読書記録（あの日から君と、クラゲの骨を探している。／古矢永塔子）
本州最北端の田舎町で、無気力に生きていた高校生・蒼は、一人の少女――儚げな外見とは裏腹に芯の強さを持つ“幽霊”の凛と出会う。ある人物の死を気がかりに思う彼女の力になるべく、事件の調査を始めた蒼だったが、その真相に辿り着いたとき、明かされたのは二人の絆にかかわる大きな秘密だった。――触れたいのに触れられない、そして絶対に“好きになってはいけない”。不器用な少年と強がりな幽霊少女が紡ぐ、ラブストーリー。
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エブリスタ仲間の古矢永塔子さんの小説。特にTwitterではいつも大変お世話になってます。
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シリアスなテーマなのにテンポは軽快で、一気に読めました。登場人物たちの会話がおもしろい。思わず噴き出しちゃう、そんな感じ。透明感ある内容の作品ですが、僕はドロドロ系よりこれくらい潔くピュアな方が好きです。おじさん、キュンキュンしちゃったよw
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恋愛小説って積極的には手に取らないのが正直なところなんですが、今回は古矢永さんの作品だから買って読んでみました（恩着せがましくてすいません）。でも、作品を届けるとはこういうことで、やっぱり作者と読者（読者予備軍）がダイレクトにつながっていくのが大切なんだなぁと。勉強になったし、励まされました。がんばるで。
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