連続講座 : アートとケアの現場から考えるテクノロジーの可能性 第1回 〈世界の感じ方をひろげる・共有する〉
連続講座
アートとケアの現場から考えるテクノロジーの可能性
たくさんの技術が発展してあふれていくなかで、アートやケアを通して何を実現したいのか、本当にあってほしいテクノロジーは何か、これらを立ち止まって考えることも必要だと感じています。
そこで、AI、VR、IoTといった現代の技術に関連する機器やアプリを体験しながら、アート・ケア・テクノロジーのこれからについて考えるワークショップを連続講座で開催します。
第1回 11月11日[金]13:30~16:00
〈世界の感じ方をひろげる・共有する〉
身のまわりにあるモノ、風景、人。同じものを見ていても、きっと視点や感じ方は異なるはずです。そこからさらに、いろんな角度から見たり、近づいたり遠くから見たり、世界の見方をもっと自由にすることで何か新しい感覚や発見があるかもしれません。
VRゴーグルとコントローラを使って、自由に動き回りながら、これまでにない自分の視点で世界を切り取ったりしてみます。これらの体験が表現やケアにどのようにつながるのか、テクノロジーとの今後の関係や可能性についても体験しながら参加者同士で一緒に考えます。
ゲスト紹介
緒方 壽人(おがた ひさと)さん
デザインエンジニア、Takramディレクター
デザイン、エンジニアリング、アート、サイエンスまで幅広く 領域横断的な活動を行うデザインエンジニア。東京大学工学部産業機械工学科とIAMASを卒業後、LEADING EDGE DESIGN を経て、Takram に参加。主なプロジェクトとして、「HAKUTO」 月面探査ローバーの意匠コンセプト立案とスタイリング、NHK Eテレ「ミミクリーズ」のアートディレクションなど。著書『コンヴィヴィアル・テクノロジー 人間とテクノロジーが共に生きる社会へ』。
小林 茂(こばやし しげる)さん
情報科学芸術大学院大学[IAMAS]教授
1993年より電子楽器メーカーに勤務し、2004年から現職。「Arduino Fio」などツールキットの開発に加えて、オープンソースハードウェアやデジタルファブリケーションの活用を広める。イノベーションマネジメントを専門とし、多様なスキル、視点、経験を持つ人々が協働でイノベーションを創出する手法を探求。2010年よりOgaki Mini Maker Faireの開催にも取り組む。著書『Prototyping Lab第2版』『アイデアスケッチ』、監訳書『デザインと障害が出会うとき(Design Meets Disability)』など。
展覧会のお知らせ
わたしたちはこれまで、障害のある人たちが日常的に表現活動をしている現場で、AIやVRや触覚技術をとおして実験的な取り組みを実施してきました。そこから見えてきた可能性、課題、問いかけを展示し、医療や福祉、科学や技術、アートやデザインなど領域を超えて、表現とケアとテクノロジーのこれからを考えていく展覧会を開催します。
関連記事
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?