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食生活を見直すことで自己の免疫力を高める

前回のブログ9章において、「お肌の疾患の要因は、大きく分けて2つあります。一つは、過敏な反応による炎症。もう一つは、体内の毒素が排泄されることによるものです。」(統合医療医師、堀田由浩さん)と書きました。本ブログでは、後半の体内の毒素が排泄されて、免疫力が向上していくことについて書いています。

1.お肌のトラブルは、日々のお食事を見直す良い機会となります

お肌のトラブルは、身体を健やかに整えるためのプロセスであり、そのメッセージです。毎日おトイレに行くように、皮フからも排泄が行われます。湿疹やかゆみもその一つです。出るものがあれば、入るものがあります。お肌の状態が思わしくない時、または損なっている時は、日々のお食事を見直すことも良い機会となります。

2.身体の調子が優れない時は、食事を抑える

湿疹やかゆみに限ったことではありませんが、身体の調子が優れない時は、食事を一時的に止めてみる、または減らしてみることが効果的です。食物が体内に入らないことで、胃の消化活動を休め、消化に必要とされる多くの血流が、体内の浄化に回れるようになります。

身体のシグナルは湿疹やかゆみのみならず、時には微熱や痛みなどを伴うこともあります。身体の老廃物を廃棄するために、燃焼が行われます。ここで言う燃焼とは、実際に火が出ると言うことではなく、老廃物が酸素と結びついて排泄されやすい状態に処理されることを指します。その時に、熱が発生します。結果的には、体温が上がり、血流が促進され、体内の浄化が進みます。

風邪を引くと体温が上がったり、食欲がなくなることがあります。これらは身体が毒素や老廃物の排泄を行うための生理作用です。むやみにクスリを使って熱を下げようとしたり、我慢して食事を取る必要はありません。風邪がうまく経過するよう、身体を温めて空腹の状態を見守るゆとりも大切になります。

3.食事を抑えて、排泄を促進する

アトピー性皮膚炎も、風邪と同様です。湿疹やかゆみが生じたときに、クスリを飲んだり塗ることで、症状を抑えることができますが、抑えているだけで「根治」している訳ではありません。

皮膚科医の処方するアトピー患者に対する治療薬は、通常において、皮フの炎症を抑え、見た目をよくしていくおクスリです。時として、ステロイドも治療薬として使用されます。それ自体に良しあしはありません。

「一線」を超えてしまった症状には、応急にそれを抑える処理が必要となりますが、その処方されたクスリで、体内の毒素または老廃物を抑え続けることも好ましくありません。いわゆる対処療法ですが、それを続けることで排泄すべき老廃物または毒素が体内に溜まり続けることになります。長期に渡れば、ステロイド剤の副作用も問題になります。

身体に溜まった毒素や老廃物を排泄していくことが「根治」に近づく一歩になります。そのために、食事を一時的に断つことは有効な方法の一つとなります。胃を休ませてあげることで、排泄が促進されます。一時的には、皮フの症状が悪くなったりもしますが、それは皮フから排泄が促進されている証(あかし)であり、いわゆる好転反応ですから、やはり温かく見守ってあげる必要があります。

4.りんご人参ジュースはプチ断食に効果的です

食事を一時的に断つ、いわゆる「プチ断食」の効果的な方法の一つとして、私は毎朝、りんご人参(にんじん)ジュースを飲んでいます。市販のものもありますが、自分で作ることで新鮮な食材から酵素と共に、ビタミン・ミネラルを豊富に補給することができ、空腹感から解放されます。りんご人参ジュースを飲むと、1日の間食が減り、その分、胃の負担が減りました。

5.一日の基本的な食スタイルを作りました

朝はりんご人参ジュース、昼はお蕎麦を食べて、夜は和食を中心に腹八分目まで。何を食べても良い。

というライフスタイルを提唱しているのは、医学博士の石原結實さん。ご自身でもそのライフスタイルを長くご実践されています。

私は、りんご人参ジュースを前日の夜に作ります。夜、お腹が空いているときは、就寝のときに飲んでしまうことが多くなりました。メインの食事がお昼の2時から4時ほどの間で、夜は基本的に食べませんので、就寝の時間になるとけっこうお腹が空いてきてしまいます。それで、朝飲むために用意しているジュースですが、夜のうちに飲んでしまうことが常習になっています。その代わり、毎朝作っているのが、特製チャイです。10種近くのスパイスを入れて作ります。最近は、作ったチャイの半分ほどを、レンズ豆やオーツ麦などにかけてお粥として食したりもしています。(*レンズ豆は、正確にはチャイを作る初めの段階で入れています。)それでも、前日の午後4時頃には食事を終えてほとんど食事を取らなくなっていますので、かれこれ16時間ほどは空腹の状態となります。

