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KEY ACTION IMMORALITY
2024年6月1日 00:35
ビルの入り口にはケバブ屋のキッチンカーがあった。そこには既に数人が並んでいて、僕と先輩は辟易した顔でその列に加わる。先輩は腕時計を見ながら、次のミーティング開始時間を気にしているようだ。僕は彼女を見ながら人差し指の先っちょをさすっていた。今朝から妙に痛む。ケバブ屋のラインナップには普通のケバブ以外に、ケバブ丼とケバブ弁当があり、ソースを選ぶことができた。先輩は甘口のソースにして、僕はそれ