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リーダーの真価は逆境で問われる

今は朝の6時30分です。
今日、緊急事態宣言が出され、夜の7時から安倍総理からのメッセージが発信される予定になっています。既に国内GDPの約2割に相当する108兆円の経済対策のアウトラインが発表されています。真水(政府の直接支出)がどの位あるのか分からないので評価ができないのですが、今日の詳細を待ちたいと思います。

今日は「リーダーの真価は逆境で問われる」というテーマで書きたいと思います。今日のnoteは僕の独り言です。

今や長寿番組になっているNHKのドキュメンタリー「プロフェッショナル仕事の流儀」の記念すべき第1回目の放送は星野リゾート代表の星野佳路氏です。僕はこの放送をたまたま観ていて初めて星野さんの存在を知ります。2006年1月の放送なので、あれから14年も経つのかと時の流れの速さを感じます。

放送の冒頭に出てくる最初のキーワードがタイトルにある「リーダーの真価は逆境で問われる」です。星野さんはバブル崩壊後に破綻したホテルやリゾート施設を再生していく「再生請負人」として注目を浴びていました。

星野さんはタイトルを地で行くリーダーだと思う。僕は2006年から勝手にベンチマークしている。この14年間の星野リゾートの成長は目覚ましい。しかし、2006年からこれまで少なくても3回の危機があった。

1つ目は2008年のリーマンショック、2つ目は2011年の東日本大震災、そして3つ目が今回の新型コロナウィルス感染だ。その度に少なからず影響を受けたが、決まって星野さんはどうされているか気になって、星野さんのSNSやネット記事などを探して読んでいた。

特徴は必ず独自のフレームワークを持っていて、今起きている事象を冷静に分析していることだ。自社の事や観光業界について発信はしているが、業界を問わず勇気づけられる内容になっているのが凄いといつも思っている。

この事からもリーダーは2次情報を聞くだけでなく、必要があれば1次情報に自ら当たりにいくことが必要だと思っている。そして、情報を鵜呑みにすることなく、自らのフレームワークを持つことが必要だ。既存のフレームワークは万能ではない。

昔ビジネススクールで講師に言われたことが印象に残っている。彼は外資系戦略コンサルティングファーム出身なのだが、ビジネスフレームワークの基本であるPEST、3C、STP、4Pなどのフレームでは商売にならないと言っていた。

「高額のフィーをコンサル会社に払って、提示された分析が3Cだったらどう思う?」

確かに価値がありそうには見えなかった。
※因みにフレームワークとアウトプットの質に因果関係はない。その人の実力次第。

彼が言いたかったのは、既存のフレームワークでは解決できないような課題だからこそコンサルティングファームの価値がある。その課題を解決するためには、今起こっている事象を整理して冷静に分析することが必要。そのためには課題にあったフレームワーク自体を自ら開発する能力が必要になるということだった。

それから課題に直面するたびに自分なりに課題を整理するためのフレームワークを考えるようになった。そして、今もこの難局を乗り越えるべく適切なフレームワークを考えては整理を続けている。

なぜ独自のフレームワークが必要なのか?
有事の時は社会がプチパニックに陥りやすい。そして感情的になり思考のプロセスが飛ばされてしまうリスクが常にある。スタッフが見えていない景色を提示することで、現場を落ち着かせる効果が独自のフレームワークにはあると思っている。


「リーダーの真価は逆境で問われる」は確かにその通りだが、一方でこの言葉は誰にでも当てはまるものだと思っている。

「その人の真価は逆境で問われる」

2011年の震災の時もそうだったし、今回のコロナ禍もそうだ。
普段はいいこと言っていてもメッキはすぐに剥がれる。
その人の本質はやはり分かるし、本音がびっくりするくらいに見える。

もう遠い昔に慣れた。
最後の一線だけを引き、後はほっとくしかない。


強い会社は逆境でも強い。
強いヤツは逆境でも強い。

団結してビクともしない組織と、
いちいちガタガタする組織の違いは明らか。


多くの企業や組織で様々なことが起こるだろう。

全部飲み込んで前に進む。

こんにちは。最後までお読み頂きましてありがとうございます。このnoteは僕のつたない経営や、インナーブランディングを行う中でのつまづきや失敗からの学びです。少しでも何か皆様のお役に立てたら嬉しいです。サポートはより良い会社づくりのための社員に配るお菓子代に使わせていただきます!