「一日のうちに16時間ほど空腹時間を作ると健康に良い」という考え方が広く行き渡ってきているように思います。今回の私の食スタイルのご提案も、言わばその「プチ断食」を後押しする内容となっています。だからと言って、そのスタイルに固執してしまうことは避けてほしいと添えさせてください。例えば激しい運動をしたときは、相応のエネルギーの補充が必要とされるはずです。身体が栄養を欲しているとき、または長くプチ断食を続けられたとき、たまにはきちんと一日2〜3食取るような柔軟な発想で食スタイルに臨まれるのがよろしいかと思います。いつも身体とコミュニケーションを取りながら、身体の小さなメッセージにも耳を傾けつつ、「レスポンシブルな( responsible 反応の良い)」自らの心身を育てていきたいと思います。(2021/05/30に追記)

6.【レシピ】りんご人参ジュース

りんご人参(にんじん)ジュースのレシピをご紹介します。りんごを1個、人参を2本用意します。それらを細かく刻んでジューサーにかけます。

ジューサーは、ミキサーとは違います。スムージーを作るのではなく、果物や野菜を押し潰して、水分・エキスのみを絞り出します。ジューサーにかける前に、りんご・人参はよく洗います。私はボールに、重曹(食用)を大さじ一杯入れて、それに浸してからよく濯いで使っています。できれば、人参は、有機または自然栽培によるものをお勧めします。とくに秋口以降、農薬が強くなりますので、ご使用をお勧めします。

ジューサーに入れる前に、りんごと人参を細かく角切りにしますが、どちらも皮をむいていません。皮のすぐ内側にも栄養がたくさんついているという理由からです。

りんごのお値段がこの時期(現在6月29日)から夏場以降までお高くなってきますね。少し大きめのりんごを半分ずつご使用されるとか、市販の果汁100%りんごジュースでも代用できるかと思います。(2021/05/29に追記)

りんご人参ジュースにお塩を入れるとまろやかなお味になります。私は還元力のあるお塩を使っています。「還元」とは「酸化」の反対作用です。お野菜や果物につけておくと、みずみずしくなりお味が引き立ちます。後述するドレッシングやチャイ、発酵発芽玄米にも入れています。

私が使用している
・ジューサー:HUROM Slow Juicer H-AA-WWA17 (White) *後継機が出ています。
・重曹:炭酸ナトリウム(マルゴコーポレーション)
・お塩:キパワーソルト

7.一日のメインの食事はローフードと発酵発芽玄米です

個人事業主として仕事をしながら、食事をきちんと取ることは大きな課題でした。あまり料理の時間をきちんと割けないけれど、十分栄養を補給して仕事に臨みたい。その結果として選んだ料理が、ローフードと、発酵発芽玄米です。ローフードのローは、”Raw” 。「生の」という意味です。

お野菜・海藻など は、48℃未満のお湯に浸して食します。同温度内であれば、お野菜の酵素を損なうことなく頂けるというローフードの考え方に基づきます。スローエイジング研究家の池田博子さんに教えて頂きました。食材そのものの旨みが素敵なので、塩につけるだけで食べることが多いです。一方で、ドレッシングを作り、お味を楽しんだりもしています。自家製のドレッシングは以下の通りです。

8.【レシピ】自家製ドレッシング

・エキストラバージンオイル 大さじ2
・バルサミコ酢 小さじ1
・塩 少々

・アマニ油 小さじ1

・カルダモン(スパイス) 少々
・山椒の実(すり下ろし) 少々

パルサミコ酢とバージンオイルはよく知られている組み合わせです。カルダモンと山椒は、後からオリジナルに味を合わせてみました。美味しいですよ。アマニ油で、n-3 系脂肪酸を摂ります(後述)。お水は前日にいったん煮沸させたものを使っています。浄水器を使っていますが、さらにいったん煮沸させています。

