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シヴァリンガと沐浴

【海外写真放浪記】 INDIA 4 リシケシ 

ヨガの聖地でお腹を下し、ヨガの色々な体勢でどうやって便意を我慢できるかと言う精神修行を行いながら、日々シバフェスティバルから普通の暮らしに戻っていくリシケシで写真を撮っていく訳だが、そう簡単には人の数は減っていかなかった。


リシケシにはガンガーに3本橋が架かっており、一番上のラクシュマンジュラーが最も栄えている。


宿やアシュラムの数もラクシュマンジュラーが一番多く生活しやすかったが、いかんせん人が多いので毎日下の橋まで撮り歩きをして回っていた。


シバフェスティバル中のリシケシしか知らないけれど、本通りを外れたり下の橋付近までくると静かな田舎で人もガツガツしていないので本当に良いところ。田舎に来る程英語が話せない人も増えてくる。


英国植民地時代の名残で英語が第二言語になってるが、インド訛りが結構面白くて個人的にはツボ。僕も大して喋れもしないけれど。



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道端で微睡んでいたお爺さん。ヒンディーしか話せないので何してるかは不明


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山間部なので野生動物も多い。


リシケシはヨガが関係あるかは不明だけれどもベジタリアンレストランが多く欧米人向けのカフェやレストランもちらほらあったが唯一食べれるはずの鶏肉すら食べれずに過ごしていて、僕の心の拠り所だったのがこのターリー屋さん。

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リーズナブルで毎回違う味のターリーなので毎日通っていたけれど、どうしても体調が悪い日にライスとお湯を注文して永谷園のお茶ずけを食べ始めた僕を見て大爆笑してたな。


日本のこういったふりかけ系、簡易味噌汁、だし、醤油、などは売ってはいるものの高いので持っていくのがおすすめです。特にこう言う時。


北インドのカレーは出汁文化がなくてどちらかと言うとスパイスを楽しむカレーで南インドのカレーやスリランカカレーとはまた違うらしい。もちろん日本のインドカレー屋のカレーなんて巷のターリー屋では絶対に出てこない。



以前シバの寺院や銅像が沢山あった話をしたが、基本的にはシバを祀っている所には男根(シバリンガ)の石柱がある。これはまだしなやかなフォルムをしているけど、モロシバリンガも勿論存在する。


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男根を崇めるって結構ふざけた話に聞こえるかもしれないが、ココに来て参拝しているのを見ると信仰心の熱さに驚いた。日本にも静岡のどんつく神社とかが有名かと思うがちょっと趣が違った。あれはあれで凄いので是非検索を。


アジアで言うとタイや行った事がないがミャンマー位までは日本と似通った生活形式や食べ物、宗教、が根付いているが、バングラ、インド、ネパールまで来ると本当に異文化になってくる。


そこが面白さの一因だし


やっぱり世界から見たら日本はアジアの小さな島なんだなとこの頃よく考えていた。




ガートには朝から夜まで絶え間なく人が居て沐浴をしていた。リシケシのガンガーは雨季で濁っているが、お腹の弱い僕でも入れそうな位普段は綺麗らしい。

沐浴は罪を洗い流す行為とWikiでも紹介されているんだけど、僕はその昔疫病が流行って入浴文化が無かった時代に衛生面を考慮してこの習慣が作られたんじゃないかと考えている。

大衆を動かすために宗教を利用すると言うことは昔から行われてきた事だ。



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彼らの洗い流された罪は一体どこへ行くんだろうか。




3週間近く続いたリシケシの生活に別れを告げ、インドの第一目的地ダラムサラーへと移動する。




次回ダラムサラー



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