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ナナフシ・ナイトクラブ【短編集4】

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【短編】ロンリネス・ケバブ

【短編】ロンリネス・ケバブ

ビルの入り口にはケバブ屋のキッチンカーがあった。
そこには既に数人が並んでいて、僕と先輩は辟易した顔でその列に加わる。
先輩は腕時計を見ながら、次のミーティング開始時間を気にしているようだ。
僕は彼女を見ながら人差し指の先っちょをさすっていた。今朝から妙に痛む。
ケバブ屋のラインナップには普通のケバブ以外に、ケバブ丼とケバブ弁当があり、ソースを選ぶことができた。
先輩は甘口のソースにして、僕はそれ

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