葉っぱものは48℃未満の水温でも、少しつけて置くだけで十分食べやすくなります。根菜類・豆類などは同水温ですと、すぐには食せる状態にならないことが多いので、もう少し加熱して70〜80℃ほどの温度にして食します。お野菜のみでも十分に良い出汁が取れます。乾燥椎茸や昆布などを粉末状で入れると、さらに素敵な味わいが出てきそうです。ラストは豆腐を手のひらの上で角切りにしてお鍋に入れます。加熱した後、味噌汁にします。ラストに、麻の実が入っている七味唐辛子を入れます。

9.【レシピ】発酵発芽玄米

お米は玄米を使っています。少しぬるめのお水に一晩つけて、水を入れ替えて少し陽に干しておくと、この時期(現在5月26日)はすぐに発芽します。玄米をよく観て、すべてでなくても、ぽつりぽつりと芽がついてきていればOKです。

小豆を(玄米の)6分の1ほど入れて、塩を振って一緒に炊きます。炊き上がったら、炊飯器に移して保温します。三日ほど待つと、発酵玄米が食せます。毎日開けて、(全体をまんべなく回しながら)中の空気を入れ替えてください。

と、インド滞在の大住まやさんに教えて頂きました。発酵させるときはお水に浸しておかなくて良いというアドバイスも受けましたが、三日待たずに途中でも食べられるように、また発芽させてから食したいという理由で、玄米のみひと晩水につけて置いています。2合ほどいつも炊いていますが、美味しくて二日目で炊飯器を空にしてしまうことも多いです。小豆は水につけておくとエキスが滲み出てるかのように濁ってきてしまうので、漬け込みしないで玄米と合わせます。なお炊くのは、炊飯器ではなくて土鍋を使っています。

玄米は板のりと醤油、納豆と合わせて食しています。よく噛むことを心がけています。

10.【レシピ】特製のチャイ

朝起きてからほどなく、私はチャイを作ります。さまざまなスパイスの香りに癒されながら、残り一滴まで飲み干した頃には、身体のすみずみの細胞が喜んでくれています。そして快適な一日をスタートさせます。

お水300リットルに、以下のスパイスを入れます。お水は前日に煮沸させておいたものを使います。調理中は、沸騰まで温度を上げないで、飲めるほどの温度でそのまま調理していきます。

いつも調合しているスパイス
・ターメリック
・カルダモン
・シナモン

・コリアンダー(パクチー)
・クミン
・クローブ
・ローズマリー
・ブラックペパー
・レッドペパー
・ガラムマサラ
・塩

上記ターメリック・カルダモン・シナモン3種のスパイス、それに後述のルイボスティは、旅するハーバリストのありささんからお勧め頂きました。Clubhouse のアトピールームで、公開カウンセリングを承る機会がありました。その時に、私に合うハーブを教えて頂きました。そのハーブのリストの中から、(比較的容易に入手することのできた)上記(同名の)スパイスを組み合わせてみています。それぞれのスパイスは好みの分量で入れています。その日によっても違いますが、時折り、そのままスパイスを舐めてみたりしています。少しの量でかなり効き目があリますので、さほど量を入れなくても良いことが分かってきたりします。

スパイスまたはハーブや薬草の組み合わせには3つほど注意が必要だと、漢方薬剤師の平野智也さんに(Clubhouse内、統合医療医師の堀田由浩さんのルームにて)お話しを承る機会がありました。一つ目は、毒草の存在。野外で採取できる薬草にはとても似た毒草があって、きちんと見分ける必要があること。二つ目は、薬同士の組み合わせ。身体に合う薬草を調合しても、別の薬を服用するときに相互に化学反応を起こしてしまう可能性があるということ。三つ目は薬草自体に陰陽の性質があり、身体を温めるものと、身体を冷やしてしまう薬草があるとのこと。それらを混在して服用してしまうのは身体によろしくないとのことでした。自分でオリジナルに組み合わせて使うのは創作料理の醍醐味ですが、とくに二つ目と3つ目あたりは、心してスパイスたちとお付き合いしていきたいと思います。*個人的には、1つ目の毒草にも注意が必要な、野草を取りに出かける(ことのできる)日常にあこがれています。(2021/05/28に追記)

シード、ホールの状態で入手できるものは、できるだけそれを使うようにしています。それらを粉挽き(百均でも手に入ります)で挽いてから鍋に入れます。隠し味は塩です。塩みが各スパイスの味を強くして、後で入れる砂糖の量を減らします。このほかに、粉末の乾燥椎茸や昆布などを入れても味がひき立ち美味しく頂けると思います。

