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「なんで出来ないの?」ではなく、なんで出来ないのかを知ること

子どもを叱るときに「なんで出来ないの?」と感じることがあるかもしれません。

もしかしたら口に出して「なんで?」と聞いてしまったこともあるかもしれません。

でも、子どもたちもわからないんです。なんでなのか...。


私たち親、教育者はその「なんで?」を子どもたちに聞くのではなく、私たちが「なんで」を知ろうとすることが大事なのでしょう。

子どもたちにやってほしいと思っていることができないのには理由があります。子どもも大人と同じで、どんなことがあっても、何をやっても、もともと持っている資質を変えることは簡単なことではないのです。

例え変えることができても、それは本当に変わったのではないかもしれない。本当の自分を我慢して頑張っているのかもしれない。そのうち頑張っていることも忘れて自分がわからなくなってしまうかもしれない。

さらに辛いのは、本当の自分を否定して親や先生の言う「いい子」にならなければいけないと感じ始めてしまっているのかもしれないということですね。それは自己肯定感を限りなく下げてしまうから。


私たちがなかなか変わらないように、子どもたちも変わることは難しいのです。

私たちは、彼らの性格を変えるのではなく、それぞれの資質をよく理解し、弱みとしてではなく、強みとして生かしてあげることが重要です。

頑固ものは「こだわり屋さん」、いい加減なのは「ポジティブ思考」、優柔不断は「思いやり」、消極的なのは「洞察力が優れている」など、それぞれを強みとして認識させてあげること、そしてそれを上手に活かす方法を教えてあげること。

不得手があってもそれを言い訳に使わず、不得手な部分をどうやって補っていくか、そして、それを助けてくれる人への感謝の心を教えてあげなければいけません。


なんでできないのかを知る...それが大事!


それは大人も子どもも一緒。ですね。

Inner8子育てスキル

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