30年目の、はじめまして。/BEE STAFF COMPANY 〜1
20歳の若造がこの業界に身を置いてから、気づけばもう30年。
思えば26歳の頃にデザイナー修行していた大手代理店を飛び出して個人事務所を始め、そして30歳の時に父親が創業した「画像修正のスペシャリスト集団の会社」を、「広告デザインの制作会社」へと業態転換するべく頼まれ、拒否権を発動できるはずもなく、個人事務所を畳んで入社し、20年経ちました。うっかり社長になって10年経ちます。もうね、あっという間でした。
でね、個人事務所の頃から仕事仲間に言われてきたことなのですが「豪さん、やってる仕事の割に自分のプロモーション活動下手だよねー。ちゃんとやったほうがいいよー」と。それはあれから四半世紀近く経った今になっても相変わらず下手なんだよなーと思うわけです。主に性格的な問題なんだけど。
まあ、広告制作はチーム仕事だし、公の場所で自分が関わっている仕事を公開するってのもなかなか制約がある場合も多いし大人の事情も多いしで、広告屋としてのプロモーション活動って昔から難しいところがあるのは間違いないっちゃあないんだけど、仕事に追われててそんなことまでやってられなかったってのが本当のところなのですが。
それでも今は会社を背負っている以上、この自分のプロモーション下手を「まあいっか」とやり過ごすわけにはいかんのと、無名な弊社のことを一人でも多く知っておいてほしいなあということ。
ちなみに、上田 豪は何をやっている人なのかは、このnoteにある配信と、
こんな記事とか、twitterを見ればなんとなくわかると思うので、ここでは上田 豪のいる会社は何をやっている会社なのかってのを、なんとなく書いておかねばなるまいと思ったわけです。というわけで、興味ある人は見てってね。
BEE STAFF COMPANYとは?
「東京銀座にある1990年創業のこの会社は、シンプルさと本質を追求するグラフィックデザイナーとしての思想を根底に持ちながら、大手広告代理店での多種多様な業界の広告制作業務を通じてこれまで培った経験と、社外のスペシャリストたちとのネットワークを活かし、クライアントの課題に合わせたクリエイティブチームを構築、クオリティの高い広告クリエイティブを実現することを目指して今日まで活動してきた、小さなクリエイティブブティックです」
って、真面目に書くとそんなとこなんですけど、そんな無名の会社の謳い文句なんて別に面白くもなんともないよねー。知ってる。だって言ったもん勝ちなんだもん。
なので、一番大事なことを書いておくと、弊社の名前に込められた思い。
本当のこと言っちゃうとネーミングとしてはあまりいいとは思ってないんだけど(俺が創業者だったら絶対この名前つけてないw)、それでもネーミングのコンセプトは悪くないと思ってる。
それはね、文字通り「蜂」というモチーフにこめられてる。な。
蜂っていうのは、果実を実らせるために花から花へと飛び回って受粉させる役割を持つ大切な存在なんですね。人と人を結びつける。人と企業を結びつける。企業と企業を結びつける。広告屋ってつまりそういう存在じゃんと思うわけです。
それとね、蜂の巣ってのは、六角形の集合体でできてる。六角形ってのは無限に繋がって広がっていく図形じゃないですか。「正六角形ならね」とかそういうマウントはいらないよ。
その六角形の部屋のひとつひとつが社員個人だったり社外の仕事仲間だったり、クライアント企業だったり。つまりね、そのひとつひとつの六角形が独立した部屋なんだけど、それが結びついてどんどん広がっていくってイメージ。それが、弊社の思い描く理想なんですよね。
...あれ、弊社なんかいい名前じゃん。
なので、クライアントはもちろん、仕事仲間になってくれる広告屋の方々(制作者に限らず)でも、弊社と繋がってくださる方はいつでも大歓迎なのです。
何ができる会社なの?
