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みんな、情報共有してる?

みなさん、こんにちは。毎週水曜日に更新しているnote、徐々に多くの方に読んでいただき感謝感謝です!
さて、今回は前回の自己紹介の大切さで取り上げた”カルデイ(カルチャーデイ)”についてのご紹介。


情報共有の大切さ

みなさん、普段情報共有ってどれくらい力を入れていますか?よく「報・連・相が大事ですねー」とは言われているものの、業務の話がメインでしょうか。
2020年にCovid-19が始まり、多くの企業がリモートワークになりました。日常的に顔を合わせた同僚と、会議でしか話せなくなったり。最初は「仕事進んでいいわ〜」なんて思っていたのが、どんどん「あれ、他の人って何やってるんだろう・・・」という孤独感や不安を感じたんではないでしょうか。

チームの動きがみえなくて、「これって誰が進めているんだろう?。自分がやったほうがいいのかな」とか、リーダーは成果物でしか評価を行わなくてはいけなくて、戸惑ったこの3年間でしたよね。

今となっては、出社に戻した企業も増えてきました。リモートで情報共有ができなかったり、マネジメントができなくなったり。様々な要因があるのでしょう。
本来リモート業務が浸透すれば、地方の人が東京の会社で経験を積めたり、働く時間に制限のある子育て世帯や介護世帯の方にも働く機会が与えられ、人的資本経営やら日本の働き方3.0がぐいっと前に進むはずです。業界、業種によってはもちろん出社が必須のものもあります。ただ、そうではない企業がリモートから出社へ回帰する理由・・・皆さんはなんだと思いますか?

もちろん情報共有が上手な企業は、リモートであることに何の不便も感じず、今でも出社に戻さず、リモート業務が成り立っていたりしています。ダーやまの本業も、ハイブリット勤務です。基本はリモートだけど、ディスカッションの時だけオフィスに行ったり。何だったらCovid-19が終わって、オフィスが小さくなりました。全員出社すると席が足りなくなります。
そして、私たちGood Culturesと言えば、本社は群馬にありますが、メンバーの居住地はワールドワイド。東京から関西、九州、果てはフランスまでいるため、「情報共有がうまくいかないからリモートやーめた!」という訳にはいきません。

だからこそ、情報共有は企業を存続させていくための大事なポイントで、ここはかなり深く考えてきました。

仕事仲間の存在って友情にも似ている

そもそも業務に必要な最低限の情報は各々で取得できていて、そこに問題が起きていたわけではありません。Slcakやnotionを使用しながら情報を公開しているので、気になれば他のチームが何をやっているかも知ることが可能です。
また元々企業としても毎月の業績や経費含めたお金の流れも、全メンバーに開示しています。そう、とってもオープンな会社なのです。

ただHRとしては、もっともっと色んな人の仕事や想いで作り上げられているこの事業が、今どんな状態なのかをリアルタイムに自分の言葉で伝えたいし、知ってほしいと感じていました。友人関係を想像してください。日常的にキャッチアップしている友人だったら、困っていることがあれば声をかけられます。でも数年会っていなかった友達と久しぶりに会って、「実はこんなことがあって大変だったんだよー」と聞いても、何もできない。早く知っていたらもっと手を差し出すことができたのに、って思うんじゃないでしょうか。

そう、何も知らなかったら、誰かを助けることはできないんです。

会社や事業も同じじゃないでしょうか。ある程度計画に則って、業務配分や人員を配置しているけれど、絶対に落ちているボールもあるし、困ったことでスタックすることも出てきますよね。
それを「あ、言ってくれればやりますよ」ではなく、「あ、これ私やります!」って言えるような組織や関係性って素敵じゃないでしょうか。言いたいことは友達になろうっていうことではなく、仕事の仲間としてお互いに安心して背中を預けられる関係を築いていこうよ、ってこと。

そして大切なのは、期待だけをしないこと。「もっと自発的に動いてよ」と期待しても、相手はどう動いてほしいのか、仲間は今何が大変なのかを知らなければ、求めていることは出てこないですよね。ポイントは自発的に気づき、動ける環境や状況を会社としてきちんと用意しておくことだと考えています。

Good Culturesでトライしていること

そこで、私たちは「助けたい時に、助けてほしい時に、お互い手を差し出せる体制」を作りたくて、カルデイ(=カルチャーディ)というものを月に1回はじめました。

社長とHRと、毎回ゲストが参加して三人で30〜40分でオンライン収録をします。
コンテンツは以下がベース。
・現在の会社の状況
・OKR進捗(Objectives and Key Resultsの略称。目標と主要な結果を意味。)
・お客様への実際に納品したものの共有
・ゲストの自己紹介(毎回テーマはかわります。)
毎回同じではないけれど、選ぶポイントとしてはみんなに状況を分かっておいてほしいもので構成しています。


進捗を話すちぃかわ

普段はバラバラに動いているけど、OKRで進捗共有していたら意外と足並み揃ってたりして感動します。毎回視聴率100%にはなれないけど、それでも2回に1回は全員が見てくれています。終了後にはアンケートを取り、感想や応援メッセージをもらっています。

カルデイ アンケート

生配信の会議方式もトライしてみましたが、そもそもみんな本業がある中で集まるのも難しいですし、出れなかった時の申し訳なさがまた一歩心の距離を生んでしまう可能性がありました。また、参加人数が増えれば、やはりスピーカーもプレッシャーを感じますよね。

いつでも見れる気軽さが大切なんだと改めて実感しています。本業の関係で稼働時間が少なくなっても、カルデイでキャッチアップも可能です。通勤時間や、ランニングしながら2倍速で聴いています、なんて方もいます。

動画だけでなく、サマリーとして文字でも残しています

まとめ

会社としてはいろいろなタスク管理を使用して、ガチガチにスケジュールと情報確認ポイントを管理した方が安心できるかもしれません。でもそれはある意味信頼関係が築けていないことの表れなのかもしれません。信頼関係を築くには自己開示が大切。情報共有もある意味自己開示かもしれませんね。こういう多様な働き方が実現できる時代だからこそ、それぞれのやりたい進めたいスピードで、目指す姿を実現していきたいし、していくべきだと考えています。その仕組みを作っていくのは会社の仕事。それがダイバーシティインクルージョンやwellbeingにつながっていくでしょう。
皆さんはどんな情報開示の手段をとっていますか?


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