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冬の†最強†健康法
冬場は
1. 乾いた空気の中で水を飲み,2. ひなたぼっこをし,3. 自分で動くこと
で健康に生きられる.
0. †最強†
一月の終わり,肌を刺す寒さに真冬を痛感する.
世間では,最強寒波だの最強ゲッコウガだのが猛威をふるっている.
どうやら,人は最強の証に弱いらしい.
そんなわけで本記事では,
ただ寒さに適応して健康に生きる方法を述べるだけなのだが,
無駄に†最強†と銘打ってみまスター!
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1. 乾いた空気の中で水を飲む
暖房が効いていると,空気が乾燥して部屋干しは捗るが,人間の体もまた乾く.
しかし人間の体は,体の水分を総動員して乾きを自己調節するため,干物にはならない.
却って,乾いた空気の通り路にある鼻粘膜の分泌が増し,鼻水が出てくる.
この鼻水を風邪と思い込むことで,本当に風邪を引いてしまう人もいるが,これは乾きに対する体の調節現象と見るべきだ.
乾燥を防ぐため,暖房+加湿器のフル稼働が一般的になっている.
しかし,高すぎる湿度が衛生上よくないことは,梅雨を思い出せば理解できるだろう.
部屋にこもって超音波式加湿器で雑菌を撒き散らしていれば,加湿器肺炎まっしぐらだ.
高湿は鬱滞を生じ,体を弛緩させる.
湿度は,60%±3%程度が人間に好適とされ,65%は越えないように注意すべきだ.
また湿度は高いより低い方がよく,乾いた空気の中で水を飲むことは健康を増進する.
ただ、乾いてからガブガブ飲んでも、水は素通りするだけで吸収されない。
まず一口、口に含んで、しばらくして吐き、改めて少しずつ飲む。
風邪の時もこの要領で飲めば風邪は抜けます。
水が入っていかない時は,体に塩分が不足していると考えられるので,塩を混ぜれば飲みやすくなる.
生理食塩水は,水 500 ml + 塩 小さじ1弱 (4.5 g) を目安に,自分の舌でいい塩梅になるよう,つど調整する.
「塩分は高血圧を招くから摂らないほうがよい」と思い込んでいる読者のために補足しておくと,0.9w/v% の塩水は,体液の塩分濃度と等しいため,生理食塩水の補給が体液の塩分平衡を崩すことはない.
この割合の考え方は,自然現象を解釈する上で,割合に大事だ.
塩だけをバクバク食べるのとは訳が違う.
人間の体における塩の重要性については,世間が熱中症で騒ぎ出す頃に投稿できるよう努めたい.
さて,乾きはまず首に出て,次に手なども乾いてきて,更には唇の周りが荒れて足の裏がほてるようになる.
口周りは泌尿器の変動を示すため,唇の両側がただれていれば,かなり水分が欠乏している.
こうなると,体のあちこちが痛んだりむくんだり,尿の色が赤いほど濃くなって頻尿になったりと,色々の不調が生じる.
頻尿になった頃に水を飲むことを奨めれば,水の大切さが身に染みるだろう.
秋の半ば〜年末:寒さに向かう季節は,水よりも温かい飲み物の方が効果があり,また飲んでも飲みすぎるということはない.
ところが,冬の半ば:一月頃からは,暖房で室内が更に乾燥して,水でなければ吸収しなくなる.
ガンガン加湿しているから水なんて飲まない!という向きもあろうが,逆に水さえ飲んでいれば,加湿それ自体が余計な行為なのだ.
暖房と加湿で澱んだ空気の部屋でぬくぬくしている人,
新鮮な外気の中で水を飲み冬の寒さに適応している人,
どちらが健康と言えるだろう?
2. ひなたぼっこ
近年,「冬季うつ」という言葉を聞くようになった.
このような冬の憂鬱は,
日照時間が短く光量も少ない上に,
寒いからと屋内で過ごす時間が増え,
外に出ても暖かい格好をして日光を遮断し,
おまけに最近はマスクで顔まで覆い隠す始末で,
日光を浴びないことが主因だろう.
起床してすぐ日光を浴びると,幸せホルモン:セロトニンの分泌が開始し,覚醒状態へと移行する.
セロトニンは脳内の神経伝達物質の一つで,快に関係するドパミン(ドーパミン)と不快に関係するノルアドレナリンとの情報をコントロールし,精神を安定させると考えられている.
したがって,寒さで体調を崩さないようにと家にこもっていれば,そのために不調になってしまう.
さて,人間の皮膚は紫外線を浴びることでビタミン D を生合成する.
ビタミン D は,骨の形成や維持に必要なカルシウムの (a) 吸収や (b) 血中濃度の調節を行う.
さらに,免疫機能を調節する働きもあると考えられており,みんな大好き「感染症対策」という観点からも重要だろう.
ただし,紫外線はガラスをほぼ透過しないので,窓を開けなければ日光浴とは言えない.
また紫外線は,細菌やウイルスに対して殺菌・不活化の作用を持つとされ,567鍋で耳目を集めた.
最近は違う意味での「アル中」が蔓延しているが,日光こそが最強の消毒薬なのである.
現代人は物に限らず,髪や皮膚まで毎日,洗剤でせっせと洗っているが,そういう余分なことが却って体の自浄作用を弱らせ,不潔にしていることを自覚すべきだろう.
生物はみな,雨に打たれ,陽を浴びるだけで,清潔が保たれるようできているのだ.
このように,太陽は人間が健康に生きる上で欠かすことのできない存在だ.
寒いから病気になるなどと言い訳して窓を閉め切っているのは,全く矛盾している.
寒い冬こそ窓を開けて,皮膚に直射日光を当ててみれば,太陽の熱さとひなたぼっこの気持ちよさに驚くことだろう.
3. 自分で動く
ここまでは,簡単に実践できる具体的な健康法を述べてきた.
しかし最も重要なのは,自分で動くということだ.
全力を出しきって行動した者にのみ,深い眠りがある.
自発的に動かなければ,全力は出しきれない.
中途半端な動きで力を余すと,その余剰エネルギは後悔・不安・不満に化ける.
これは原始以来変わらぬことであり,どれだけ技術が進歩しようと,自分から動かなくては健康にはなれない.
もっとも,スポーツや体操などに縛られる必要はない.
機械や他人に任せず,自分の内側からくる要求のままに動いていれば,それだけで体は丈夫になる.
他人をいろいろと動かして自分が丈夫になるつもりの人もいるが、
自分の糞は自分で気張らなければ出ない。
4. まとめ
本記事では,冬の寒さに適応して健康に生きるために,
乾いた空気の中で水を飲み,
ひなたぼっこをして,
自分で動くこと
が重要だと述べた.
もしかすると,もっと現代的な方法を期待していた読者もいるかもしれない.
しかし,しょせん人間も自然の生物であり,健康への道に古いも新しいもないのだ.
せっかくの冴えわたる冬,外を散歩してみれば,この時期しか見られない景色をたくさん発見できるだろう.
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『のんのん日和』
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