上記スパイスを鍋に入れたら、火をかけます。沸騰させずに70〜80℃ほどの温度で、茶っぱを入れます。お茶は、南インド産の有機ルイボスティを使っています。市販のものはたいてい袋に小分けされていますが、袋から取り出して直接鍋に入れています。3分ほど煮込んで、この時も沸騰しないように火加減に注意します。3分ほど経つと、ルイボスティの良い香りが漂ってきます。いったん火を止めて10分ほど蒸らします。その後、豆乳300mlとお砂糖小さじ2杯ほどを入れます。牛乳は使いません。お砂糖は、黒砂糖を使っています。さとうきびを以前使っていましたが、余ったるい感じに馴染めず、沖縄産の黒砂糖を使っています。

豆乳を入れてから再び火をかけますが、ここからは火の前を離れない方が良いです。すぐに温まり吹きこぼれが早いです。沸騰を待たずに、飲めるほどの温度で火を止めます。ラストに、擦っておいた生姜を入れて、完成です。

予めお椀に、オーツ麦、ナッツ、デート(なつめやしのドライフルーツ)などを入れておいて、それに先程のチャイを半分ほど濯ぎ、お粥にして食します。レンズ豆も入れることが多いですが、その時はチャイを作る最初の段階で、チャイに入れて一緒に煮込みます。残り半分のチャイは、そのままチャイとして飲みます。

11.ヴィーガン的な食事をしています

以上が最近の私の一日の食事の基本パターンです。一つきちんとお伝えしていないことがあります。私は元々自炊の時にお肉を使うことは少なかったのですが、今回の脱ステを機会に、お肉だけでなく、お魚、乳製品を食さないヴィーガン的な食事に切り替えました。

今年2月の初めに、Clubhouse のアカウントを取得しました。そこでヴィーガンの食スタイルを選択している多くのシェフや料理研究家、実践されている方々と出会う機会がありました。(今も続いています。)白金のヴィーガン料理専門店シェフ、相馬一斗さんもその一人です。相馬さんはコミュニティ「菜食の集い」(Clubhouseにログインできるメディアのみ有効のリンクです)を主宰しています。当時毎晩ルームを開かれていて、そこでさまざまなご縁を頂きました。相馬さんは、一日1〜1.5食ほどの食事を取っているそうです。午後遅め2〜4時ほどにお食事を取るそうです。飲食業の方々が多く取られているスタイルなのかも知れませんが、私もまた相馬さんの話しを聴いて、一日のメインの食事を上記時間帯に移した経緯があります。

現在月曜日にClubhouseで「ミートフリーマンデー」(Clubhouseにログインできるメディアのみ有効のリンクです)というルームが行われています。コミュニティの主宰はミュージシャンのサンプラザ中野くんさん。月曜だけお肉を食べない日にしようというコンセプト(提唱者はビートルズのポール・マッカートニーさん)で、毎週開かれています。VegeHeart Producer のまついゆかさんを初め多くのモデレーターや参加者に支えられながら、楽しく語らい、歌唱に聴き入るひとときを過ごしています。

ミートフリーマンデーで最近盛り上がっている話題の一つが「ビーガンキャンプ」。すでに第1回が5月に富士山麓山中湖で行われました。お肉やお魚を使わないお料理、バーベキュー、お菓子作りの数々は、参加者の皆さまのInstagramなどでも楽しく拝見しました、この夏はさらに規模を広げて、第2回目を行うとのことです。(2021/05/30に追記)

お肌のトラブルなど身体のメッセージを受けた時は、食事を見直す大切なきっかけでもあります。何が原因かはすぐに分からなくても、その原因となりそうなものはいったんすべて外してみる。2ヶ月ほど様子を見て、それから少しずつ食事のバリエーションを元に戻していっても良いですし、そのままでもよろしいかと思います。

