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わかりあえないことから


買ってからもう6年くらい経つ愛読書
今でもたまに読む。

この本を買ったきっかけは
ピンクレディのUFOの歌詞を改めて読んだところ、
衝撃を受けたから笑

UFOの歌詞を要約すると
めちゃくちゃ完璧な彼が現れて
何も言わないのに先回りしてエスコートしてくれたり
愛を囁いてくれたりもう、最高。
私の心見えてるとしたら宇宙人…?🤭
いいわ、最近地球の男には飽きてるのよ。

こんな感じ。なにこれ、歌詞深すぎない?って思った。
やすす天才。

特に、こんなに自分を理解してくれる人なんて
きっと宇宙人だわ!って感覚がすごく好き。

この女の子は最も自分を理解してくれる相手が、
最も自分と遠い存在だと感じてる。
完璧に理解されていることが、
ちっとも理解できないって構図になっている。

これはコミュニケーションの本質だと思うんよ。

人間、わかりあえない。
だけど親しい人のことほど、わかった気になっちゃう。
大事な人にこそ、自分のことわかって欲しいよね。
わかりあえている、わかりあえると言う前提に立つと、
すれ違いが起きやすい。

そういえば小学校3年の帰り道に
突然、私以外みんな宇宙人なんじゃないか?と怖くなったことがある。
(妹は皆、たぬきなんじゃないかって怖くなったことがあるらしい。かわいいよね。)

誰も他人が宇宙人じゃないかなんて証明できない。と思ってる。
そんくらい他人のことはわからないもんなんだ。


わかりあえないんだ。と思うと少し悲しい気持ちになりかけるんだけど、でもそうじゃなくて。「あぁ、これが君なんだね」って知る楽しみ。

昨日と同じこと聞いたのに、回答が全く違ったとしても「今日の君、こんにちは」って言える人間でありたい。それが「寛容」というものだし、人間は誰もがカオスだ。一貫性なんて必死で保とうとしているけど、本当はないことも沢山ある。人は変わり続けているから当たり前だ。

結論としては。

わかりあえている前提に立って苛立つより、わかりあえない前提に立って相手のことをわかることができた喜びを噛み締める方が幸せだよね。



ちなみに、まだ密かに他人は宇宙人説信じてる🦄🤭


最後まで読んでくれてありがとう。


2020203


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