マイルール〜④言葉編〜
さあ、今回は「マイルール」第4弾、「言葉編」である。
僕は使う言葉にも「マイルール」がある。
「え?言葉なんて勝手に出てくるものだろう?」
そう思われる方もいるかも分からないが、言葉は使う人の人間性と密接に関係している。人は言葉を使って考える。むしろ言葉なしで思考する事なんてできない。
また、人は言葉を聞いたらほぼ自動的に、脳で思考が始まる。連想もそれに含まれる。例えば、「ピンク色のゾウを想像しないで下さい。」と言われても、時すでに遅し、「ピンクのゾウ」と聞いた瞬間に、頭にふっと浮かんでくる。
ピンク色のゾウを見たことないにも関わらずだ。
そして、自分の言葉をもっとも聞いているのは、自分自身だ。
それは物理的にもそうであるし、「言う事を聞く」という面でも同様だ。
人は基本的に他人の言う事を聞くのではない。聞いた後の自分の声を聞く。
そして、最終的には他人の言う事を聞こうと決めた、自分の言う事を聞いているのだ。
だから、他人にどんなに褒められても、自分がそうでないと思っていればそうだし、自分はダメだと思っていたら、どんなに素晴らしい働きをしていてもダメになるのだ。
言葉にはこんな性質があるから、自分の使う言葉が自分の思考、最終的には自分の人間性までも創っていると言える。そしてその人間性は、周りにも影響し、目の前の現実にまで影響を及ぼすのだ。
少し哲学的な話になったが、そんなわけで僕は言葉の「マイルール」を大事にして生きている。今回はこれらを紹介していこう。
・「むかつく」と言わない
:相手の思う壺だ。
・「許せない」と言わない
:許せないだけで、許されざる人間なわけではない。
自分が苦しむだけなら、自分のために許す。(アーメン)
・「最悪だ」と言わない
:気のせいである。人生の最悪なんて人生に一回しかないはずだ。
2回目があるのはおかしい。そんな事死ぬ間際にわかる事だ。
・「お前のせいだ」と言わない
:それは暗に、自分にはそれを解決する能力がない、そう言っているものだ。
それでいいのか?
・「愚痴」を言わない
:なんかすでに字的に汚そうだから、役に立たなそうだからだ。
・「〜でなければならない。〜べきだ。」と言わない
:気のせいだ。例外は山ほどある。思考停止になっているだけだ。
・「ふざけるな。」と言わない
:大丈夫だ、相手はふざけているわけじゃない。
・「どうしてくれるんだ。」と言わない
:諦めろ。どうもしてくれない。
・「〜で当然だろ?当たり前だろ?」と言わない
:当然と必然は違う。
当然とは「道義上そうなると思われること」つまり気のせいだ。
全て有り難い。感謝を忘れては上手くいかない。
・「絶対」と言わない
:あなたの知識の中で絶対だと思っているだけだ。例外はある。
・「お前のためを思っていってるんだ。」と言わない
:それが本当に相手のためになるかわからない。
・「それは君の価値観だろ?」と言わない
:これが価値観の否定に聞こえるのは僕だけだろうか。
・「みんなそうだ。」と言わない
:大丈夫、みんなではない。
・「普通」と言わない
:あなたの普通は誰かにとって特別だ。
・「これが正しい。」と言わない
:あなたは全知全能の神ではない。
・「かわいそう。」と言わない
:それがさらにその人をかわいそうにする。
・「ポジティブ」または「中立」の言葉に言い換える
:相手にとってネガティブな内容でも、
こちらの方が伝わりやすい。
・「言わない。」と言わない
:言っちゃうこともある。思っちゃうこともある。
100%も0%もない。
言ってしまっても、「今の無し!!」と訂正可能。
言葉に支配されたり、依存しなければそれでいい。
いかがでしたでしょうか?
僕の言葉の「マイルール」は、堅くならず、柔らかで、しなやかでありたい。
自分も周りの人も幸せにありたい。いろんな事を受け入れられる器でありたい。
そんな思いの詰まったものです。
「綺麗事」ばかりに聞こえるかもしれません。よくお気づきになりました。
その通りです。僕は例えなんの役にも立たないデクノボーであろうとも、最後まで美しい生き方をしたい。そう思っています。だから「綺麗事」ばかりになっても仕方がないでしょう?
これが、あなたが言葉の「マイルール」を作ることに、そして「人生」のお役に立てるなら、こんなに光栄なことはありません。
それではまた。
お金はエネルギーである。(うさんくさい)