病の症状は人それぞれです。人によっては、お米やお豆腐がだめだったりもします。小麦(グルテン)をさけてみることで体調が良くなる事例も指摘されていますね(グルテン・フリー)。逆に、「お肉」で体調を損なってしまう人でも、その飼料の質や、放牧など飼われ方によっても、大きく変わるようです。ですから、体調が優れないときは、人によりけりですが、ひとまずいったんそれと思わしき食材を2週間ほど止めてみて様子をみるというのが賢明のようです。(自分に合わない食材、体調を損なってしまう食材を、アレルギー反応の出る食材と言っていますが、)アレルギー反応が出てしまうからといって、いつまでもそうであるとは限らず、しばらく経ってみてアレルギー反応が出なくなるということもあるようです(ありました!)。自身の免疫力が向上するということもあるでしょうし、前述しましたように、同名の食材でも、その食材の質が異なることもあるからです。以上のことは、昨夜行われたClubhouse 内、「アトピールーム」(Clubhouseにログインできるメディアのみ有効のリンクです)主宰:アロマセラピストの池田かよさん)で、腸専門医師の中島佐知子さんをお招きされてのお話しを伺いながら考察を進めることができました。感謝です。(2021/05/30に追記)

お肉を取らなくなると、それにバランスを取るように食していた菜食の中にも、食を控えた方が良いものが出てきます。ネギやにんにく、らっきょう、ニラなど五葷(ごくん)と呼ばれる食材です。お肉やお魚の匂いや刺激を中和するように、取ると良いとされていた食材も、それらを食さなければバランスが崩れてしまいます。逆に五葷の食材はお肉やお魚を食べたくなる食欲を誘発してしまうということもあり、日本の伝統の食文化でもある精進料理においても、五葷は使いません。五葷を食べない地域は、アジアやインドに広がっていることから、五葷も食さないヴィーガンは、オリエンタルヴィーガンと呼ばれています。以上のことは、食養士の門倉京子さんから学ぶ機会を得ました。(2021/05/30に追記)

12.ヴィーガンには3つメリットがあります

私は脱ステをきっかけに、ヴィーガン的な食事スタイルにしました。そしてそのまま以前の食スタイルには戻さない選択をしています。「ヴィーガン的」と少し曖昧な表現を使っているのは、外出先で食するときに、どうしてもほんのちょこっと乳脂肪酸が含まれていたりして、完全にヴィーガン食にすることができないこともあるからです。

それでもヴィーガン的な食スタイルになり、自身の生活・仕事の質は大きく向上しました。第一に、食事が豊かになりました。とりあえず何かを食べておけばいいと言った食生活を卒業しました。第二に、身体が軽くなりました。一日相応の運動を行うのですが、疲れを感じることがあまりなくなりました。第三に、おトイレでのお通じが良くなり、体臭もなくなりました。本当です。

3つでまとめてしまいましたが、何よりも外せないことは、心の平安です。肉食から解放されて、精神的な安らぎを得ました。「食べてはいけない」ではなく、「もう食べなくていいんだ」という気持ちが率直なところです。感謝しています。

13.ヴィーガンで意識的に補いたい栄養素が3つあります

ヴィーガンの食事で、(お肉・お魚・乳製品を取らないことで)意識的に補充したい3つの栄養素があります。一つは、必須アミノ酸。いくつか種類がありますが、これらは豆腐や納豆ですべて補充できることが分かりました。二つ目は、n-3 系脂肪酸。自家製ドレッシングのレシピでご紹介しましたが、アマニ油で補充しています。亜麻の種子を使って作られる油です。口当たりが良いので、味噌汁やチャイなどに入れて飲んでもOKです。お菓子代わりによくナッツをつまんでいますが、くるみの中にもn-3 系脂肪酸が含まれているとのことです。

三つ目は、ビタミン12。これはヴィーガンの食事で補充が困難です。海藻などにもビタミン12は含まれますが、微量です。十分な補充までにはいけません。同ビタミンを含むカイワレが開発されましたが、まだ十分な生産体制が整えられていないとお見受けしています。ですので、ビタミン12にかんしては、サプリメントで補充していくことを検討しています。同様に、「ビタミンCも、現代人の食生活では不足しがちなので、サプリメントで補充したが良い」旨を、毎晩20:30からClubhouse でルームを開いていらっしゃる統合医療医師の堀田由浩さんからお手ほどき頂きました。堀田先生の主宰するコミュニティ「病気も人生の問題も原因から直すクラブ」(Clubhouseにログインできるメディアのみ有効のリンクです)をフォロー頂くと、20:30定刻に、プルダウンで表示されます。