「主に大手広告代理店やクライアント企業の経営者直轄のクリエイティブチームとして活動。案件の内容に合わせて、自社のメンバーとさまざまなスキルを持つ社外のアライアンスメンバーとでフレキシブルにクリエイティブチームを構成しています。クライアント企業の規模は大手や中小を問わず、ブランド開発・情報戦略・広告制作物のクリエイティブディレクション・アートディレクション・デザインを手がけています」
って、カタカナ多すぎて真面目に書いてるように見えない。ルー大柴か。
一言で言えば、広告とか販促とか、ブランディングとか、任務に応じて必要な能力を持つ専門家とチームを組んで事に当たる広告屋さんですよーってことです。
あ、それと、広告屋さんですから、広告の仕事を「自分の作品作り」として捉える制作者ではないということははっきり言っておきますー。これはついでに覚えておいてほしい大事なポイント!
◎ブランドコンサルティング/VI開発/ロゴマークデザイン
◎ステーショナリーデザイン(会社案内・名刺など
◎プロジェクトマネジメント
◎クリエイティブディレクション/クリエイティブコンサルティング
◎アートディレクション
◎グラフィックデザイン(ポスター・新聞広告・雑誌広告・交通広告・店頭POPなど、広告/販促の企画制作)
◎コピーライティング(ネーミング・スローガン・タグライン開発など)
◎webデザイン
◎CM/動画制作
◎商品開発
◎その他事業の課題に対するアイディア提供・ブレストへの参画
◎パッケージデザイン
◎ブックデザイン
◎マーケティングリサーチ
◎モデルキャスティング
◎撮影コーディネート
◎画像処理(レタッチ)
◎印刷
とりあえず業務領域をずらずらと書き連ねてみましたが、やっぱりこれ、広告業界の人じゃないとよくわからないカタカナばかりだよねー。
まあここでも一言で言っとくと、「大抵のことは対応できる」ので、案件の大小やクライアントの大小や予算の大小に関わらず、まずは相談してみてくださいー。
どんなスタンスで仕事をしているのか
クライアントとBEE STAFF COMPANYの関係は、わかりやすく言うと、
「社長の横にいるクリエイティブチーム」でありたいということ。
それは、クライアント企業のクリエイティブパートナーを目指している我々が思い描いているひとつの理想のかたち。「めまぐるしく変化するいまの社会状況に合わせ、企業がスピーディに世の中とコミュニケーションしていくためには、そんな距離感の体制が必要なんじゃないかなあ」ということを、10年くらい前に「俺はクリエイティブデパートメントを創りたい※」という表現で周りの仕事仲間に話しつつずーっと考えてたんですけど、やっぱり今の世の中そうなってますよねー。 ※ここではその話は割愛。
「経営をリードする企業のトップと、ブランド戦略やコミュニケーション戦略を担い、それを実行できるクリエイティブチームが、さまざまなコミュニケーション課題を日頃から共有できる体制を作ることが理想です」
つまりそれって、社内にその体制が作れれば一番話が早いわけなのですが、特に大企業でもなければなかなかそうはいきませんよねー。そうじゃなくても制作者って面倒な人も多いしそんな人たちばっかり雇うのもマネージメント考えるだけで嫌でしょう?そうでもない?あ、そう。
例えば、毎回コンペを実施して制作者がめまぐるしく変わるクライアントの皆さん、おかげで毎度毎度、制作者に同じ説明をしなきゃいけないとか、面倒くさくないですか?
社外で信頼できるクリエイティブチーム抱えちゃった方が楽じゃない?
