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◎明日から使える!小学校の先生として大切だった10のこと〜子どもと同じことをする◎


「教師は役者であれ。」


昨日のお酒の香りを残す私の恩師が、
よく語ってくれました。

教師は、役者、学者、医者、指揮者、易者と、様々な顔を持っています。


子どもたちのためなら、何者にでもなる。

そう心に決めたのです。


《その3》
子どもたちと同じ活動をする。


休み時間

毎日の授業に追われ、
休み時間は採点や授業の準備、職員室でホッとひと息。

もちろん大切なことです。

私はどんなに忙しくても、
業間は子どもたちと外へ出て遊びました。

子ども同士のケンカやトラブルは、
休み時間に起こります。

自分に都合良く話をするなんて当たり前のことだから、話を聞くだけでは解決しないことも。

先生も一緒に遊ぶことで未然に回避。

遊びの中で見せる性格や人間関係に嘘偽りはありません。

先生だって、同じです。
ありのままの姿で遊びましょう。


給食の時間

先生も子どもたちも同じ給食を食べます。

給食の時間ほど、「家族の風景」を垣間見れる機会は他にないでしょう。

好き嫌い、食べ方、食べるときの姿勢や会話など、家庭での食育や、家族との団欒の様子を感じ取ることができます。

食事は毎日のことですから、
給食の時間は、とっても大切です。

時には、子どもたちと同じ机に座って、
向かい合って、並んで、食べてみて下さい。

食べることは生きること。

子どもたちが食べる姿を見るだけではなく、
先生が食べる姿も見せましょう。



掃除の時間

以前に「120点の掃除」でもお話しましたが、
子どもたちは掃除が大好きです。

まずは、
先生が率先して掃除をすることが必要です。


みんなの教室、みんなの学校。

先生にとっても
ここは、仕事のフィールド。

そして何より、
子どもたちの学びの場です。

きれいで、心地の良い空間を保てるのであれば、誰が掃除しても良いと言えば、良い。

海外では、業者が掃除をしているところが多いんだとか。

じゃあ、何のために時間を割いて、業者よりも劣るであろう子どもたちが掃除をするのか。

「やりたいからに決まってるでしょ!」

子どもたちが言っちゃうくらい、
まずは先生が楽しく、
そして子どもたちも楽しく、
みんなで掃除をすれば良い。

「子どもたちよりも、誰よりも毎日楽しく掃除していました。」と、誇らしげに言いたいです。笑



チャイムを守る

「チャイムが鳴ったでしょー!」

遊びをやめない子や、
席に着いていない子に声をかけると思います。

じゃあ先生は、チャイムと同時に教卓に立って即座に授業を始めることができていますか?


まずは、先生が時間を守りましょう。

運動場で一緒に遊んでいたのなら、
3分前くらいには教室へ戻ることはできます。

チャイムと同時に授業を始められる準備は、
子どもたちだけでなく、先生も同じです。

時には、
時間を守れないときだってあるのは、
先生も子どもたちも同じ。



子どもは周りの大人を見て育つ

親だけでなく、子どもたちを取り囲む人、物、事、すべてが学びの環境です。

先生には、教えることがあるかもしれません。

子どもたちは、誰が教えずとも、
学び成長していきます。

先生とは、
家族と同じくらい、子どもたちにとって近い存在だということを常に意識しておきたいですね。


ありのままの先生を見せることが、
教育だということです。



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