14.食生活を見直すことで自己の免疫力を高める

以上、少し早足で一日の食事スタイルを振り返ってみました。とくにアトピー疾患があるなしに関係なく、自己の免疫力を高める一つの効果的な方法として、食生活を見直してきたようにも思います。コロナ禍でワクチンの接種が社会的な課題となっていますが、ワクチンを受けても受けなくても、自己免疫力を向上させる一つの有力な方法として、食生活の見直しはぜひお勧めします。今年の1月に脱ステを始めて、5ヶ月近くとなりますが、いまは関節など部分的にりんご酢をつけるだけで、全身に塗ることはほとんどなくなりました。このコロナ禍で食生活スタイルを大きく切り替えて、より良い健康を得られたことに感謝しています。

15.いつでもご相談ください

アトピーに悩んでいる人、苦しんでいる人、身近にアトピーの方がいらっしゃる方はいつでもご連絡ください。ご相談無料にて承ります。
アーユルぎいち(渡邉 ぎいち)
電 話:080-6778-4580
Twitter:@Ghichi
Instagram:@ghichi

編集記録

[2021/05/30]
において、以下のように編集しました。
[編集後]

今年2月の初めに、Clubhouse のアカウントを取得しました。そこでヴィーガンの食スタイルを選択している多くのシェフや料理研究家、実践されている方々と出会う機会がありました。(今も続いています。)白金のヴィーガン料理専門店シェフ、相馬一斗さんもその一人です。相馬さんはコミュニティ「菜食の集い」(Clubhouseにログインできるメディアのみ有効のリンクです)を主宰しています。当時毎晩ルームを開かれていて、そこでさまざまなご縁を頂きました。相馬さんは、一日1〜1.5食ほどの食事を取っているそうです。午後遅め2〜4時ほどにお食事を取るそうです。飲食業の方々が多く取られているスタイルなのかも知れませんが、私もまた相馬さんの話しを聴いて、一日のメインの食事を上記時間帯に移した経緯があります。

現在月曜日にClubhouseで「ミートフリーマンデー」(Clubhouseにログインできるメディアのみ有効のリンクです)というルームが行われています。コミュニティの主宰はミュージシャンのサンプラザ中野くんさん。月曜だけお肉を食べない日にしようというコンセプト(提唱者はビートルズのポール・マッカートニーさん)で、毎週開かれています。VegeHeart Producer のまついゆかさんを初め多くのモデレーターや参加者に支えられながら、楽しく語らい、歌唱に聴き入るひとときを過ごしています。

ミートフリーマンデーで最近盛り上がっている話題の一つが「ビーガンキャンプ」。すでに第1回が5月に富士山麓山中湖で行われました。お肉やお魚を使わないお料理、バーベキュー、お菓子作りの数々は、参加者の皆さまのInstagramなどでも楽しく拝見しました、この夏はさらに規模を広げて、第2回目を行うとのことです。


↑ ↑ ↑ 

[編集前]

月の初めに、Clubhouse のアカウントを取得しました。ヴィーガンの食スタイルを選択している多くのシェフや料理研究家、実践されている方々と出会う機会がありました。当時、白金のヴィーガン料理専門店シェフ、相馬一斗さんが毎日ルームを開いて頂いて、さまざまなご縁を頂きました。現在、月曜日に、ミートフリーマンデーというルームが行われています。主催は、サンプラザ中野くんさん。月曜だけお肉を食べない日にしようというコンセプトで、楽しく会話、歌唱を聴けたり、自ら会話に参加することもできたりしています。

[2021/05/30]
5.一日の基本的な食スタイルを作りましたにおいて、以下の記述を追加しました。

「一日のうちに16時間ほど空腹時間を作ると健康に良い」という考え方が広く行き渡ってきているように思います。今回の私の食スタイルのご提案も、言わばその「プチ断食」を後押しする内容となっています。だからと言って、そのスタイルに固執してしまうことは避けてほしいと添えさせてください。例えば激しい運動をしたときは、相応のエネルギーの補充が必要とされるはずです。身体が栄養を欲しているとき、または長くプチ断食を続けられたとき、たまにはきちんと一日2〜3食取るような柔軟な発想で食スタイルに臨まれるのがよろしいかと思います。いつも身体とコミュニケーションを取りながら、身体の小さなメッセージにも耳を傾けつつ、「レスポンシブルな( responsible 反応の良い)」自らの心身を育てていきたいと思います。