企業にとって長く付き合える、阿吽の呼吸で動くことのできる制作者がそばにいないって、長い目で見ると一気通貫したコミュニケーションをすることはやっぱりなかなか難しいんじゃないかなーと思うわけです。大きなお世話なんですけど、大きなお世話も広告屋の仕事なので。ごめん。
こんな企業と出会いたい
◎クオリティの高いクリエイティブパートナーを持ちたい企業
◎制作会社に直接依頼したいとお考えの企業
◎質の高いクリエイティブを実現したい地方企業や中小企業
◎企業や商品のブランドコミュニケーションに課題を抱える企業
◎第一次産業を盛り上げたい企業
「上記のようなお悩みを抱える企業、この先の事業を見据える上でデザインやコミュニケーションの重要性を感じている企業の方々と共に「事業の成長の鍵になる企業やブランドのファン作り」のためのお手伝いをしていければと考えています」
と、真面目に書くとそうなるんですけど、
やっぱり一言で言っちゃうと「あいつらと仕事すると発見があっていつも楽しいんだよなあ」と思ってもらえるような仕事をしていきたいんですよね。クライアントの方も含めた作り手が楽しんでなきゃ、それを受け取る人が楽しいと思うはずないからねー。
それと、もうひとつここで伝えておきたいこと。
「大きな仕事の経験がある人にしかわからない風景」があるということ。
大きな仕事での経験を中小企業の仕事に活かせるのは強みかなあと思いますし、それが制作者として残り時間の少ない自分自身が取り組むべきテーマのひとつだと思っています。
遊びに来てね
「これまで、私たちの考え方や実績を評価していただき、お取引やご契約をいただいているクライアントの皆さまだけでなく、これから出会うはずの、まだ見ぬ多くの方々にも、私たちがクライアントの課題にしっかり向き合うことのできるクリエイティブチームであるということを知っていただきたい」
そう思ってここまでつらつらと書いてきましたが、最後にそれでもやっぱり一言で言っちゃうと、「一番なのは直接お会いしてお話しすること」「私たちのポートフォリオをご覧いただきながらお話しすること」「私たちが役に立てそうかを見てもらうこと」それがやっぱり一番確かなんだよなーと思っています。
ただ、遠方でどうしても会いに行けないんだけどポートフォリオを見てみたいという方は、その旨をご連絡いただければ対応いたします。
というわけで、企業やブランドのコミュニケーションやクリエイティブに関するご相談はお気軽にどうぞ。
この道を行けばどうなるものか、危ぶむなかれ。危ぶめば道はなし。踏み出せばその一足が道となり、その一足が道となる。迷わず行けよ。行けばわかるさ。
2020年3月に移転した新しい事務所でお待ちしておりますー。
株式会社ビースタッフカンパニー
東京都中央区銀座8-18-7 銀座エイワビルhttps://www.facebook.com/beestaff/
参考情報
◎プロフィール
上田 豪(うえだ ごう)
株式会社ビースタッフカンパニー
代表取締役社長アートディレクター/クリエイティブディレクター
1969年:東京都板橋区出身
1990年:博報堂および博報堂C&Dにて笠井修二氏に師事
1996年:上田豪デザイン事務所設立
2000年:株式会社ビースタッフカンパニー入社・企画デザイン室設立
2010年:株式会社ビースタッフカンパニー代表取締役社長就任
2017年:twitterにて「乗りすごしを愛する大人の雑誌 Missmystop」を刊行
2020年:NPO法人立川ボーイズ(中学硬式野球)チーム代表に就任
2022年:ココロギミック-異人と同人3(neconos)に小説を寄稿
2022年:ひろのぶと株式会社 社外アートディレクターに就任
◎クライアント実績
自動車/バイク/モータースポーツ/スポーツ団体/エネルギー/保険/証券/銀行/学校/製薬/飲料/日本酒/ビール/煙草/食品/健康食品/農産物/化粧品/美容/宝飾/家電/建材/出版/ソフトウエア/情報通信/音楽/流通(百貨店)/ファッション/インテリア/旅行/イベント/マスコミ(新聞社・CS放送)/官公庁(最高裁判所・外務省・厚生労働省・環境省)/自治体(東京都)/美術団体/舞台/病院/飲食店など、さまざまな業界の広告・クリエイティブ実績多数。関わった仕事の業界紙などへの掲載や記事などいっぱい。
◎業務領域
●企業ブランディング/商品ブランディング/ロゴデザイン/ステーショナリー/広告/販促/パッケージデザイン/装丁などにおけるクリエイティブディレクションおよびアートディレクション ●企業全体のクリエイティブコンサルティング・アドバイザー ●twitterでの情報発信
◎受賞歴
2016年:読売広告大賞/読者大賞
2016年:日本産業広告賞
2015年:フジサンケイグループ広告大賞メディアミックス部門優秀賞
2004年:ロンドン国際広告・デザイン賞/広告賞部門ファイナリスト
2004年:ロンドン国際広告・デザイン賞/デザイン賞部門ファイナリスト
2003年:毎日広告デザイン賞/優秀賞(準グランプリ)
2002年:毎日広告デザイン賞/シリーズ広告賞
2002年:日経広告賞/部門賞
2001年:中日新聞広告賞/部門賞 などなどなど
あそぶかねのために使います