僕が「ポジティブ転職アドバイザー」を名乗る理由
はじめまして、ハルシバと申します。
僕は人事を15年以上経験して、転職を8回しました。
ブラック企業の経験やMBAを取得した経験など、もがきながら東京でキャリアについて考えてきたことを発信しています。
『転職のケシキ』という転職ブログも書いています。
この記事では僕が「ポジティブ転職アドバイザー」と名乗る理由をお伝えします。
「そんなの興味ないよ」という声も聞こえてきますが、8回も転職したからこそたどり着いた「僕なり転職論」には価値があると思います。
ぜひあなたの転職の参考にしてください。
転職は人生の棚卸し!回数が多いほど自分を知ることができる
あなたは転職したことありますか?
人が持つ「転職に対するイメージ」は、転職の経験によると僕は考えています。
転職で成功体験を積むことができていればポジティブに、転職をしたことがなければネガティブにといった具合です。
残念ながら日本は高度経済成長期の成功体験ともいえる、「年功序列」と「終身雇用」といった価値観がいまだに残っています。
僕が働く会社でも転職回数で「ジョブホッパー」扱いする人もいるくらいです。
そのため転職することに対しては、ネガティブなイメージを持つ人は一定数いることも事実。
転職する人材に対するネガティブなイメージはこんな感じです。
能力がない人材
環境に適応できなかった人材
評価されない人材
なんとなく1社で長く勤めている人のほうが、優秀で理想的な人生を歩んでいるのではないかと感じてしまいます。
正直僕もそう思っていました。
しかし、転職は決してネガティブなものではなく、ましてや「逃げ」でもありません。
自分のありたい人生に向き合おうとした結果です。
その回数が多ければ多いほど、自分と向き合ってきたことになります。
もちろん毎回成功したと言えるわけではないと思いますが、転職をしたという経験は必ず自分の血肉になっていきます。
僕は転職8回ですが、面接官に「転職の度に強くなっているね」と言われたことがあります。
転職をしない場合、「自分と向き合う機会」を自ら減らして人生を過ごすことになると僕は考えています。
安易に「転職をしましょう」という話ではないですが、転職をするということはそういった価値があるということを伝えたいです。
そして僕は断言します。能力がない人材はいないし評価されない人材もいません。
完璧な上司も会社も存在しないので、シンプルに環境が合わなかっただけの可能性があります。
ちなみに余談ですが、直属の上司に「アタリ」はないと考えるべきです。アタリがあったとしても1%以下くらいの激レアな存在です。
もしあなたが「ずっとこのままでいいのかな」と悩み続けるのであれば、動いてみることをおすすめします。
転職につきまとうネガティブなイメージにひっぱられる必要はありません。
自分の「ありたい姿」を描くことで、おのずと行動は決まっていくはずです。
人生で1番重要なことは自分の価値観を大切にすること
声を大にして言いたいのが、自分の人生を歩みましょうということ。
自分の人生のコンパスになるのが、自分にしかない「価値観」です。
価値観を知らなければ自分の人生は歩むことは不可能です。年収を上げる前に価値観を徹底的に磨くことをおすすめします。
ちなみに、僕が40代になってもまだ諦めていないのは「自分の人生」です。
九州の田舎から出てきて、ブラック企業に搾取されてもまだ東京で踏ん張っているのは自分の人生を諦めていないから。
「そんなわけない」
これが、僕が人生を諦めたくないときに心で唱える言葉です。
仕事に絶望
上司に絶望
会社に絶望
どれも社会人をやっていると感じることだと思います。でもこれって放置してても現実は変わりません。
絶望しかけたときに「自分の人生、そんなわけない」と考えることで、ありたい姿がちょっとだけ見えるようになります。
絶望とのコントラストで、自分の「希望」が見えるようになるのです。
この希望には自分の価値観が大きく反映されています。
価値観とは「好き」か「嫌い」かは、自分にしかない判断基準です。
この好きを集めていくことが、自分の歩みたい人生につながる要素だと僕は考えます。
逆に見つけられた、「嫌い」からは遠ざかることをおすすめします。
仕事をしていてあらゆる「絶望のようなもの」に触れたときに自分が持っている希望という価値観が見つかるはずです。
その価値観を無視せず、どうしたいのかということを深く考えていきましょう。
そうすることで「前に進んでいる感」を感じることができるようになりますし、僕自身は価値観に従うことで人生が好転するようになりました。
転職を「ネガティブ」に捉えるかは自分次第
転職を考えるときは、多くの場合で「ネガティブ」な感情を感じたときだと思います。
なぜなら不安や不満といったネガティブな感情を感じない限り、転職といった面倒なことを考えたくはないから。
転職を考えるようになるきっかけは様々ですが、以下のようなものが代表的なものです。
労働条件への不満
上司への不満
人間関係の不満
基本的に会社でネガティブな感情を抱えることになる原因は、コントロールができないものばかり。
他人は変えられないとよく言いますが、自分の思うようにいかないのが人間関係です。
そして転職理由の大半は「人間関係」と言われます。
どうしようもできない人間関係を、自分の責任のようにネガティブに捉える必要はありません。
もちろんハードワークで残業が多い場合や、給料が低すぎるといった労働条件も転職を考えるきっかけになります。
職場の環境や労働条件こそ自分ではコントロールできない要素です。
その環境に適応できないからといって自分を責めたり、ネガティブに感じる必要はどこにもないのです。
シンプルに職場環境が悪いだけだからです。
そんなこと言ってもその会社を選んだのは自分だし、こういった結果になったのも自分の責任と考える人もいます。
しかし、8回転職してほぼ悟りの境地に達した僕が思うのは「会社は入ってみないとわからない」ということ。
正直たまたまフィットする可能性もありますが、それは運次第とも言えるものです。
毎度転職の度に自分の選択が間違っていたとネガティブにとらえていたら身が持ちません。
転職というのはある意味で「ガチャ」のような運の要素があります。
僕のたどり着いた結論としては、アタリがでるまで転職をするということです。
もちろん何回も無策に転職はできませんが、その都度経験を積み市場価値を高めることで自分のアタリを引く確率を高めるのです。
ネガティブに捉えてしまうと思考が偏ってしまいますし、選択肢を自ら狭めてしまう可能性さえあります。
まとめると、転職をネガティブにとらえるよりも、自分の人生を好転させるためにポジティブに捉えるべきということです。
だから僕はポジティブ転職アドバイザーと名乗り、少しでも多くの人に転職についてポジティブにとらえてもらえるように情報を伝えていこうと思います。
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