[2021/05/30]
11.ヴィーガン的な食事をしていますにおいて、以下の記述を追加しました。

お肉を取らなくなると、それにバランスを取るように食していた菜食の中にも、食を控えた方が良いものが出てきます。ネギやにんにく、らっきょう、ニラなど五葷(ごくん)と呼ばれる食材です。お肉やお魚の匂いや刺激を中和するように、取ると良いとされていた食材も、それらを食さなければバランスが崩れてしまいます。逆に五葷の食材はお肉やお魚を食べたくなる食欲を誘発してしまうということもあり、日本の伝統の食文化でもある精進料理においても、五葷は使いません。五葷を食べない地域は、アジアやインドに広がっていることから、五葷も食さないヴィーガンは、オリエンタルヴィーガンと呼ばれています。以上のことは、食養士の門倉京子さんから学ぶ機会を得ました。

[2021/05/30]
11.ヴィーガン的な食事をしていますにおいて、以下の記述を追加しました。

病の症状は人それぞれです。人によっては、お米やお豆腐がだめだったりもします。小麦(グルテン)をさけてみることで体調が良くなる事例も指摘されていますね(グルテン・フリー)。逆に、「お肉」で体調を損なってしまう人でも、その飼料の質や、放牧など飼われ方によっても、大きく変わるようです。ですから、体調が優れないときは、人によりけりですが、ひとまずいったんそれと思わしき食材を2週間ほど止めてみて様子をみるというのが賢明のようです。(自分に合わない食材、体調を損なってしまう食材を、アレルギー反応の出る食材と言っていますが、)アレルギー反応が出てしまうからといって、いつまでもそうであるとは限らず、しばらく経ってみてアレルギー反応が出なくなるということもあるようです(ありました!)。自身の免疫力が向上するということもあるでしょうし、前述しましたように、同名の食材でも、その食材の質が異なることもあるからです。以上のことは、昨夜行われたClubhouse 内、アトピールーム(主宰:池田かよさん)で、腸専門医師の中島佐知子さんをお招きされてのお話しを伺いながら考察を進めることができました。感謝です。

[2021/05/29]
「6.【レシピ】りんご人参ジュース」において、以下の記述を追加しました。

りんごのお値段がこの時期(現在6月29日)から夏場以降までお高くなってきますね。少し大きめのりんごを半分ずつご使用されるとか、市販の果汁100%りんごジュースでも代用できるかと思います。


[2021/05/28]
10.【レシピ】特製のチャイにおいて、以下の記述を追加しました。

スパイスまたはハーブや薬草の組み合わせには3つほど注意が必要だと、漢方薬剤師の平野智也さんに(Clubhouse内、統合医療医師の堀田由浩さんのルームにて)お話しを承る機会がありました。一つ目は、毒草の存在。野外で採取できる薬草にはとても似た毒草があって、きちんと見分ける必要があること。二つ目は、薬同士の組み合わせ。身体に合う薬草を調合しても、別の薬を服用するときに相互に化学反応を起こしてしまう可能性があるということ。三つ目は薬草自体に陰陽の性質があり、身体を温めるものと、身体を冷やしてしまう薬草があるとのこと。それらを混在して服用してしまうのは身体によろしくないとのことでした。自分でオリジナルに組み合わせて使うのは創作料理の醍醐味ですが、とくに二つ目と3つ目あたりは、心してスパイスたちとお付き合いしていきたいと思います。*個人的には、1つ目の毒草にも注意が必要な、野草を取りに出かける(ことのできる)日常にあこがれています。

[2021/05/28]
「6.【レシピ】りんご人参ジュース」において、以下の記述を追加しました。
「ジューサーに入れる前に、りんごと人参を細かく角切りにしますが、どちらも皮をむいていません。皮のすぐ内側にも栄養がたくさんついているという理由からです。」

[2021/05/28]
特製チャイに「コリアンダー(パクチー)」もいつも入れていますが、ありささんお勧めのリストには入っていませんでしたので、記載位置を下方に移動しています。
[編集後]
いつも調合しているスパイス
・ターメリック
・カルダモン
・シナモン
・・(中略)・・
上記ターメリック・カルダモン・シナモン3種のスパイス、・・・・(後略)

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[編集前]
いつも調合しているスパイス
・ターメリック
・カルダモン
・コリアンダー(パクチー)
・シナモン
・・(中略)・・
ターメリックからシナモンまでのスパイス5種・・・・(後略)

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