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◎明日から使える!小学校の先生として大切だった10のこと〜助けてもらう◎


「給食は栄養満点だから、太るわよ。」

ええええ。。


《その8》
周りの方々に助けてもらう


閉じられた教室

実は、学校は狭いように見えるけど、
お互いが把握できない場所があります。

それは、教室の中。

どんな授業を行なっているのか分からない。
よくも悪くも、互いが干渉できないようになっているみたいに感じる。

廊下側のドアや窓は閉められていて、
先生の声や、子どもたちの声は聞こえるけれど
教室の中でどんなことが起こっているのかは、外からじゃ何にも見えてこない。

誰も知ろうとなんてしない。

担任の先生と、子どもたちだけの小さな社会。


自分はできている

「先生」は、良いお手本である。

「先生」は、子どもたちに正しいことを教えなければいけない。

「先生」は、決して間違ってはいけない。

まさか自分ができていないなんて、
言えるはずがない。


5年目の私

「汝、驕り高ぶることなかれ。」

転勤して、新しい職場に移りました。

「自分はできる」と、自信があったのです。

運動会の打ち上げの場で、同僚からの厳しいお叱りを受けました。

「子どもたちの前に立つな。」
「子どもたちのことを1番に考えていない。」

延々と続く叱責に耐え切れず、声をあげて泣いてしまいました。

返す言葉もありませんでした。


それから

新しい職場と、同僚からの指摘。
様々な原因が重なり、突発性難聴になってしまいました。

メンタルチェックの回答を見た管理職が私を呼び出し、カウンセリングを受けました。

私の回答に、鬱の傾向が見られるようでした。
無自覚でした。

「先生はできていないといけない。」

自分はできていると勘違いしてたの?

私はできていない。

「先生辞めようかな。」なんて


私はできていない!

できていないことを、恥ずかしいと思うことを辞めました。

できていない自分に嘆いたところで、何も良くはならなかったのです。

先生辞めたい先生は、子どもたちの目にどう映っていたのでしょうか。

結局のところ、
1番困っていたのは子どもたちです。



私は教室の扉と窓を開けました。

管理職や同僚に、授業を見ていただきました。

子どもたちを、多くの人たちの目で見てもらうことにしました。

できないことがダメなんじゃなくて、できていないことを認められない自分が愚かで情けない。


子どもたちを困らせていたプライドなんて、捨てちまえ!



周りの方々に助けてもらう

よく考えてみてください。

学校の現場の教職員の方たちは、子どもたちのことを1番に考えて、毎日働いています。

性格が違えば、合う合わないももちろんあります。
手段や方法が違えば、捉え方も違ったり、時にはぶつかることもあると思います。

それでも、目的は同じです。

「子どもたちが毎日楽しく学校へ通う。」

言葉は違えど、想いは同じ。

何時間も会議をするのは何故?
夜遅くまで仕事をするのは何故?

子どもたちのためなら、
喜んで手を取り、助けて下さります。


これは私の勝手な思い込みですが。
頼られることって、結構嬉しいものです。

学校の先生は、指揮者としての資質を持ち合わせています。

ベテランの先輩方に頼り、先導していただくことは、よりよい人間関係と学びの場になります。

もっと助けてもらって良いと思います。



先生が楽になったよ。

「楽」は、「楽しい」って意味でしょ?
だから、「楽になる」ってステキな言葉よね。




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