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「ヴィーガンも、結局お肉が食べたい」?

こんばんは〜。
週半ばも超えた木曜日、皆様いかがお過ごしでしょうか。

昨今、だんだんとメジャーな言葉になってきた「菜食主義」。かくなる私も、
2〜3年前:ヴィーガン
1年前:ペスカタリアン
現在:フレキシタリアン
と、菜食主義の道を歩んでおります。


01. 菜食主義の種類

  • ヴィーガン=動物性食品(肉類、魚類、卵、乳製品)を食べない

  • ペスカタリアン=肉類の消費はしないが魚は食べる

  • フレキシタリアン=肉類の消費をできるだけしないが、100%は実現されていない(例:野菜や豆類中心の食生活など)。

細かい分類はたくさんあるので、ご興味ある方はこちらをご参考にしてみてくださいね。



02. 「ヴィーガンも、結局お肉が食べたい」?


そんな私がヴィーガン時代、都内のヴィーガンカフェへ友人と出向いた時の出来事。Yちゃんと呼びましょう。当時私はヴィーガンであることをYちゃんに伝えていて、Yちゃんは菜食主義ではありませんでした。

もちろんメニューはすべてヴィーガン仕様で、ランチメニューの一つには『ソイバーガー(動物製品を使わない、植物由来の肉パテを使ったハンバーガー)』が。

そこでYちゃんが私に一言。

「ヴィーガンって言っても、結局お肉食べたいんじゃんって感じだよね!」


当時の私はヴィーガンになってあまり時間の経っていない頃で、菜食主義についてまだまだ勉強の最中。

Yちゃんの一言になんとも言えぬ違和感を感じたのですが、何と返せば納得してもらえるかがわからず。苦い思い出となって今でもたまに思い出しています。

そのモヤモヤを解消すべく答えを探していた私が見つけた、以下のブログ(少々過激めなタイトルがついていますが動画はすでに非公開なので、よければその下の文章を読んでみてくださいね)。

Yちゃんと同じような「ヴィーガンもお肉を食べたいなら食べればいい」という発言に対する返答がコチラ↓

エコバックを使っている人に対して「そんなに袋使いたいなら、ビニール袋を使えばいい」と言っているようなもの

https://veji.org/vegan-debate/

私はこれを読んで、「ほぉー」と思った記憶があります。


03. 「菜食主義」はただの手段


冒頭でも簡単にお伝えした通り、菜食主義にも色々な種類の方がいます。宗教的な理由で、物心ついた時から菜食主義(選択の余地がない)という方ももちろんいらっしゃいますが、日本にいる多くの菜食主義者は「肉を食べる環境で育ち、その後何かしらのキッカケで菜食主義に切り替えた」という方が多いと思います。

何かしらのキッカケ=菜食主義になる理由は、大きく3つに分けることができます。
・動物を傷つけたくない
・地球環境を守りたい(←私はコレ)
・健康に良い食生活をしたい

主にこの3つが、菜食主義にとっての目的であり、モチベーションの源泉になっています。「菜食主義」というのはその目的を叶えるための一つの手段でしかなく、「動物性肉を食べない」というのは結果的にもたらされている事象でしかありません。

Yちゃんの「ヴィーガンも肉を食べればいいのに」という言葉は、表面的なアクションだけを見ていれば、ごもっともな発言。

肉を食べない人も、ビニール袋を使わない人も、そもそもなぜそうしているのか?の個人的な理由を内側に持っています。目的の達成に貢献できるのであれば、ソイミートを食べようが、培養肉(=動物の細胞を元に実験室で人工的に作られた動物肉)を食べようが構わない、という意見もあります。

〜個人的には〜
ソイミートや培養肉も、おそらく皆様ご存知の通り賛否両論のトピック。少なくとも私は環境保全のために畜産業の縮小を望んでいるので、ソイミートは食べます。培養肉は食べたことがありませんが、ぜひ食べてみたいですね。お肉自体に反対しているというよりも、お肉が作られる過程に賛成できないので、その結果生み出されているお肉を食べにくい、というだけなんです…


04. 最後に


とは言いつつも、1〜2年前から徐々にヴィーガンの食生活をやめ、今では食生活の20%程度お肉を食べる生活をしている私。その理由は、体質と、それに合わせて摂取したい栄養素のバランスにあります。この境目を知りたくて、食生活アドバイザーの資格を取りました。仕事や付き合いの関係で、お肉を食べざるを得ない状況も少なからずあります。

こればかりは個人差があるので、ヴィーガンが体に合う人、合いにくい人、さまざまです。

だからこそ、「ヴィーガンの人って過激…」「お肉を食べる人のことどう思うんだろう」「でも虫は殺すのに…」などと思われてしまって敬遠されがちであることを少し悲しく思います。

人には人の体があって、食生活があります。お肉を食べても、魚を食べても、野菜を食べても、いいと思います。

ただ自分の毎日の食生活が、どこの誰にどんな影響を与えているのか、知りたいと思うのはおかしいでしょうか? 私はそれを知っていた方が、心から食事をありがたく感じて食べることができるような気がして、まだまだ、勉強中です。

自分の体と向き合い、【健康維持+社会的価値観の実現】が叶う食生活を見つけたいですね。私には、もう少し時間がかかりそうです。

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