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旅の始まり

【海外写真放浪記】

昨今のコロナによる自粛により渡航どころか家で過ごす事が多くなった今、9年前にスタートし、約5年50カ国に渡り旅をした記録を思い出しながら写真と共に振り返って行こうと思います。


主にポートレートを中心に写真を撮り貯めて来ました。NIKON D800デジタルです。

渡航中トレッキングやRAVEも参加しましたので追々記事にしたいと思います。


では




TOKYO


今からおよそ9年前の2011年僕は東京の某スタジオにてスタジオマンとして働いていた。

スタジオマンとは主にカメラマンの撮影の補助やライティングを組む仕事で雑誌などのカメラマンを目指すなら先ずはここからスタートするのが一般的ではないかという職業である。

もちろん僕もそれを目指して入社し、2011年の時点で2年半勤務していた。大体がここからカメラマンの直アシになり独立するのだけど、僕の場合はそれをせず退社し渡航を決めた。

それには色々な思いがあったけれど、まず物を売る為の写真に疲れたと言うのが一番の理由だったのを今でも正確に覚えている。そしてそれが写真で食べていく上で一番リスキーな選択だった事も覚悟して。

丁度その進路を決めている時に起きた東北大震災も私を渡航へと駆り立てた要因の一つであった。渋谷にいた僕のビルも大きく揺れ、外に逃げた途端周りのビルがおもちゃの様に揺れていた。その後のニュースや被災者の方々の話を聴くうちに、今を楽しんで精一杯生きなければと強く思う様になり退社を決意する。


海外へは学生時代にバックパッカーのお手本となる様なタイ、ラオス、カンボジア、ベトナムへ行って以来だった。

在職中に貯めた微々たる貯金と退職金を元にノートパソコンやレンズを新調し渡航の準備を進めたが、当初8−9ヶ国行けるかもわからない金額で出発した。後にこんなに旅浸けになるとも知らずに。ただお金よりも2年半必死に働いて自由になった事が何よりも嬉しくて金額の事などあまり頭には無かった。東京の生活を引上げるのも大変ではあったが苦労とは微塵も思わなかった。


後で記事にしようと思っているが、私は旅の資金をオーストラリア、ニュージーランド、カナダの3ヶ国で稼いでしのいでいた。昔から金に困ったらワーホリと旅人の間では有名な話だ。このワーホリ中も書きたい事が山ほどあるので後ほど。


そんなこんなで2011年の7月1日に私は東京から中国経由で旅に出るのである。


次回 Nepal





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