小売業の革命児b8taとは 1/7
こんばんは
この寒波は成層圏の温度の上昇が影響しているとかなんとか
今回はこの記事について取り上げさせていただきます。
ECとショールーミング
私の投稿には常連のアマゾンをですが、ECサイトのアマゾンの影響は、米国でアマゾンエフェクトという名がつくほど恐れられています。特に小売業に関しては大ダメージ間違いなしです。
みなさんは、「ショールーミング」という言葉をご存じでしょうか。記事の中でも取り上げられているのですが、実店舗で現物を確認しながら、オンラインショッピングで商品を購入することです。
既存の店舗を持つ小売業としては、ショールーミングは大きなダメージです。コストだけ割かれ、商品は購入してもらえません。また、実店舗はオンラインショッピングにコスト構造で勝てないのが現状です。
小売業の概念を変えるb8ta
記事の中では、新しいビジネスモデルで小売業を行うベンチャー企業の「b8ta(ベータ)」が紹介されています。b8taのビジネスモデルはショールーミングの不利益が少ないのです。
b8taのシステムは、メーカー側は商品を置いてもらうのに費用を払います。そして、b8ta側は商品の販売だけでなく、AIやカメラを駆使したマーケティングデータをメーカに送ります。
筆者は「b8taは顧客と商品のエンゲージメントへの課金が利益となっている」という風に言っています。エンゲージメントとは結び付きというような印象で理解すると良いです。
RaaSの先駆けとは
記事の中では、新しい小売業のビジネスモデルというような紹介をしていますが、私はどちらかというと広告や展示会的な要素が強いと感じています。その理由は収入源です。
普通の小売業の収入源はお客さんです。メーカーから仕入れた商品をお客様に売り、その差額が収益となります。b8taはそのようをはあるものの、基本的には出品者が収入源となっています。
このように小売業者が手に入れることのできるマーケティングデータをテクノロジーと掛け合わせて、サービスとしてメーカー等に提供することをRaaS(Retail as a Service)というようです。
b8ta自体のブランド力
さらにb8taの強みは、ブランド力にあります。b8taに展示されるには選考に通過する必要があり、ユニークな製品や目新しい製品が多く取り扱われています。
育毛ができる帽子やスマートフォンと連動するスイミングゴーグルなど、最先端な商品ばかり展示されているため、b8taで出品されることがそういった最先端の商品であると証明しているのです。
情報活用が進む未来
メーカー等が必死に商品のフィードバックや意見を集めようとしていますが、小売業にはそういった情報が集まっていながらも活用されていない状態が少なからずあります。
b8taをはじめとする小売業とテクノロジーによる情報提供サービスRaaSがこれからの小売業の方向性の一つになるでしょう。情報化社会において情報を活用する自然な流れだと思います。
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