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思考の原資その2

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2016年2月の記事一覧

今日は大腸カメラの日

 医者は、大腸カメラとは言わないみたいで、下部腸内内視鏡検査と表記している。すべての内臓の下部に当たるからだろうか。どう表現しようが、肛門からチュウブを挿入してぐるっと「の」の字の逆にお腹の中を一回りして戻って、異変を見つけ出してくれる検査だ。

 この検査を行うきっかけとなったのは、毎年受けているドック検診の一環に、検便があり、その検便で潜血反応があったためだ。その潜血反応の精度といえば、「お風

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リングカット

 指輪が外れなくなり、消防署に駆け込んでカットしてもらったという話。それだけ。

 左の薬指に結婚指輪とは違う、デザイナーにデザインしてもらった指輪をかれこれ25年くらいはめていた。が、大腸カメラの日が近づいていることもあり、診察台で取れなかったら困ると思い、事前に外して行こうと思ったのが不幸中の幸いとなった。(電気メスを使う可能性があるため)

 外れなくなった原因は、指の関節が太くなったから。

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孫が「みんなのもの」と、言ったことについて

 タイトルだけじゃ何の話だかさっぱりわからないと思う。

 ちょっと説明すると、2歳の妹が遊んでいるものをいきなり、「みんなのものだからね。」と言いながら横取りし、妹が泣きわめくと自分も泣き出して騒然という事態になった。これが発端となって、私の思考が開始した。

 こういう時、私は一切口出ししないようにしているが、収まらない時は、ちょっかいを出した方に「どうしたいの?」と、聞くようにしている。冷静

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人生の節目に思う

 生きて過ぎ去ってみて振り返ると、あの時は節目というものだったなあと言えるが、実際、その時は必死でもがいていただけという印象でしかない。人によって節目というのはいろいろだと思うが、結婚、出産、子供の巣立ち、閉経というイベントを経た。女としての私の人生をこのようなイベントで見ると結構わかりやすい。反面、男性はどうだろうか。結婚前も後も、自分自身が関わったイベントは、仕事しかないとも言える。これは我が

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祭日のひととき

祭日のひととき

 今日はなぜ保育園がお休みなのか?聞かれなかったけど「建国記念の日」と、孫に教えてあげた。追加で聞かれずに、そのまま「ふーん」て言ってくれるだろうことを願った。が、6月に4歳になる姉は好奇心の塊で、何でも聞いてくるため、ふーんでは済まされないことは承知していた。今日は、春節であり、仏滅であり、大人として何と教えたものか、建国のことを。と、頭のなかをいろいろな説明が通り過ぎ、4歳前の子には無難にこう

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文房具屋さんと手芸屋さん

文房具屋さんと手芸屋さん

 文房具屋さんという響きがなんとも、懐かしい昔の風景を思い出させた。今はなくなってしまったが、私が通った小学校の裏門の正面に、着物を着たお婆さんが店番をしている小さな文房具屋さんがあった。正門の並びにも一軒あったが、そこは事務機器などを置く文房具屋さんで、子供はあまり寄り付かない店だった。小学校が移転したのと同時に、小さな店の方はなくなってしまったようだが、それを知ったのは、私が諏訪に嫁いでから随

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他愛のない欺瞞

「反面教師」と言うと、あまり良い意味では使われていないが、言葉としては、私が母を否定し続けて自らを叱咤しながら生きてきたことの肯定なので良しとしている。また、今では、年老いた母を責める気も批判してなじるつもりもないが、母のこれまでの言行を繋げると、一人の人を否定し続けたというよりは、部分的によく理解できていないことも含まれていると思うようになった。

 私の娘の離婚手続きが全て終ったのは昨年の1

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