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キャッチングは要するにチョコ作り

こんにちは!

選手とGKコーチを繋ぐ、まっさんです😊

この記事に出会って下さり
ありがとうございます🤗

そして、

僕のnoteに出逢って正解ですよ🙆‍♂️


僕は「憶測」で話をしませんし「実証結果」から生まれたモノしかお伝えしないのでかなり再現性が高い内容になっています。

このnoteの読者さんの中からnoteを読んだだけで「選手が自主的に行動できるような」コーチング力が上がるnoteにするのが目標で

コツコツ空き時間にnoteを書いています。

ちょっとしたことでもゴールキーパーや指導、伝え方のヒントを得ていただけたらとても嬉しいです!!

前回の投稿はこちら↓

ゴールキーパーというポジションは唯一『手』を扱えるポジションです。

これが他の選手と大きな違いだと思いますし、その結果、スキルもトレーニングも、そして判断や思考も、サッカーとは大きく違うものになってるって感じですよね。


両手を使って捕らえたり弾いたり時には指示をするときに方向を指すためなど様々な場面で利用していくのですが、


特に重要なのは「ボールを捕らえる」ことつまりキャッチングです。


キャッチングは

・シュートストップ
・クロスボール
・ディフレクティング


など全ての場面で重要な能力となってきますが


ボールをこぼしてしまう。。。
弾いてしまう。。。
うまく捕らえられない。。。


などの悩みを抱えているGKが多いのも現状ですが
多くの人に共通する原因があります。


それはキャッチングは原則として

・1つのタイミング

・1つの力でボールに向かうこと

これを理解して行なっていないからです。


さて、ここで質問です!

なぜ、身体の前で1つのタイミング、1つの力でボールに向かい(アタック)キャッチングをすると安定したキャッチングができるのでしょうか?


キャッチング−原則


ゴールディフェンスの中で重要となる基本的なアクションは「キャッチング」です。

ファンブルをせずに安定したキャッチングを行うためには、技術的なコツがあります。

1つ目は原則に従ったキャッチング法です。

キャッチングは原則として

・1つのタイミング
・1つの力でボールに向かうこと

これが原則です。

左右の手がバラバラになった状態でキャッチングするのはリスクが大きいです。その理由としては、左右バラバラの動作でボールに向かう力が分散されてしまうからです。


この結果、ファンブルが起こりやすくなります。

この部分はかなりやりがちであり、初期の頃からGKコーチが身近にいなくて、独力で頑張っている選手にとっては「癖」が付いてしまってる可能性もあります。

まぁ、ここの部分は仕方がない、僕が選手とコーチを繋ぐ世界を創るから、もう少し待っててくれ!それまでSNSの情報を駆使して頑張るんだ。負けるんじゃないぞ。

話を戻しますと、正面のボールがポーーーーンと飛んできた場合、それに対して「挟む」ような感じでボールにアプローチする。

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もちろん、取れることもありますし、100%ファンブルしてしまうのか?と、問われれば100%ではないにしろ、

ボールの形は「不変」で常に球体を保っているので、毎回「挟む」動作をすれば、左右のバランスも安定しないので、取れる時は取れるけど、取れないときは全然とれない、、といった現象が起きてしまうわけですね。。^^;

ファンブルやミスを少なくして、正しい感覚でキャッチングをするためには、ボールが来る前に手を寄せて両手で大きな手のひら一枚を作ってボールへ持って行きます。

チョコレートを作る時を想像してみて欲しいのですが、「クマ」型のチョコレートの形を作れたいのであれば、その「型」に液状となっているチョコを流し込んで、冷やして固めて、固形の「クマ」のチョコレートが完成しますよね。

スクリーンショット 2020-02-15 11.10.42

キャッチングとはつまり「チョコレート作り」なのです!(何かがおかしい、、笑)

余談は置いときまして、ボールの形は「不変」なので、手の形をボールにして、その形の中にボール(液状チョコ)を流し込む、といったイメージです。

チョコ

その「型」を作るにはあらかじめ、両手を合流させて、ボールがくる高さに適切に準備を行うことで、実現することができます。

「型」を作る為の両手の合流のさせ方のイメージとしては『逆Y字』です。

先に逆Y字のように、太ももの両手を寄せておき、その形のまま上へあげて、向かって来るボールをGKからアプローチして行くイメージです。

逆Y字キャッチ

この方法であれば左右の力のバランスを均等にでき、1つの力でボールに向かうことが出来ます。

そして1つのタイミングでキャッチもできます。


キャッチング−身体の前で


2つ目の大事なポイントはボールコントロールを身体の前で行うことです。

人間の性質として、目に見える範囲内で身体をコントロールする時が一番正確に身体を動かすことが出来ます。

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想像して欲しいのですが、正面を向いた状態で、後ろにある物をドンピシャで触ることは難しいと思いますし

目の前にハエがビューんと横切れば「うわあああああ」と手を払う動作を反射的に行うと思いますが、目の前ではなく、頭の後ろであれば反射は行いませんし、頭の上に止まっていても気づかないかもしれません。

