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日本が中国に追い越される理由 3/29

こんばんは
もう暑くてたまりません。

今回はこの記事について取り上げさせていただきます。

中国を見誤っている日本人

以前、noteでも書かせていただきましたが、中国の科学技術は日本を超え、経済的にもアメリカに迫る勢いです。10年前の中国からは考えられない現状です。

しかしながら、日本人は中国の商品と聞くと、信用ができないという印象が強く、中国の発展を軽視しているように感じます。このようなバイアスを残したままだと、世界の動向を読み違えてしましそうなのが気にかかります。

確かに、政治的には世界的に非難されているようなことはありますが、政治とその国の情勢や経済を完全に一緒に考えてしまうと、事実との差が生じてしまいます。中国の成長について考えてみます。

製造産業は追い抜かれてしまった

記事の中では、日本と中国の技術の差に関して、製造面という観点から現状を分析し、なぜ抜かれてしまったのかを考察しています。筆者の考えでは、労働者の能力、先端産業技術等の面等、すでに抜かされているそうです。

製造業における細かな産業ごとに見てみると、家電産業は超されてしまい、産業用ロボット等の工作機械産業も怪しいようです。自動車業界は残っていますが、EV化で一気に不利な状況になる可能性があるそうです。

日本が中国に追い越された理由に関して筆者は2つの原因を考察しています。産業育成の差と改革主義の弊害の2つで、言い換えると、国による開発・研究への投資の差とゼロから生み出すものが苦手ということです。

日本が置いて行かれる仕組み

日本は現状、少子高齢化が進んでおり、出費の多くが社会保障費に使われています。高齢者の層が厚くなってくると、起きてくるのが政治家による高齢者向けの政治です。

政治家は自分に票を入れてもらう必要があります。高齢者の層が厚くなってくると高齢者向けの政治が行われるのは必然です。また、若者は投票に行かないため、その傾向に拍車がかかります。

もし、仕事を引退して年金で生活するとなると、経済の発展や日本の技術の進化等にお金を割くよりも、社会保障の充実や技術の発展といっても医療技術のみで良いと感じるはずです。

中国急成長のメカニズム

しかしながら、中国は経済成長に投資するのに惜しむ必要がありません。政治的仕組みによって、民意に応えるよりも国を強くすることにお金を割くことができます。

そのため、研究開発費はぐんぐん伸びています。また、外国から人材を呼び込んでおり、優秀な人材を見つけるとお金を出し、中国で研究してもらいます。反対に、日本の優秀な人材はどんどん出て行っているのが現状です。

記事にもあるように、日本と中国では技術や経済における発展の優先順位が異なるために、抜かれた後も差が広がってしまいます。また、この差は中国だけでなく世界との差にもなっていくかもしれません。

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