初めての療育 ST

皆さんこんにちは。
今回は息子くんの初めてのSTについてお話ししようと思います。

STは言語聴覚士さんが行う訓練なのですが、息子くんの担当は男性の新人さん。とても初々しかったですが、ベテランOTさんの後だったので正直「大丈夫か」(ごめんなさい😭)と思うところもありましたが、息子くんはニコニコ楽しそうにしていました。STを始めた時は3歳。『ママ』が言えず私のことを『あーたん』と呼んでいました。


大まかな3歳(年少さん)の発達
・幼児語を使わず正しい単語や文を話すことができる。
・家族の名前を正しく言うことができる。
・自己紹介(名前・年齢・保育園や幼稚園の名)がしっかりできる。
・動作を表す表現を理解できる。
・短い指示を理解し、内容を記憶できる。など

上記のすべて3歳当時はできていませんでした。
7歳になった今では、できることも増え、ほとんどができるようになってきましたが、今でも二つ以上の指示を出すとパニックになるか、1つやって1つは忘れてしまう事が多々あります。

私のことは、「ママ」「あーちゃん」たまにふざけて「あー太郎くん」と呼ぶこともあります。
言語の発達は、本当に個人差がありこれができていないからダメということは全くありません。

STでは、まず壁に今日やることの絵カードを貼る。
大体1から4または5くらいでした。
カリキュラムの最後は必ず遊びで息子くんがリクエストした玩具で遊ぶ時間があり毎回一番楽しみにしていた時間です。

その順番通りに進めていき、終わると絵カードをはずしカゴにしまい次のカリキュラムに進みます。
先が見通せるので本人も安心して取り組んでいました。

そして初めに行うカリキュラムは変わらずで絵カードを見ながら名前、年齢、どこの保育園に行ってる、今日の天気、誰と来た、何できた(車、電車、自転車など)朝は何食べた、
の質問に答えることから始まります。

3歳の息子くんは、
名前はなっちゃんです。
年齢は、3歳と言ったり2歳と言ったりまちまち。
どこの保育園は、首を傾げる。
今日の天気は、答える時もあれば、全く違う話をする時も。
誰と来たの。あーちゃん。
あーちゃんは誰? 「あーちゃん」と言って私を指差す。
あとの質問は答えられず今食べたいものを言ったり全く違う話を始めたりとこんな感じです。

次は、動作を覚えるための遊び。
食べ物、飲み物、コップ、箸、スプーンなどの絵カードを並べて、先生がコップの絵カードを持ち「これは何を入れるの」と聞いて息子が絵カードを指差す。
最初はほとんど正しく答えることが出来ませんでしたが、一年立つ頃にはだいぶ成長が見られるようになってきました。
その他STもOT同様 遊びながら学んでいきました。

そしてSTでは知能テストも実施しました。
田中ビネー知能検査Ⅴを2回  WISCーIV検査を2回実施しています。
検査結果などはまた今度書きたいと思います。

毎回嫌がることなく参加していたST。先生ともしっかり信頼関係を築き素の自分を出しのびのびと出来ていたと思います。

そして息子くんの子育てを通して感じることは、以心伝心って本当にあるんです。
親が気にすると子どもも不安になる。

みんな違ってみんな良い。

親って自分の子が一番可愛いからつい周りと比べて劣ってるとこ、まさってるとこを探しがちですが、劣ってるとこも優ってるとこもすべてひっくるめてその子なんです。ってかそもそも周りと比べる必要なんてないんです。
親のにだって得意なことと苦手なことがある。だから子どもにだって得意なこと苦手なことがある。ただそれだけのことです。
あくまでもこれは私の考え方ですが。

息子の将来に不安がないと言ったら嘘になる。
成長するにつれ息子自身も生きづらさに悩むと思う。
悩んだら一緒に寄り添い一緒に悩みもがいて答えを出していきたい。
そして何より息子を信じ、自分自身を信じたい。

頭ではわかっていても現実はなかなか難しいけど日々もがいている。
そんな毎日です。

悩みは多いけど私を母親にしてくれた息子くんに感謝。


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