子育てエッセイ : 全ての親は親としての幸せを経験させてくれる自分の子どもに感謝しなくてはならない 娘たちからのバレンタインチョコ

今、子どもを作らないカップルが増えていると聞く
男女平等の社会になり、女性も男と同じ責任のある仕事を任され、男と同じ収入を得て、また、男と同じ様に会社や仕事で人間関係に悩みストレスを感じるようになれば当然のことかもしれない。

例え結婚という形態を採らなくても、僕は親になるという経験はした方がいいと思っている。
それは親としての幸せを経験出来るからだ。

親としての幸せは、そんなに大袈裟なものではない
産まれたばかりの自分の子どもを見ているだけでも
幸せな気持ちになれる。

娘たちを初めてディズニーランドに連れて行った時
娘たちは、お父さんありがとう、と言いながら
シンデレラ城に向かって走って行った。そんな姿を
見ているだけでも暖かな気持ちになれる。

娘たちは、僕の誕生日や父の日にプレゼントをしてくれた。嬉しかった。
だが、僕が1番嬉しかったのは、娘たちが作った
ケーキやクッキーを貰うことだった。
娘たちが作ってくれたお菓子や、あるいは料理を食べる時は本当に嬉しかった。

僕だけかもしれないが、誕生日のプレゼントや
父の日のプレゼントよりも、バレンタインデーの
チョコレートを貰うことの方が嬉しかった。
奥さんに対して失礼だとは思うが、
奥さんに貰うバレンタインチョコよりも、
娘たちに貰うバレンタインチョコの方が嬉しい。
これは、娘を持つ父親にしか分かってもらえないかもしれない。

娘たちはふたりとも独立して東京で暮らしている。
だが今でも、バレンタインデーには宅急便で娘たちからバレンタインチョコが届く。
僕はその度に、父親になって良かったと思う。

僕は、全ての親は親としての幸せを経験させてくれる自分の子どもに感謝しなくてはいけないと思う。
子育ては、自分の子どもに感謝の気持ちを持つことから始まると思う。




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