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採用時には期待を伝える!育成時には期待はしない!

みなさん、こんにちは!
スタッフが辞めないお店作りのためのオーナー型経営専門コーチのうえっちです。


お店を経営していく上で、スタッフの採用・育成が非常に重要だということを店長・オーナーのあなたは理解していると思います。


そうはいってもスタッフがすぐに辞めてしまったり、思うように成長しなかったりで悩むこともよくありますよね。


今回はそんなスタッフがなかなか成長しなくてお悩みのあなたに向けて、どのような行動をしていくと良いかをお伝えしていきます。



【この記事を読んで欲しい人】

  • スタッフの成長に悩んでいる店長やオーナー

  • これからスタッフを採用・育成を考えている店長・オーナー

  • 新人の教育係になった人



店長がすべきスタッフ育成の行動や思考

早速ですが、スタッフを育成する時に店長・オーナーであるあなたがすべき行動や思考をお伝えします。


【採用時には期待を伝える!育成時には期待はしない!】


店長・オーナーであるあなたがこの行動をし、この思考を持つことでスタッフの成長に関しては大きな違いが出ます。


それはなぜなのか?
実際に起こってしまう店長・オーナーの行動・思考なども交えながら説明していきます。


よくある店長の行動・思考

重要なことなので繰り返し書きますが、お店を運営していく上でスタッフの成長は非常に重要です。


店長・オーナーであるあなたもそれは理解されていますよね。


重要だとわかっているので、自分なりに一生懸命スタッフへ指導されている方もいらっしゃると思います。


『こうすればもっとよくなる』『このやり方は効率悪いからやめましょう』『これは前にも教えたよね』『私のやっているところを見て覚えて!』


このように毎日熱心にスタッフに対して接して、1日でも早く一人前にしようと必死になりますよね。


こんな風にあなたは必死に教えているのに、スタッフはなかなか成長しない・・・

伝え方や回数など思考錯誤しているのに上手くいかない・・・


多くの悩みがでると同時に

成長しないのはスタッフが悪い

といった非常にネガティブな思考に陥ってしまうことが起きやすくなります。

こうなってしまうと無意識的にスタッフへの対応がネガティブに変化していきます。

ネガティブな対応を受けたスタッフはそれに敏感に気づきます。
スタッフはそんなネガティブな対応を受け続けると、当然ながら辞めてしまうという結果になってしまいます。


最悪の結果ですよね。
しかしこのパターンは頻繁に見られる光景です。

あなたにもこんな経験があるのではないでしょうか?
振り返ってみてください。



採用時には期待を伝え、育成時には期待はしないことで得られること

続いて期待を伝えるが期待しないことで得られるメリットについて書いていきます。


採用時に期待を伝えることのメリット

あなたはスタッフを採用した時に、具体的にどのような期待をしているか伝えたことはありますか?


期待を伝えることには多くのメリットがあります。
これを教育心理学上で『ピグマリオン効果』といわれています。


ピグマリオン効果(ピグマリオンこうか、英: pygmalion effect)とは、教育心理学における心理的行動の1つで、教師の期待によって学習者の成績が向上することである。別名、教師期待効果(きょうしきたいこうか)、ローゼンタール効果(ローゼンタールこうか)などとも呼ばれている。

Wikipediaより


あなたも過去に誰かに期待されたことで、いつもよりやる気が高まり良い結果を残した経験はありませんか?


人は期待されることで成長しやすくなるということですね。
だから採用時に期待を伝えるという事は、スタッフが成長する上で重要な要素です。


ただ注意点としては【期待を具体的に伝える】ということです。
簡単に”期待しているよ”と伝えても効果がありません。


『〇〇さんなら1か月もすれば業務全般を1人でこなすようになれるよ』のように、言葉を伝えただけで頭の中で簡単に想像できる具体さが必要です。


これなら伝えられたスタッフはどうなるべきなのかが簡単にわかり、すぐ行動に繋がりやすくなりますよね。



あともう1つ注意点があります。
それは店長・オーナーの希望が強すぎたり、期待が過剰すぎてプレッシャーをかけすぎる期待を伝えないことです。


過度な期待は逆効果ですし、最悪スタッフの退職に繋がってしまいます。

スタッフによってポテンシャルが違いますので、画一的な期待をするのではなく、相手を見て期待をつたえましょう!



育成時に期待はしないことのメリット

採用時に期待を伝える大切さは理解していただけたと思います。


次はスタッフに期待しないことのメリットの話です。
期待は伝えるのに、期待はしないという全く逆の事です。

期待をしないことで得られるメリットは以下です。

  • あなた自身がストレスが溜まらない

  • スタッフが伸び伸び働け、色んな事にチャレンジできる

  • ちょっと出来ただけでも、成長したと感じれる


細かく見るとまだありそうですが、この3つだけでも大きなメリットです。


まずあなた自身のストレスが溜まりません。
そもそも期待していないので、スタッフがちょっとミスしただけでは全く気になりません。(重大案件は別です)


ストレスが溜まらないので、スタッフに厳しく叱責したりが起きないですよね。


そうするとスタッフはのびのびと働けるので、楽しく積極的になります。
色々な仕事をちょこちょこと失敗をしながらも、どんどんチャレンジします。


そうすることでスタッフができることが増えてきますので、あなたはスタッフの成長を感じることができます。


成長を感じるとあなたはスタッフを褒めることができますので、スタッフは更にチャレンジを続けていくというポジティブな流れが続いていきます。


もういいことだらけですよね!



しかし逆にスタッフに対して期待をしてしまうと上手くいかなくなります。


店長・オーナーであるあなたは過去にスタッフに期待をしていたにも関わらず、期待通りに成果や成長をしなくて失望したことはありませんか??


私も昔は頻繁に失望していました(;^_^A
『なんでこんなこともできないんだ?』と思って、日々ストレスを溜めていたことを思い出します。


このようにストレスが溜まってしまうかというと、スタッフが期待を下回ってしまうことで失望感やイライラが積みあがっていくからです。


そうするとスタッフに対して接し方がどんどん厳しくなってしまいます。
スタッフもそれに気づき、あなたの目線を気にしながら仕事をすることになります。

のびのびと働けないスタッフは、あなたに怒られないように仕事をすることになり、本来できたはずの成長ができなくなります。


スタッフは仕事が面白くない状態が続き、最悪退職してしまいます。


ちょっと意識を変えるだけで結果が180度変わります。


まとめ

今日は『採用時には期待を伝える!育成時には期待はしない!』という内容で書いてきました。


一見簡単そうで、実際に意識してやろうと思うと難しい内容ではあります。

ただ最初はとても意識しないといけませんが、これが慣れてくると考えなくても自然とできるようになります。


私も現在進行形でスタッフの育成に関わっていますが、無意識的に実施できるようになりました。


意識して継続すれば、だれでもできるような内容です。
ぜひ実践してみてください!


【この記事を読んだあとにあなたが実施すること】

★STEP1
スタッフに具体的な期待を伝える!
(伝える前にしっかり考える)

★STEP2
スタッフに期待をしないことを意識する!
(毎日、仕事の後に意識できたか振り返る)

★STEP3
スタッフの行動を観察する!
(期待しないで観察すること)

★STEP4
スタッフの少しの成長に対して褒める!
(大きな事でなく小さなことで充分)


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