、一見すると上司や先輩が重要と考えられがちです。
でも実際は違います。


スタッフ自身が意識的に学ぼうとか成長しようと思わないと、いくら上司や先輩が教えても成長しません。



またスタッフも自分自身の成長が感じられないと楽しさややりがいを持てません。
そんな状況が続けば、辞めてしまうという方向になってしまいます。



スタッフには自分で質問したり、先輩を見て学んだりを意識させるように伝えましょう。

そして月に1回程度は、あなたがスタッフに1か月でどういう成長が見られたかをフィードバックしてあげましょう。


身だしなみを徹底的に整える

最後は身だしなみです。


これはお店の種類によって変わります。
あなたのお店にとって、お客様に最も好印象になる身だしなみを考えてください。


そしてすべてのスタッフがその身だしなみを徹底的に整えてください。
飲食店なら清潔感でしょうし、アパレルなら服装や髪型かもしれません。


お客様はお店を利用するかの判断に、お店の雰囲気やスタッフの印象が左右すると私は考えています。


そのため店長・オーナーであるあなたは、徹底的に身だしなみにこだわり、良い身だしなみの状態を継続して維持していきましょう。


まとめ

今日は『ルールやモラルが厳しいとスタッフは辞めがちになる??』という内容で書いてきました。


ルールやモラルを軽視している店長・オーナーって多いんだなというのが、私の今までの経験から感じていることです。


ルールやモラルをあなたが意識することで、スタッフの退職削減や成長に必ずつなげれます。


徹底して実施してみてください。


では今日はこの辺で!!



【この記事を読んだ後にあなたが実践すること】
STEP①
あなたのお店の現在のルールやモラルがどうなっているか確認

STEP②
あなた自身で明確なルールやモラルなどを提示する。

STEP③
ルールやモラルをスタッフにしつけしていく



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