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#21【これから先生になるあなたへ】社会人としてのマナーを身につけよう!

本記事を一言でまとめると、
「若手の先生よ、社会人として6つのマナーを意識しよう!」
です。


教職9年目、職場では中堅と言われますが、まだまだ若手の気持ちでいたい《たまちゃん》です😄

【これから先生になるあなたへ】では、教育実習生や1〜3年目の若手の先生に向けて、自分の失敗談などもふまえてお伝えできることをまとめていきたいと考えています。


社会人としてのマナー

①顧客意識

一般企業だと、商品やサービスを購入してくれるお客様がいるから、顧客優先という意識が必要だと思います。

では、学校での顧客意識は?というと、生徒とその後ろにいる保護者を意識しよう!ということになります。

今の時代は、保護者が学校に意見をしやすい時代です。

以前の記事でも書きましたが、モンスターペアレントという捉え方ではなく、意見をくれるお客様という意識でいると、保護者からの話もおおむね聞くことができるはずです。

②協調意識

先生になる人は、この協調意識が高い人たちかもしれません。
チームワークを意識して、同じ学年の先生たちと信頼関係が保てるように仕事をしている先生が多いはずです。

ただ、協調意識が強すぎて、忙しそうにしている先生がいると退勤できないという先生もいるようです。
これが教員の良くない部分でもあり、どうしても時間意識が低くなってダラダラと仕事をしてしまいます。

チームワークと自分の仕事のバランスを大切にしていくのがいいかと思います。

③改善意識

学校での改善意識は、先生方の個人的意識が高いか低いか分かれる部分です。
教材研究に熱心な先生もいれば、同じ授業を使い回しているような先生もいます。

どうすればより生徒に興味をもってもらえるか、どうすれば先生たちが負担なく仕事をすることができるか、などを考えている先生とそうでない先生とで分かれるところです。

学び続ける教師を理想として掲げている自治体は多いですが、それが実践できているかは個人によるところがあります。


④コスト意識

正直なところ、教員が一番苦手な分野です。

聞いた話ですが、
「売れた商品のうちの利益はどれくらいか?」を教員に聞いてみたところ、「5割ほどが利益になる」と回答した人がいたそうです。

人件費や材料費、必要経費などに意識が向かないので、数パーセントの利益を出すために働いている一般企業の方とのコスト意識が出てしまうと感じました。


学校でのお金の使い方は、基本的に4月に必要(必要そう)なものを業者に注文し、購入(注文)した金額を保護者に集金額として伝えています。

「使えるお金はこれだけでから、この中でやりくりして」という発想はあまりありません。
こういったところも、「教師の常識、社会の非常識」と言われてしまうところだと思います。


⑤目標意識

授業作りは「なぜやるのか?どんな力をつけたいのか?」という目標から始まります。
なので、教員の多くは目標意識を高くもっています。

ただ、年数が経つと、今までの経験である程度やってしまう先生も多く、日々考える習慣が乏しくなってしまうのも事実です。

GIGAスクール構想など、様々なものが新しく現場には降りてきます。それぞれの得意なことを、目標をもって取り組めると良いかと思います。


⑥安全意識

学校ではたびたび個人情報漏洩についての注意や研修が行われています。

教員が個人情報を紛失した、といったニュースをたまに見かけますが、公務員として、

職員は、職務上知り得た秘密を漏らしてはならない。その職を退いた後も、また、同様とする。
地方公務員法第34条(秘密を守る義務)

守秘義務には注意したいところです。

学校では、個人情報を校外に持ち出す際は、管理職に報告して許可を得てから持ち出す決まりになっています。
なので、テストの採点を家でやる時なども、管理職に許可を得てからテストを持ち帰ったりしています。

安全意識は日頃の研修でも言われることが多いので、気を付けている先生が多いのではないでしょうか。


アドバイス(まとめ)

本記事を一言でまとめると、
「若手の先生よ、社会人として6つのマナーを意識しよう!」
です。

教員は、多くが教育系大学からそのまま学校に就職(採用)する形が多いため、一般企業の社会人マナー研修会などなく、すぐに子どもとの学校生活が始まってしまいます。

社会人として非常識だ!と言われないように、社会人としてのマナーは最低限身につけ、学校でも一般企業と同じ意識をもって仕事に向き合いたいものです。



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