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[解説と設問を発表]ライドシェアとギグ・エコノミー【英語で学ぶ大人の社会科】第66回 1/8(祝・月)20時@オンライン

日本で導入に関する議論が進んでいるライド・シェア。導入に関する課題と今後について英語で議論。


2024年1月前半の「英語で学ぶ大人の社会科:世界の知性が語る現代社会」のワークショップのお知らせです。2024年1月8日(祝・月)夜20時@オンラインで開催するワークショップは、「Politico」の記事「Uber and unions face off over EU gig work law(EUのギグワーク法をめぐりウーバーとタクシー労働組合が対立」を使い、英語で議論します。このワークショップの解説と設問を発表します。

【ワークショップ】

労働人口の減少に伴う人手不足を背景に、日本でも導入が検討されているライドシェア。インバウンドの復活、高齢社会の進化に伴い、特に地方での人手不足が深刻化しています。タクシーの運転手は、そのうちの職種の一つです。

日本では、中央政府、エコノミストや大企業が導入に積極的である一方、現場や一部の利用者からは反対意見も出ているようです。Uberが生まれた米国や発展途上国でライドシェアは一定の成果を上げているようですが、労働者の権利や安全性に対する意識が高い欧州では慎重論も根強くあります。

ライドシェアとは?(2023年最新版) 解禁・導入時期はいつ?

この課題について、岸田総理は2023年10月23日、第212回臨時国会の所信表明演説で、次のように述べました。

「地域交通の担い手不足や移動の足の不足といった深刻な社会問題に対応しつつ、ライドシェアの課題に取り組んでまいります」

NHK

「ライドシェア」検討表明 進むのか? 岸田首相 臨時国会 タクシー 不足 | NHK政治マガジン

また、導入が進んでいる一部の自治体ではこの問題についての議論が進んでいます。一方、日本では、「海外では導入が進んでいる」と紹介されていますが、欧州では、過去にUberの営業権の取り消しが2度あったロンドンを始め、その導入には慎重論も多いという現状があります。

急速に進む「日本版ライドシェア」議論の先は?

制度の導入に慎重論があるのは、ライドシェアの運営における安全性の問題や「雇用の質」などが大きくかかわっています。しかしながら、全国ハイヤー・タクシー連合会、川鍋会長の以下の発言に見られるように、日本では、その課題に関する議論が十分ではないように見受けられます。

「議論すべきところが議論できていないのではないか。安全の問題があり、また雇用の問題はほとんど議論されていない。国民の生命にかかわる、大事な議論なので、包括的かつデータに基づいた議論したいと我々は申し入れをしている」

東洋経済

次回開催の「英語で学ぶ大人の社会科」では、以下のPoliticoの記事を教材として用い、「ギグ・エコノミー」「市場経済と安全性管理」の関係性について英語で議論します。ご関心のある皆様のご参加をお待ちしています。このワークショップの詳細は以下のとおりです。

日時: 2024年1月8日(月・祝)20時~21時30分

場所: オンライン
定員: 10名程度まで
費用: 見学のみ: 500円、初回参加者:800円~

【教材】

Uber and unions face off over EU gig work law

チケットの申し込みは以下のYahooチケットサイトから、または銀行振り込みでお願いします。

【チケット】

ライドシェアとギグ・エコノミー【英語で学ぶ大人の社会科】第66回 1/8(祝・月)20時@オンライン

【銀行振込での申し込み】

振込用紙は以下のサイトからダウンロードお願いいたします。

このワークショップの設問は参加申し込み者、サロン会員、有料ニュースレター購読者及び後日発表するnote記事購入者にのみ送付します。過去のワークショップと同様の設問を設定しますので、以下のマガジンの2020年4&5月の記事(設問を公開しています)を参考にしてください。

【英語で学ぶ大人の社会科】世界の知性が語る現代社会

【解説】

日本では導入に向けて、前向きな議論が進んでいるライドシェアですが、欧州では、営業許可を与える立場にある地方自治体やタクシー運転手から、長年、拒否的な反応を受けてきました。ライドシェア大手のUber社は、ロンドンでは過去2度にわたり安全上の課題から営業許可が取り消されましたが、法廷闘争を経て、2022年に、ようやく2年半の営業権を再び獲得しました。

Uber secures London license for two and half years

https://www.reuters.com/world/uk/uber-secures-london-license-two-half-years-2022-03-26/

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