そう、、つまり、視野内に入れることで、意識的にかつ反射的に腕を動かせるということです。

「運動神経がないから、うまくいかないんですよね。。」と悩んでしまう選手も多くいますが、

その理由としては手の動きと自分の考えているイメージがマッチできずにずれてしまうからです。

つまり、キャッチングをするときはできるだけ身体の前ですること。「目」でしっかりと見ることです。

スクリーンショット 2020-02-15 11.23.33

例えば、横に飛んで来たシュートに対して真横でキャッチせずに、斜め前に手を伸ばして、「視野範囲内」でキャッチングすることがポイントです。

こちらから手を伸ばすメリットとしてボールに強くアタックすることも1つですが、もう1つは自分の目に見える範囲内なのでイメージ通りにアクションがしやすいです。

もし、仮に真横でキャッチングをしてしまえば自分の視野範囲外に手を伸ばすことになるのでコントロール精度が落ちてしまいます。

また、もう1つのデメリットとして、身体の横でキャッチをすると、身体が回ってしまい、ボールの勢いに巻き込まれて、ファンブルを起こしてゴールに吸い込まれやすくなります。

逆に、斜め前に手を出してボールに向かえば、仮にファンブルを起こしても、正面にバウンドしてリカバーすることができます。

『逆Y字』の意識を持ち、身体の前でボールに手を伸ばす、この感覚を極めて行きましょう


キャッチングー腕の角度


キャッチングをする際に「腕の角度」もポイントになってきます。

肘を90度にしてしまうと重心が後ろになってしまうだけでなく、キャッチングの形が崩れてしまいます。

これは昨日、GKVCのメンバーとライブミーティングをした際に高橋コーチが提案していたので引用すると、ボールの衝撃を吸収する為の「余韻」の距離も必要ということです。

僕の経験を交えるとすれば、2019年4月29日に公開された、アベンジャーズ/エンドゲームの上映を見終わった後の、あの高揚感、、

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この高揚感を誰かに伝えたい、と、映画という強烈なシュートを受け取ったけど、それでは物足りないから、その物足りない部分を誰かと共有したい。。みたいな感じです。笑

(見た人なら分かる)

ボールもですね〜。感動してるんですよ。シュートの勢いに。

この感動を受けてくれる余韻が必要であり、その余韻がなければ、余韻に押しつぶされて、ゴールへズコーンと入ってしまう、って感じですね。

ですので、しっかりと、衝撃を吸収する為にも、肘の角度を作ること。クッションの為の腕の長さを準備すること。これを行えば余韻を受け取ることができます。

意外とこの部分は撮影などをして、客観視させた方がいいです。本人が自覚しているけど、実際に見て初めて確信に変わることもあるので。

そう、キャッチングの際に、意外と腕の角度がウルトラマンのスペシウム光線の角度になってる選手も多いですので、、

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例えば、顔の正面に飛んで来たシュートに90度の構えから手を出そうとすると、両側から挟みこむようなキャッチングになってしまいファンブルの原因の1つになってしまいます。

手の位置はそのまま前にリラックスした状態で降ろしておきましょう、こうしておけば両手が合流して『逆Y字』でボールにまっすぐ向かいやすくなりますし、キャッチングの原則通りに従えます。

また、この状態であれば身体の前に手があるのでイメージ通りに動かすことが出来ますので、アクションとしてもボールに対する距離や時間が短く簡単に行うことができるってことなんですよね💡


キャッチングー判断


キャッチングの中にも

主に二種類のキャッチングがあります

・オーバーハンドキャッチ
・アンダーハンドキャッチ

※ネストキャッチは今回は割愛。

この二種のどちらを使うか迷ってしまいファンブルを起こす場面も多いと思います。

この時、迷ってしまう原因としては「この位置はこのアクションでとる」といった自分の中での「位置の基準」が決まっていないからです。

例えば、腰よりも下のシュートが飛んできたとしましょう。

この時、そのシュートに合わせて、腰を下ろして、両手の型を作って、オーバーハンドキャッチを行いますか?

きっと、あなたは「NO」と答えると思いますし、この位置でのキャッチングであれば、アンダーハンドキャッチの形でボールを抱え込むような形で受け取ると思います。

もし、オーバーで行なっているのであれば、野球のキャッチャーのセンスもあるかもしれませんね。。

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ですので、「判断ができない」のであれば、まずは自分の中で基準を作ること。

特に、基準を0から作るのか、、と受け取ってしまうケースもありますが、基本的には頭よりも上、頭と腰の間、腰よりも下。この三分割の基準を整えられれば十分だと思います👍


割と久々にGKのスキルに関して発信したような気もしますが、「これが絶対」というよりかは、日本のサッカーの為にも、もっと議論をし、疑問を抱き、改善策を共に考えていきたいと思いますので、ツッコミがあれば、連絡ください。


今日のお話があなたにとって
お役にたったらとっても嬉しいです!


最後まで読んでいただき
ありがとうございました!!!


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