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気持ちの矛盾

双極性障害と共に生きることの難しさは、外から見ると分かりにくいかもしれません。幸いにも、私は家族や友人達に恵まれ、生活に困ることはありません。家族や友人のおかげで収益物件などの資産や不動産収入もあり、働かなくても生活していける環境が今はあります。この状況は、決して自慢ではなく、私が心から感謝していることです。家族や友人達の支えがなければ、私の今の生活は成り立たなかったでしょう。

しかし、そのような恵まれた状況にある一方で、私の心の中には常に焦燥感が存在しています。自分自身がどう生きたいのか、何を成し遂げたいのかを考えるたびに、胸が締め付けられるような気持ちになります。得意なことや好きなことはあるのに、それを活かして社会に貢献したいという強い願望がありながらも、実際には何もできずにいることが、私にとって非常に苦しいのです。

何もしないで生きるということは、私にとっては耐え難い虚しさを感じます。もっと自分ができる何かで達成感を得たい、夢を叶えたいという気持ちが日に日に強くなります。しかし、どこから始めれば良いのか、具体的な行動に移すためのエネルギーが湧いてこないことが、私をさらに追い詰めてしまいます。

現在、私は療養中であり、毎日限られた時間を過ごす中で気分が沈むことも少なくありません。そのような状況でも、心の中では早く元気になりたい、自分の得意を活かして何かを成し遂げたいという思いが渦巻いています。しかし、その強い思いが逆に私を追い詰め、焦燥感を増幅させているのです。

周囲の人々からは「心配しなくていい」「もっと楽に生きれば良い」という優しい言葉をかけられますが、その言葉を受け取るたびに、自分の中で何かが引っかかる感覚が拭えません。自由という名の不自由さを感じる瞬間もあり、そんな時はどうしてもやり場のない気持ちに苛まれます。

私が今、一番望むのは、自分自身を見つめ直し、少しずつでも前進することです。療養中であっても、日々の小さな一歩がやがて大きな変化に繋がると信じています。皆さんにも、何かを成し遂げたいという気持ちがあるならば、それを大切にして欲しいと思います。そして、その道のりは決して簡単ではないかもしれませんが、自分自身を信じて進んでいくことが大切だと感じています。

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