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心温まる正月広告 1/6

こんばんは
新年あけましておめでとうございます。
お正月は少し投稿を休憩させていただきました。

今回はこの記事について取り上げさせていただきます。

お正月によく見る広告

お正月にテレビを見ていると、CMで企業が新年のあいさつを行っているのをよく見ませんか。新年になり、お客様各位に今年のご愛顧をお願いしてCMを出しているのでしょう。

そのような、新年のあいさつとしての意味合いのある正月広告において、昨年注目を集めた広告がありました。それはそごう・西武のユニークな正月広告です。

内容は、力士の炎鵬関さんが載った広告で、その内容は、上から読むとネガティブな内容なのですが、下から読むと逆にチャレンジ精神あふれるポジティブな内容になるのです。

コロナ禍の買い物

記事の中では、今年のそごう・西武の正月の広告が取り上げられています。そごう・西武は関東圏を中心に百貨店を出店している企業です。広告には一枚のレシートが映し出されています。

そこには、コロナ過で外出できないにも関わず、いつか外出できる日が来た時のために買ったと思われる、スーツケースや浴衣等の製品の販売数が記載されています。

最後に「百貨店が売っていたものは、希望でした。」というコピーが記載されています。この広告をみてSNS上では、コロナ禍でも希望を持てたなどのコメントが寄せられました。

斬新なレシート

レシートは普通、個人の買い物の記録を記載するものですが、この広告ではお客様全体の買い物の記録を記載するという、ユニークな発想で展開されています。

記事の中では、広報担当者がコロナ禍にもかかわらず来店してくれたお客様を見て思いついてようです。ただの販売数から人々の気持ちを読み取り、メッセージ性を付けたのがすごい着眼点です。

物を買っているわけじゃない

事実、浴衣やハイヒールは必要不可欠な製品ではありません。浴衣を着なくても夏祭りに参加することはできますし、靴の中で、ハイヒールを必ず履く必要のある場面なんてめったにありません。

しかしながら、浴衣やハイヒールには需要があります。それらはモノというよりもそこから付随する体験に価値があるのです。浴衣を着て夏祭りをする体験、ハイヒールを付けてオシャレする体験に需要があるのです。

その体験の一貫には、購入も含まれると考えています。夏祭り前に浴衣を買うことやパーティーの前に新しいハイヒールを買うこと体験の一部です。夏祭りがなくても浴衣の購入という体験は百貨店で出来ます。

今年もよろしくお願いします。

そごう・西武の正月広告はその構成や時事にマッチした話題性を呼ぶ素晴らしい広告だと感じました。年の初めに注目を集める広告を出すことができると多くの目に留まる良い機会だと思います。

今年もコロナが続いて、つらい日々が続くかもしれませんが、そんな中で何かできることはないか、楽しめることがないかを探して気分転換するのも忘れないでください。


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