ほっといていいことってないね。

ホント暖かいですね。
もう春かっ!って感じです。まだ2月ですよね?大丈夫なんですかね?何か色々と心配しちゃいます。

さて、今日はタイトルにある「ほっといていいことってないね」について書こうかと思います。


会社って日々色々なことが起こります。テーマも様々、インパクトも様々、その後の対応も様々です。様々なんですが「対応」として、ほっといちゃダメなこともあるなと思っています。


それは企業文化とか経営方針に関するところですね。


企業経営してきて今感じているのはこの部分については絶対譲っちゃダメってことです。実際に譲ってはいないのですが、日々の業務単位だと個に任せられている部分も大きいので企業文化の解釈の幅や、経営方針の徹底度に差が出てきます。これはこれでどこの会社でも大なり小なりあると思います。


僕がダメだなと思っているのは、解釈の幅から大きく逸脱している場合や、経営方針が実行されていない場面では現行犯逮捕(その場で注意)しないと効果がないということです。現行犯逮捕って言葉が悪いですが、僕が好きだったダウンタウンのTV番組「爆笑 大日本アカン警察」のノリですね。

「松本~、アウト!」みたいな。(あっ、これは笑っちゃいけないか・・・)

冗談はさておき、企業文化とか、方針の徹底とかは現場で育ちもするし、枯れもします。


例えば、

・来社いただいた協力会社様とすれ違っても挨拶してない
・みんなで共有部分の掃除をしようといっても来ない
・時間が何より貴重な資源なのに平気で時間に遅れてくる
・決めた方針をあれこれ言い訳してやろうとしない
・設定した目標をやりきろうとしない

みたいな場面です。


全部ちょっとしたことなんですよね。ちゃんと説明しておくと、皆んな全くやってないわけではありません。その時出来ていないのを見た時にちゃんと注意できるかが文化を作る、文化を維持していくにはマストです。その瞬間に注意しないと少しずつ目指している文化からズレたり、または良かった文化も少しずつ壊れ始めます。


方針の徹底についても同じです。その瞬間に注意しないと周りのスタッフが「あ~、やらなくていいんだ」みたいな感じになります。なので、その瞬間に注意しないということは、本人にとっても周りのスタッフにとってもいいことはありません。


でも、意外とその瞬間に注意するってできてないんですよね。
スタッフレベルではほとんど皆無だったりします。


だって、上司でもないのに偉そうに注意してその人との仲が悪くなったら嫌じゃないですか?気持ちは凄い分かります。(それが普通ってやつだろ!)


そりゃあ、当事者意識とか心理的安全とか、今流行りの言葉でマウントとって現場レベルでも注意し合うのが理想だと思いますよ。でも、これってそういうことでもないような気もします。


なので、この嫌な仕事はマネジメントの仕事なんですよね。
ただ、マネジメントだって人に注意するの嫌ですよね。(これあんまり部下の人は分からないかもだけど、かなりのストレス)


注意しないとダメな人だって毎回サボっているわけではないだろうし、たまたま今回だけって場合もありますし。なので、ついつい「まぁいいか」なんて感じでスルーしちゃいます。


でも、企業文化の醸成とか方針の徹底のフェーズでは絶対に必要な仕事です。やっぱり、ほっといていいことは無いですね。

「さっき挨拶できてなかったよ」
「掃除はちゃんとやろうね」
「時間に遅れちゃダメだろ」
「言い訳いいからまずやってみようね」
「すぐ諦めたら成果なんて出ないよ」

とか、何でもいいんですけど声かけないとダメだな~と思っています。
この声掛けがあるかないかでその後の組織のコンディションは大分変ります。


そういう「嫌なヤツ」という役割からマネジメントは逃げちゃダメですね。

マネジメントの役割は部下を育て、業績を上げ、文化を醸成することです。そもそも部下に好かれる、嫌われるはどうでもいいのです。(ホントは嫌われたくはないぞ!)

カッコつけたところで、企業文化とか、組織開発とか、戦略の実行は現場で日々起こる事象にどう対応するかで変わると思っています。やっぱりキレイごとだけで、目指す企業文化や業績は作れないと思っています。


頑張ります。


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