世界遺産ぶらり旅|「忍野八海」絶景パワースポット
寒い季節の観光で特にオススメしたいのが山梨県忍野村にある「忍野八海」です。
富士山とその構成資産の一部として世界文化遺産に登録されているため、国内外から多くの観光客が訪れています。
今回は2022年1月に訪れた忍野八海の見どころを紹介していきますので、今後の旅行先候補としてぜひご検討ください。
忍野八海は「神の泉」と呼ばれるパワースポット
忍野八海は富士山を水源とする8つの湧水池である「出口池」「お釜池」「底抜池(そこなしいけ)」「銚子池」「湧池」「濁池」「鏡池」「菖蒲池」を指します。
その透き通った湧水池が神秘的な雰囲気を生み出すことから「神の泉」とも呼ばれ、富士山信仰と合わさりパワースポットとして有名です。
日本の原風景が広がる忍野村
忍野八海は世界遺産だけでなく、国の天然記念物、名水百選、県新富岳百景選定地などにも指定され、日本が世界に誇れる貴重な自然遺産とも言えるでしょう。
雄大な富士山を背景に茅葺屋根の家屋が立ち並ぶ景色は、まさに日本の原風景そのものです。
次の写真は「榛の木材資料館」という有料エリアの2F展望台から撮影しました。
こちらは忍野村での絶景撮影スポットなので、ぜひ立ち寄ってみてください。
なお、写真にある資料館敷地内の「鯉の池」は忍野八海には含まれません。
鯉の池の横を通り過ぎると資料館になっている古民家があり、昔ながらの日本家屋を間近で見られます。
忍野八海を代表する五番霊場「湧池」
次に向かったのが忍野八海を代表する「湧池」です。
その透明さはまさに圧巻でした。
風がなければ、鏡のように景色を反射する美しさが見られます。
快晴の日は陽の光が当たることで、際立った美しさを楽しめることでしょう。
湧池を反対側から見てみると、より一層青さが際立ちます。
湧池の水は、1983年にNASAが宇宙で雪を作る実験で使われたことでも知られています。
八海に劣らない美しさの「中池」
湧池のすぐ近くにある中池は、人工池のため忍野八海には含まれません。
それでも、その素晴らしく美しい透明さが多くの観光客を惹きつけています。
中池は池を囲む形で内側に柵が設けられていますが、外側には柵がありません。
写真撮影に夢中になっていると、誤って後ろの大きな池に落ちる可能性があるのでご注意ください。
湧池と同じく、風がなければ鏡のような状態が見られるでしょう。
中池を見るにはその周りにある大きな池を迂回し、お店の中を通って行きますが、のんびり歩きながら透き通った池と最高の景色が堪能できます。
店内は多くの観光客で賑わっていて、お土産を買うなら見てみるのも良いでしょう。
中池に向かう途中で見られるのが、忍野八海のイメージそのものの素晴らしい絶景です。
この辺りは写真撮影スポットが多くあるので、時間を長めに使い満足いく写真を撮ることをオススメします。
なお、その他の池はここまでの池と比べて見劣りするため、ついでに見て回る程度で十分でした。
忍野八海おすすめランチは「丸天」と「池本茶屋」
忍野八海では富士山の天然水を使った料理をぜひ楽しんでください。
食事処「丸天」では山梨を代表する郷土料理「ほうとう」と「鯉のあらい」がオススメです。
ほうとうはコシが強く喉ごしの良い平打ち麺が、かぼちゃ、きのこ、野菜やお肉とともに、味噌仕立ての汁に絡まり格別です。
鯉のあらいは忍野八海の綺麗な水で一定の水温で育った鯉だからこそ、新鮮でまったくクセがありません。
身も引き締まっていて、わさび醤油でおいしく食べられます。
もちろん好き嫌いはありますが、旅の思い出として試してみては?
もう一件の「池本茶屋」では、山菜うどんやお蕎麦が絶景を見ながら味わえます。
名水を使った手打ちのうどんや蕎麦以外にも、鮎や岩魚の塩焼きもいただけるので、「丸天」と合わせてグルメ三昧も悪くありません。
忍野八海観光は快晴日の午前中がベスト
忍野八海は快晴の日に訪れるのが絶対条件です。
特に冬は空気が澄んでいて、雪化粧の富士山と一体になった絶景こそが最大の見どころでしょう。
忍野村周辺は狭いエリアで、写真を撮りながらゆっくり見て歩いても2時間程度で回れます。
忍野八海を観光してからは、富士浅間神社や山中湖を周遊すればより充実した旅になるはずです。
それでは、今回の忍野八海についての紹介は以上となります。
皆様の今後の旅行が素晴らしいものでありますように。
忍野八海アクセス情報
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