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ヤクルト1000のヒットは睡眠機能じゃない

こんばんは
今回はこの記事について取り上げさせていただきます。

日本人を悩ませるストレスと睡眠

自分は、どんなに心理的なストレスがかかっていても、布団に入れば寝ることができます。しかし、ストレスの影響で、変な夢を見てあまり寝た感じがしないことが多いです。

自分の周りの年配の方も、寝ても起きてしまうだとか、睡眠時間を確保しても、疲れが取りないという人が多いです。人間の生命活動において重要な睡眠は、近年大きく注目されています。

Yakult1000のブランディングがすごい

記事の中では、ストレスや睡眠に良いとして、ヒット商品となった「Yakult1000」、「Y1000」が取り上げられています。これらの商品のヒットの裏には、そのほかのヤクルト商品との差別化があったようです。

自分が気になったのは、Yakult1000が「睡眠の質を向上」させるために開発されていない点です。記事によるとヤクルトが製品開発の段階で意識をしていたのは、乳酸菌が高菌数・高密度の商品です。

また、乳酸菌の質と数を高めることによって、神経系に作用する研究結果が出ただけで、睡眠に特化した結果ではないです。つまり、睡眠やストレスにこだわらず、もっとアピールするポイントを増やすことができたのです。

睡眠に目を向けたのが良かった

Yakult1000のヒットは、その素晴らしい性能というよりも、素晴らしいブランディングによって、ヒットしたというわけです。全く意識していなかった訳ではないでしょうが、製品開発自体に変化はなかったように感じます。

冒頭でも記述したように睡眠の質を向上することは今はビッグトレンドになっています。書店を見ても、睡眠について科学的に研究した本が前に並べられているのを見かけます。

睡眠時間を伸ばすよりも、短い睡眠時間でより良い休息をとるようにしたいというのは、ストレス社会の日本の悲しい現実を感じます。睡眠の質は高いに越したことはないですが…

買えなかったところと変えたところ

Yakult1000が口コミやSNSを通して流行したのはかなり良かったと思います。企業が睡眠に効くというよりも、SNSで多くの人が効くと言っている方が支持されている効果的な商品の印象を受けます。

その上で、ヤクルトレディの存在は大きかったと思います。定期購入をしているようなファンに直接効果を説明することができますし、全国のさまざまな地域に一気に訴求することによって、拡散のスピード早くなります。

今の時代でネット広告で大々的に商品の機能をそキュすることができたにも関わらず、既存のネットワークを活用しつつも、今までと違う方向性だが、ニーズの高いブランディングがヒットの秘訣だと言えるでしょう。


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