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日本の寿司は退屈!?海外の寿司文化◎

寿司は海外でも人気で、ここエストニアにも数件の寿司レストランがあり、スーパーでも持ち帰りの寿司が売られています。

米を食べる文化はありませんが、寿司として米を食べます。

エストニアの友達に、寿司レストランでのバイトを紹介してもらい、エストニアでも人気のある寿司レストランで働けることになり、今はキッチンで寿司を作っています。

そこで働くエストニアの人たちに話を聞いて、海外の寿司文化について私が感じたことを書かせてもらいます!!

日本とは違った発展を続け、独自の「sushi」文化が存在していることを、知ることになるでしょう!!!

寿司の種類

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主に巻き寿司です。
日本でも馴染みのある名前の「カリフォルニアロール」と名付けられたものをはじめ、たくさんの種類があります。

使われている魚介類ですが、サーモン、マグロ、エビ、いくら、うなぎだけです。しかし、野菜や鶏肉を使うことで、なんと40種類ほどの巻き寿司があります。

サーモンはノルウェーも近く、めっちゃ美味しいです。
それを生で使用したり、スモークしたり、蒸したりしてバラエティー豊かです。

一番人気の巻き寿司

「Tempura」という種類があり、なんと巻き寿司にパン粉をつけて揚げるという巻き寿司が、めっちゃ人気です!!

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キッチンでオーダーを受けているから分かるのですが、一番注文が多いのが、チキン巻き寿司の天ぷらです!!
天ぷらと言っていますが、天ぷら粉にパン粉をつけて揚げているので、私的にはフライです。

巻き寿司の特徴

1 クリームチーズがマスト!!!
巻き寿司には必ずと言っていいほど、クリームチーズが入っています。始めの準備でクリームチーズを10kg絞り機に詰めます。ここから始まります。

2 野菜をめっちゃ入れる
日本でもよく使われる、きゅうり、アボカド、レタスをはじめ、たくさんの野菜を使います。ビーツやズッキーニ、ミントやバジルも入れるのは海外の特徴でしょうかね。

3 海苔が内側
これは鉄則なんでしょうか。始めの準備で、巻き簾にラップを巻きつけます。これなしでは始められません。ここで見栄えが和風から洋風に変わります。周りが米の色の白になるので、トッピングがしやすく、色鮮やかになります。

4 醤油では食べない!?
カットした後、盛り付けをして必ずソースをかけます。ソースの種類は、テリヤキソース、マヨネーズソース、ガーリックソース、タヒニソース、カレーソース、マンゴーソースとたくさんあります。マンゴーソースには驚きました!!

ビーガン寿司

ヨーロッパでは、ビーガン、ベジタリアンの人がたくさんいます。ビーガンのメニューはレストランにとって必須です。そのため、巻き寿司もビーガンのものがたくさんあります。

この巻き寿司にはクリームチーズが使われずに、カシューナッツソースが使われます。これがまたナッツの香ばしさで美味しい!!

氣になる具材は、豆腐、ビーツや茄子のフライを巻きます。ネギやキャベツ、さつまいもも使います。

日本の寿司は退屈!?

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最近日本では、海老アボカドや、海老の天ぷら、ハンバーグをのせたものが登場し、子どもたちにも人気があり、定番になってきました。

しかし、寿司とは本来、新鮮な魚や魚介類を楽しむものだと私は思っています。そのことをマネージャーに話してみると、

「日本の寿司はとても美味しいと思うし、こことは全く違うものも分かっています。でも、私たちには日本の寿司では退屈なんです!!!

と話してくれました。

もちろん、日本にはたくさんの新鮮な魚介類があり、ここにはないということも大きな理由だと思います。刺身のような生の魚を食べる文化がないということも言えると思います。

こんなにたくさんの種類があり、見た目も華やかな巻き寿司ばかりということを知れば、日本の寿司が退屈だと思ってしまうことが分かるような氣がしました。

海外の寿司文化

ここまで紹介してきたように、海外の人たちは、クリームチーズや野菜が入った巻き寿司を好みます。巻き寿司をフライにしたり、ビーガン寿司があったりと種類も様々です。

また、黒い海苔を内側に巻き込んだり、いろんなソースを使ったりと見た目も華やかなものばかり。

日本人としては、新鮮な魚と美味しい米を味わいたいのに、そんなことをしたら本来の味を味わえなじゃいか!!!
と言ってしまいたくなりますよね。

でも、これはこれで美味しいんです◎

日本でも様々な種類の寿司が定番になり、人気を獲得してきています。海老アボカドがいい例ですよね。私も大好きです。寿司にマヨネーズなんて!!と言ってたのは昔の話。

今では、日本の寿司が、海外で独自に発展し逆輸入されたと思って仕方ありません!!それが日本でも受け入れられている現在。海外の寿司文化も侮れませんね◎


みなさんも海外へ出かけた際には、ぜひ現地の寿司レストランへ足を運んでみてください!!「寿司」と名乗ってはいますが、寿司の枠にとらわれない、海外で独自に発展した全く違った「sushi」を食べることができます。


寿司なんて日本で美味しいの食べられるし、行く必要なんてないよね〜

なんて思ってたあなた!!

それ、間違ってます!!

海外の寿司文化は、日本とは違った発展を続け、研究され、
新しい「sushi」文化を生み出したのです◎




























































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